2024年12月31日火曜日

FIRE生活5年目 2024年を振り返る

  早いものでFIRE生活で5回目の大晦日。2024年のハイライトを振り返り、来年への抱負を述べてみたい。

・内海聡氏の街頭演説

 7月の都知事選に立候補した内海聡医師の街頭演説を聴きに行った。開始予定時刻の10分前にはすでに現地に入り、観衆を退屈させないようイントロの話をしていた。ものすごい暑さだったがバテた様子も見せず、東京や日本の深刻な問題について理路整然と分析、説得力のある解決法を提示した。

 第一部では全般的な事柄、第二部では同氏の専門である医療問題について公開情報をもとに語った。素晴らしい演説でYouTubeに動画をアップしたところ、明確な理由もなく第二部は削除された。内海氏はマスコミの扱いもほとんどなく、まともな政治家を排除するメディアの在り方は大問題である。だが草の根で支持は広がっており、今後も内海氏を応援していきたい。

・レプリコン反対運動

 コロナワクチンは厚生労働省が認めただけで1000人近い死亡者が出ている。にもかかわらず同ワクチンを無限に自己増殖させ、ウイルス化して周囲の人々にも移る危険性のある新たなレプリコンワクチンが開発され、世界中で日本でのみ今年10月に接種を開始した。原口一博衆院議員や来年発足するトランプ政権で厚生長官に指名されているロバート・ケネディ・ジュニア氏、また分子生物学や遺伝学の専門家は事実上の生物兵器だと警鐘を鳴らしている。

 医師や学者を中心とした市民団体「mRNAワクチン中止を求める国民運動」に私は参加し、地元自治体、医療機関、老人ホーム、近隣に約1000部の参考資料を配布した。こうした成果もあったのか、今季のコロナワクチンは全国で対象者の16%しか接種しておらず、レプリコン(商品名コスタイベ筋注)の売上は当初の予定の3.5%程度だという。

 最近では中山美穂ら芸能人や知り合いで「えっ」と言うような若い世代の突然死が目立ち、救急車のサイレンが至るところで鳴りっぱなし。コロナは風邪程度になってもワクチン接種は定期化、これまでに97兆円もの税金が使われた。どう考えてもおかしいと気づく人は増えている。

宮古島シュノーケリングツアー

 GW直後の快晴のもと、宮古島でウミガメやたくさんのお魚と一緒に泳げて最高!

・京都・奈良で最高の紅葉見頃を堪能

 京都の紅葉狩りは3年前に来たときは早すぎ、5年前は終わっていたので、今度こそ最高の見頃を見ると決意して毎日天気予報と紅葉情報をチェック。11月末の当日朝に行くと決めて出発、最高の紅葉見頃の京都と奈良を探訪

・神宮、西武球場、東京ドーム、横浜、名古屋、広島、福岡で野球観戦

 今年はタイガース5試合、ライオンズ6試合、さらには(まさかの)巨人・DeNAのCSファイナルを観戦。岡田監督退陣は残念だったが、この2年間でセ・リーグ全球場および交流戦で西武球場、仙台、エスコンフィールド北海道と追っかけ応援をできてよかった。

 阪神のエースに成長した才木投手、ルーキーとは思えないほど落ち着いたレベルの高い投球で見事新人王に輝いた西武・武内投手のさらなる活躍に期待したい。

 いろんな球団の試合を観た中で、マスコットのレベルはライオンズが断トツで素晴らしいことを実感。来季もレオの世界一バック転をたくさん見たい!(回数の多さでギネスブックに登場、勝った試合の後で披露。)

 今季のライオンズは歴史的な最下位だったが、9月1日の試合はサヨナラ勝ち郷ひろみライブで盛り上がった。

・岩井海岸

 小学校の臨海学校で懐かしい千葉・岩井海岸を再訪。東京から少し離れただけで状況がかなり違い、南房総は面白いところもたくさんありそうなので、また近いうちに行ってみたい。

ムーミンバレーパーク

 埼玉県飯能市で北欧を感じられる。宮沢湖は人工湖とは思えないほど自然な雰囲気。

 FIRE生活のいい点は完全に自分のペースで自由に動けること。国際政治・経済の動きを追い、株価や為替レート、金利にどんな影響が出るのかを分析する作業は知的で非常に面白い。来年はさらに効率を向上させ、素敵で面白い場所を探訪していきたい。

2024年12月29日日曜日

映画レビュー「ルックバック」

 話題になっていた映画「ルックバック」を観た。この作品、あるいはアニメ、実写に関係なく、私はもうフィクション映画の鑑賞は卒業したと再確認した。

 この数年ずっと思っていたのだが、映画というメディアは観客の感情を操作すべくドラマチックなストーリー展開、ジョーク、音響効果を使う。これが私はあまり好きではない。

 例えて言えば、糖分の多すぎるケーキや和菓子とも似ている。ほんのり甘いのは上品でも、最中、茶道に出てくる砂糖の塊のようなお菓子、羊羹、ホワイトクリームなどは甘すぎて耐えられない。多くの人はよくこんなものを口にできるものだと感心する。

「ルックバック」は台詞と比べて効果音楽の音量が大きすぎて、度々音量調整が必要なほどだった。あとは漫画、不登校、四毒まみれのファストフードなどがモチーフとなり、これらの要素が私の人生にはほとんど関係がないのも、のめり込めない理由だったと思う。

 アニメ好きな人が「すごく感じが出ている」とその理由を説明する。だが私には、アニメ映画の絵はパーム油や人工甘味料を使った加工食品を彷彿とさせる。

 子供だましと言うが、確かに私は子供の頃に「ガッチャマン」「ベルばら」「カルピスこども劇場」などを夢中になって見ていた。なので、こうしたジャンルの作品に一定の存在意義があるとは思う。だが今では添加物まみれのスナック菓子には食指を動かされないのと同じように、こうした映像作品を見たいとは思わない。

 アニメや映画よりも国立西洋美術館のほうが比較にならないほどセンスがいい。ひとつひとつの絵から伝わってくるメッセージやオーラを全身を耳にして傾聴したほうが、はるかに創造的な刺激を受ける。

 このほか散歩や旅行をして現実を観察したり、株価や為替レートを見て、なぜそう動くのかを考えるほうが、私には比較にならないほど知的で楽しい作業である。

2024年12月28日土曜日

健康系YouTuberの気になる点

  先日健康系YouTuberのレビューを書いたが、その後も気になり各チャンネルをチェックしている。

 歯科医で漢方医の吉野敏明氏は毎朝ライブ配信で「四毒(小麦粉・植物油・乳製品・甘いもの)抜き」を説いている。伝統的な和食という結論だが、気になる点はある。

グルテン不耐症は誰なのか?

 日本人の7~8割は小麦に含まれるタンパク質(グルテン)不耐症のため、パンやパスタ、ピザ、お好み焼き、うどん、そうめんなどを避けるべきだと言う。だが2~3割は問題ないわけで、実際私はこうした小麦粉製品を食べても体調は変わらない。それでも長年の蓄積によって癌になる患者は結構いると吉野氏は言う。では誰がそうなるのかはわからず、もしかしたら大丈夫にもかかわらず、おいしい食べ物を我慢するのは人生の無駄という感じもする。

戦前ファシズムの危険性と昭和的な価値観

 日本が第二次大戦に敗戦後、米国との不平等条約によって小麦粉や植物油、乳製品を米国から輸入させられ、そのはけ口として学校給食でパンと牛乳という毒を子供たちに盛られてきた、と吉野氏は言う。

 その主張は正しく腹立たしいとは思う。ただ吉野氏が特攻隊、戦前の修身教育、天皇中心の教育勅語を賛美する発言には危険性を感じる。

 それと個人的にかなりイヤなのは「四毒抜きを家族がわかってくれない」などと言いつつ、じつは四毒抜き料理は全て妻に押しつけている点である。日々の食事や弁当まで奥さんに四毒抜きで作ってもらいながら「最初に結婚した妻」とか奥さんをバカにした発言を繰り返し、その一方で毎日のライブ配信では視聴者に向かって「みんな、愛してるよ」と言う。

 ビタミンについて語る時には「A、B、C、A、B、C、ハ~~ン」と沖田浩之の「E気持」を口ずさみ、きわどい歌詞を繰り返す。

 先日新橋で街頭演説した際には「浮気したこともあるし、風俗にも行った」「飲酒運転でつかまったこともある」と「白状」していた。あとでマスコミに叩かれないよう事前に言っておいたということだが、正直ドン引きだった。

 どこか昭和の不良、男尊女卑の思想の持ち主という感じが漂う。

イベントやセミナーへの集客

 年内に登録者40万人を達成したいと毎日語り、人間を数字でとらえる感覚も気になる。来年1月5日に予定している政治イベントの入場料は2万円、こちらも毎朝宣伝している。「お金のためじゃない、高額サプリは売っていない」と言うが、高額イベントには誘導する。

 別のYouTuber石黒医師はこれほどしつこくはないが、定期的に自らの健康セミナーの説明会の案内をしている。同氏が代表取締役を務める会社のHPを見ると、セミナー受講料は半年で150万円(税別)。

 いろんな医療専門家の発信や活動を見るに、最も信頼できそうなのは内海聡医師という感じがしている。都知事選に出馬した最終日の演説で自らの家庭について話した際には、妻子を思いやる姿勢が伝わってきた。

2024年12月26日木曜日

西武・源田選手の不倫騒動に思う

  えっ。。あの爽やかでチームの中心として活躍してきた源田壮亮(げんだ・そうすけ)選手が。。と多くの西武ファンは私と同じように驚いただろう。

 今週発売の週刊文春によると、過去1年ほど銀座のホステスと不倫関係にあるという。日本代表チームの一員として台湾遠征の際にも愛人を呼び寄せて現地で会い、球団のイベントで川越滞在中にもホテルで一緒に過ごしていた。

 妻は元乃木坂46の衛藤美彩(えとう・みさ)で2人の幼い子供がおり、インスタグラムで夫婦円満と充実した子育てを伝えている。

 山川穂高選手の場合、結果的に不起訴になったものの、相手女性から被害届を出され書類送検されたため、当時の西武では出場停止処分となった。源田選手はあくまで家庭内の問題として、球団からは特にお咎めなしのようだ。

 ただ球団は1月5日までファンクラブの早期入会のキャンペーン中であり、どの会員枠で更新するか考え中のファンも多く、このタイミングでのスキャンダルは来季への集客に悪影響が及ぶのは間違いない。

 歴史的な最下位のうえ、観戦に行っても妻子を裏切る男がプレーしているというイメージの悪さが上塗りされ、ほかの選手やレオ、ライナも迷惑千万と思っているだろう。

 ただ文春はなぜ西武ばかり暴くのだろうか。だいたい男はお金と知名度があれば女性関係に走ることが少なくない。どこか西武を買収したい業者がいて、なるべく安く買いたたきたいのだろうか。

 タイガースはかつて西勇輝投手の不倫騒動があったようだが、それ以外は品行方正な選手ばかりというイメージである。タイガースが身売りするとは考えにくく、また八百長によって中途半端な地位に押し込められるという歴史的な構造があるため、スキャンダルがあってもマスコミはお咎めなしなのだろうか。

 源田選手はクリーンなイメージがあっただけに「えっ」という感じだったが、こうしたニュースを聞くと、あらためて女性が結婚・出産・子育てに人生を賭けるのはリスクが大きいと実感する。よほどの資産家出身でない限り、自ら稼ぐ手段は持ち続けていたほうが経済的・精神的にに安全である。

 あるいは私のように最初から社会的成功と経済的自立を目指し、結婚・出産のご縁がなくても、かえって私生活の大きなトラブルやストレスがなく、全てを自分で決められ自由で快適な人生を送ることも可能である。

 この年になると夫婦円満という家庭のほうが珍しく、少なくとも女性は子供の話ばかりで旦那がどうしたという話はほとんどない。

2024年10月29日火曜日

書評 馬渕睦夫著「グローバリストの洗脳はなぜ失敗したのか」

 在ウクライナ日本大使を務めた馬渕睦夫氏の最新刊。キナ臭い世界情勢と日本の衰退、政治劣化の原因や経緯を明らかにしている。なるほどと参考になった点をまとめてみたい。(→以下は私の追加。)

国際機関と日本政府

・WHOや国連など国際機関の目的は一部のグローバリストによる世界秩序の樹立であり、世界がよくなる秩序というよりグローバリストにとって都合がよい秩序となっている。

・日本政府は国民の利益を考えず、世界のグローバリスト側に与している情けない状況だ。日本政府自体が国民の敵であると断定せざるを得ない。政権与党こそが日本国民の安全と声明を売り渡す国賊である。

・連合国(=国連)は第二次大戦中の敵国である日本やドイツに対して、どのような行動を取っても国連憲章には違反しない。敗戦国である日本は連合国にとって都合がよければ利用され、悪ければ叩かれる。

・国連を含めた国際社会はパレスチナ難民を支援していると言いつつ、じつはパレスチナ人の自立を妨げていた。

・多文化共生社会と言えば聞こえはよいが、実際には成り立たない。馬渕大使が駐在した国々では移民と地元民が別々に暮らす社会が存在していただけ。米国でも完全にエスニックグループ同士で分かれて生活している。

・日本の「ヘイトスピーチ解消法」とは外国人の言い分だけが通り、日本人だけが悪者になる法律。

・国際連盟を提唱したアメリカ自身、議会の承認を得られずに国際連盟に加盟できなかったが、米政府は連盟の外から口出しを続けた。国際連盟があることによって、関係のない国が関与してくるだけだった。

・国際機関ができると逆に紛争は長引く。第二次大戦も国際連盟の精神ゆえに起きたとすら言える。【→先日、国際刑事裁判所(ICC)の講演会で聞いた話では、ICCはウクライナ問題では完全に欧州寄りで米国のFBIなどから大量に職員が派遣され、ウクライナによるロシア側への暴力については全く調査をせず、ロシア側の言い分を一切聞かない。ICCのホスト国オランダの右派政権もICC支援には消極的。】

DS

・プーチン大統領いわく、グローバリストにとっては全ての国がアメリカのために主権を放棄することが決定的に重要なのだ。いくつかの国の支配層は自発的にそうなることに同意し、臣下となる。(→まさに日本の岸田前首相。)

・北朝鮮による日本人拉致など、常識的に考えて日本の警察が阻止できないはずがない。それが可能だったのは誰かが警察に「動くな」と命令したから。当時の北朝鮮には日本からの帰国者や日本人妻が多数いた。日本語教師の要員として、わざわざ拉致という危険を冒す必要もなかった。拉致問題とは北朝鮮と日本の和解を妨げるため、DSが仕組んだ工作だった。

・第二次大戦後、ソ連は弱体化して米国の援助を必要とするほどだった。米国は陰ながら援助して技術を盗ませ(→ベルリンのスパイ博物館によるとソ連が核兵器を持てたのは、KGBスパイが米ロスアラモス研究所に侵入して盗んだから、とある)、超大国という虚構をつくり東西冷戦をでっちあげた。それを口実に米国は軍事拡張ができた。

・ケネディ大統領は米ソ関係を改善しようとしたが、米国内の反共勢力と「ある特定の民族」に反対された。

・いまの戦いの背景にあるのはナショナルユダヤ対グローバルユダヤの対立。イスラエルとロシアの関係は悪くない。プーチンはナショナルユダヤを支持、パレスチナとの停戦を仲介すると明言している。

・バイデン政権は「自身が認識する性のトイレ使用を許可する指針」を全米の学校に通達した。米軍では性転換に必要な医療費に軍の保険を使えるようにした。

トランプ大統領の役割

・トランプ米大統領の貢献によって、2020年のアブラハム合意でイスラエルとアラブ首長国連邦・バーレーンとの間で国交が樹立。

・FRBを潰して連邦所得税をなくす。

メディアと個人

・既存メディアは100年前からグローバリズム勢力の広報・工作・プロパガンダ機関である。

・広報の第一人者で第一次大戦当時にウィルソン米大統領の顧問を務めたエドワード・バーネイズは述べた。「相手にそれと意識されずに知性的にコントロールすることは、民主主義社会で非常に重要である。この仕組みを活用して世論を形成する人々が、目に見えない統治機構を形成し、現在の米国の真の支配者として君臨している」。ここで言う真の支配者こそがDSである。ピューリッツアー賞もプロパガンダの手段。

・メディアは19世紀までは政府と共にあり国益と合致していたが、20世紀以降は政府や国益ではなくDSの利益を目的とするようになった。昨今ではインターネットの世界も言論統制でがんじがらめになっている。

・マスコミには特定の情報源があり、現実を自ら追求せず、そこから与えられた図式を優先している。独自の分析もあるかもしれないが、情報源の方針と乖離することはない。

・メディア、政府、有識者に頼らず、ひとりひとりが世界情勢ウオッチャーとして欺瞞を見抜く時代だ。

・いくら世の中の危機について話しても理解してもらえないこともある。それを話すことで今まで親しくしていた方に突然敬遠されることもあるが、縁のない人には構っていられない。

憲法

・ドイツのワイマール憲法を起草したのはユダヤ人のフーゴ・プロイス内相。彼の目的は約6000万人のドイツ人口の1%、約60万人に過ぎないユダヤ人の権利を99%の多数派ドイツ人から保護することであり、ワイマール憲法はドイツの國體を表したものではない。

・日本国憲法をはワイマール憲法の写しであり、起草者はユダヤ系アメリカ人のチャールズ・L・ケーディス。日本国憲法第14条「すべて国民は法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」という条文の真っ先に「人種」が来るのは奇異である。

 日本国民に異なる人種は基本的には存在せず、帰化外国人は極めて少数で例外的にもかかわらず「人種」が列挙の先頭となっている。ワイマール憲法が特定の人種の権利のために作られたということを知らなければ気にせず流してしまうかもしれない。これが憲法学者の隠してきた日本国憲法のおぞましさだ。

・しかしながら、自民党の改憲案は改悪にしかならない。緊急事態条項が入った日には、強制的にワクチンを打たされる。そんな憲法改正を許してはならない。

・そもそも私たち日本人に憲法という文章は要らない。(→イギリスにも憲法はない。)

民主主義

・民主主義の欺瞞の最たるものは「自由」と「平等」の両立を説いていることだ。自由と平等が本来、両立し得ない概念であることは、常識的に考えてみればわかる。自由と平等の原則は1789年から始まったフランス革命による人権宣言(人間および市民の権利の宣言)で掲げられた。つまり民主主義の欺瞞は200年以上の積み重ねがある。

米国の戦争犯罪と欺瞞

・1951年5月、マッカーサーは米上院軍事外交委員会で「日本が太平洋戦争に突入したのは、大部分は安全保障上の必要によるものだった」と証言している。

・広島・長崎への原爆投下についてプーチン露大統領は「当時の日本には反撃する能力もなく、軍事的には全く必要なかった」と述べている。「米国は英国とともにドレスデン、ハンブルク、ケルン、その他多くのドイツの都市を軍事的な必要性なしに廃墟にした」とも。(→東京など日本のほとんどの大都市も、米国は同じことを行った。)目的はただひとつ、全世界を威嚇することだった。

「アメリカはドイツ、日本、韓国、その他の国々を占領して対等な同盟国だと皮肉っている。これらの国々の首脳のオフィスと自宅には盗聴器を設置している。彼らは家臣に対する命令や無礼で侮辱的な怒鳴り声を『欧州大西洋連帯』と呼び、ウクライナなどでの生物兵器や生きた人間に対する実験を崇高な医学研究と呼ぶ」(→日本でのレプリコン注射も同様。)

「自らの破壊的な政策、戦争、略奪によって、米国は今日の巨大な移民の急増を引き起こした。。アメリカのエリートは競争相手を弱体化させ、国家を破壊するために、こうした人々の悲劇を利用している」

「米国は欧州にロシアのエネルギーを拒絶させ、自らの産業を衰退させ、欧州市場を乗っ取るため、ノルドストリームまで爆破させた」

「真の戦略的視点を持ち、西側の覇権に挑戦できる国家、あるいはそれを目指す国家は全て自動的に敵に分類される。。何か気に入らないことがあると、すぐに同盟国に対して制裁を科す。。(米国は)人類の大多数が自由と正義、自分たちの未来を決める当然の権利に唾を吐きかけた」

「一極集中の覇権主義に反対する解放運動、反植民地主義は、すでに様々な国や社会で展開されている。こうした力こそが、将来の地政学的な現実を決めていく」

・国際法上、日本は原爆投下や市街地への空爆に復讐する当然の権利を持つ。米国は市民への無差別攻撃を正当化すべくWGIP(War Guilt Information Program)で日本人に自虐的な歴史観を持たせた。

・被支配者を分断させ統治を容易にする分割統治は、古代ローマ帝国が生み出したもの。

今後の世界情勢

・最悪、2025年のサミットは行われない可能性すらある。G7は少数派であり、いま世界の主導権を握っているのは、かつて二流国とみなされてきた国々。その先頭に立つのがBRICSのロシアのプーチン大統領、インドのモディ首相だ。

・中東危機が落ち着いたら、東アジアに火種が回ってくる。岸田政権はバイデン大統領から「日中戦争をやれ」と言われているのに等しかった。(→今回衆院選での元自衛官・佐藤和夫氏の演説によれば、現在自衛隊の病院船を建設中で石垣島は厳戒態勢。)

2024年10月12日土曜日

東京出身者が感じる関西人の特徴

  私は東京出身でそれ以外では欧米しか住んだことがなく、関西にも住んだことはない。ただ旅行や出張で関西を訪れたり、関西にいる仕事仲間やタイガースファンと交流する機会もある。

 そうした中で感じた関西人の特徴として、話し好きな人が多い。同じことを伝えるにも、言葉の数が多く、話す時間が長く、擬態語を多用しつつ、感情を込めて話す。例えば:

東京人:昨日、庭の草取りをしていたら、あちこち蚊に刺されたみたいでかゆい。

関西人:この暑さでな、かなり長いこと外にも出られんかったし、久しぶりに庭で草取りをしたやん。そしたらな、なんかかゆいな思うたら蚊に刺されたみたいで「ぶわ~~っ!!」と脚とか腕とか赤くなっとるねん。

 こうした結果、関西弁を話すYouTuberの動画はより長く、再生時間を稼げるww。YouTuberに占める関西人の割合は高いという印象。

 米国ではスタバでトイレを待っている間、コンサート会場、スーパーでの買い物中など、ちょっとした隙間時間でそこにいる赤の他人に話しかけられ、世間話や仕事にまで発展することがよくあった。日本では「ナンパ」とされ、すごく警戒される行為になってしまうのと大きな違いだなと感じていたのだが、関西はより米国に近い。

 街頭でやっている何かのセールスキャンペーンでも、東京では黙って通行人にチラシを差し出す程度のことが多いが、関西ではまず相手に話しかける。そして会ったばかりの他人にもかかわらず、どこから来たのか、何をしに来たのかなどを聞いてくる。

 そうやって本来売りたい商品と相手とのつながりを見つけ出し、アンケートに答えるなど次なるステップに進ませる。この一連の会話で上記の法則を適用する。つまり言葉を多用し、時間をかけて感情をからませ、まずは赤の他人というバリアを取り払う。

2024年10月4日金曜日

書評「ルポ 超高級老人ホーム」

  アマゾンでベストセラーの検索をして目に留まり、レビューで面白いかもしれないと思ってKindleで買い、ざっと拾い読みした。

 おそらく世の中には二種類の人間がいる。ひとつは集団行動を好み、他人の価値観を気にし、自ら考え行動するより他人任せを好む人々。もうひとつは逆で自由を好み、自分独自の価値観で生きる人々。高級老人ホームや豪華客船の旅は前者をターゲットにしているのだろう。

 私は後者である。そもそも共同生活が苦手。毎日の食事はレストランに行けばいいだけの生活では、買い物、献立作り、料理など自分で考えて行動する力を自ら失ってしまう。年寄りだけの遠足、学芸会など考えるだけで面倒でつまらなそうww。

 それに加えてウイルスや生物兵器、感染症も広がりやすい。つまらないうえ危険な生活環境などパスしたい。

 もともとそう考えていたが、この本で再確認できた。

 なるほどと思った点としては、ふだんは自宅に住んでいるが、別荘代わりに高級老人ホームに部屋を持っている人もいるという。お金に余裕があれば、万が一の保険、入居者との交流にも使える。

どの健康法がベストなのか?

 生物兵器レプ〇〇〇(以下、レプ)から身を守るには、なるべく人混みや濃厚接触を避け、自らの免疫力を維持・向上させることだ。

 Dr. Ishiguroによればレプは呼気、汗、排泄物を通じて他人に移るので、汗が濃厚にたちこめるサウナはやめたほうがいい。サウナには熱による癌抑制などの効果もあるが、レプ感染の恐れのほうが大きい。このため発汗による解毒方法としてサウナの代わりに、熱によって発汗効果を高める機具を背負ってジョギングする方法に切り替えた、と彼は言う。

 このほかDr. Ishiguroの健康法は加工食品をなるだけ排除して野菜、果物を多く含む自炊、食物繊維を積極的に摂取して添加物を控える腸活、十分な睡眠・運動などだ。

 歯科医で医療法人の理事長も務める吉野敏明氏は「4毒(小麦・乳製品・植物油・糖分)をやめろ」と言う。こうした食品は戦後、米国が市場開拓のため日本に押しつけたもので、伝統的な和食(ぬか漬け、焼き魚、みそ汁、米飯など)が日本人には合っている。ケーキやお菓子と同様、果物にも糖分が多く含まれるのでNG。オリーブ油がいいと言われるのは洗脳であり、植物油は完全にダメ。同氏のYouTubeチャンネルには「4毒をやめて健康になった」というコメントが多数寄せられている。

 ただDr. Ishiguroによれば小麦がダメと言われる理由として、日本人の7~8割は小麦を消化する酵素がないため体内に成分がたまってしまうからだと言う。腸内細菌の組成は個人差が大きいので、どのような細菌が必要なのかも各人で異なる。

 油はオメガ3・6・9のバランスを取るため、過剰になりがちなオメガ6(サラダ油など)は控え目にして、積極的にオメガ3(アマニ油など)、オメガ9(オリーブ油など)を摂ることを推奨している。

 果物についてはサプリと違い、同じ果物の中で成分のバランスを取っているので、さほど糖分を気にしなくていい。むしろ栄養が豊富に含まれているので食べるべきだ。

 最もいいやり方は、小麦や乳製品を1カ月やめてみて再開して体調が悪化するようであれば、合わなかったと判断してやめることだ。それとは逆に問題ないようであれば、特にやめる必要はない。

 私は自分で実験した結果、乳製品(ヨーグルト、チーズ)を1カ月やめると便秘気味になってしまい、再開してすぐに快便に戻った。小麦粉も1カ月ほぼやめたが、それによって体調がよくなったという感覚もなく、途中で暑い日にそうめんを食べたところ、むしろ快調になった。たまにピザも食べたくなり、その後も特に問題はない。

 また私は子供の頃から甘いものが好きではなく、ケーキやソフトクリーム、羊羹、最中、茶道のお茶菓子などは甘すぎて全く受けつけなかった。このため果物によって糖分過多になるとも思えず、栄養があっておいしいので適量を食べている。

 精神科医の和田秀樹氏はもっとアバウトである。我慢するとストレスがたまり、かえって健康に悪い。どうせ死ぬんだから、食べたければ週5ラーメンでもいい。

 そこまでしなくていいと思うが、吉野氏は「チートデー、記念日、ご褒美だからといって4毒をやめたらダメ」と厳しい。ただ厳密に言えば、しょうゆの原料にも小麦粉は含まれ、完全に排除するのは不可能に近い。

 戦前よりも戦後のほうが日本人の寿命はかなり長くなったことも考えると、そこまでストイックに好きな食べ物をやめなくてもいいのではと思う。いい点としては、吉野氏は生野菜+ドレッシングではなく、ぬか漬けを推奨しており、これによってドレッシングに含まれる糖類や増粘剤といった添加物を避けられる。

 全般的にはDr. Ishiguroが最も理にかなっていると感じるので、同氏の勧める中でいいと思うものを続けていきたい。

2024年10月3日木曜日

「レプ時代」をどう生きるか?

  私は親の壮絶な戦争体験を聞いて育ち「平和な時代に生まれてあなたは幸せだ」と言われた。1980年代の黄金時代に中高大と過ごし、仕事にも困ったことがない。

 そのためか氷河期世代から冷たい視線を感じることもある。昨今はさらに信じがたい状況で、事実上の第三次世界大戦中でかつてないほど若年層の死亡が目立っている。今秋には第三の原爆とも言える生物兵器「レプ〇〇〇」まで投下された。

 キナ臭い情勢で気が滅入るが、恐怖感やストレスは免疫力を下げる。最新情報を入手しておく必要はあるものの、SNSをチェックしているとネガティブな話題が大半である。ネットはついクセになってしまうが、玉石混交なのでやり過ぎないようにしたい。最も真実に近い情報を効率よくまとめているのは書籍だと思う。

 気晴らしも重要だ。私がプロ野球に夢中になっているのも、試合を観ている間は集中して楽しめるからだ。アウトドアなど人混みを避けられる比較的安全な趣味もいいと思う。

 日本の失われた30年で給料は上がらず、税金は上がり、生活が苦しいと文句を言い続ける人は多い。だが少しずつでもS&P500やNASDAQの投信、株式をよく研究して投資すれば意外と儲かる。「お金がない」というのは言い訳に過ぎない。月100円の積み立てから始められる。

 資本主義では起業家や投資家がリスクを取って事業を行い、そこで生まれる利益の一部を給料として従業員に払う。株式に投資するよりも、安くても給料をもらって働くほうがリスクは少ない。つまり世の中はリスクを取る人が、リスクを取らない人を搾取することで成り立っている。悔しければ社会の仕組みをよく研究してリスクを取るしかない。

 実際、昨年S&P500投信は40%ものリターンがあった。どうにか元金1000万円を稼いで突っ込んでおけば、400万円儲かったのだ。税引後でも318万円になり、郊外ではラクに暮らせる。

 DS、米国による事実上の日本の植民地支配、国民不在の自民党政治など悪材料には事欠かないが、とりあえずNISAでも始めたらいい。日本人はかなりの高学歴でも投資の基本を全く知らない人が多い。これでは資本家に搾取されても仕方ない。

「岡田監督退任」の真相とは?

  2024年10月3日午前3時、スポーツ報知が「岡田彰布監督が今季限りで退任」という見出しの記事を配信、ヤフーのトップページにも掲載された。

 早朝に目覚めて「ええ~~!」と絶句。9月28日に神宮でのヤクルト最終戦に敗退、同日M1の巨人が勝って優勝し、阪神球団ではフロントと岡田監督の会談が行われた。その後、岡田監督が今年のドラフト構想を語り、続投かという夕刊フジの記事も9月30日17:00に出ていた。同日夜22:30のサンスポの記事では、阪急阪神HD首脳が「(続投になるのであれば)ウエルカム」と発言している。

 それが一転「フロントとの極秘対談で退任が決まった」とする記事が、公式戦最終日である10月3日の丑三つ時に突然出たので驚いた。

 もしフロントとの会議で合意していたのであれば、岡田監督から来季を匂わす発言はなかったのではないだろうか。このためスポーツ報知の記事がどこまで正しいのか疑問である。

 昨年就任1年目でリーグ優勝と日本一を達成。今年も最後まで優勝争いを繰り広げて2位。もともと「年齢的に長くはできない」ため2年契約ではあったが、この成績であれば、球団、本人、ファンもあと1年は続けてリーグ優勝奪回を期待していたと思う。だからこそ来年に向けての話も出ていた。

 だが何らかの圧力でそれはダメという指示があったのではなかろうか。

 このキナ臭い情勢の中、首都東京を本拠地とする巨人の優勝によって日本をまとめる。群雄割拠は許されない。ただ最初からジャイアンツ独走では八百長臭がプンプンするので、まずは平和を象徴する広島にリードさせる。だがシーズン終盤にカープは失速、阪神はようやく勢いをつけてアレンパに迫る。しかしながら最終的には巨人が勝ち、しかも広島で優勝を決めた。

 そう言えば、昨年岡田監督は「広島で優勝を決めたくない」と言っていた。今年マツダスタジアムで観戦してわかったのだが、ビジター感が半端なく、これほどタイガースファンが少ない球場は見たことがない。本拠地甲子園での優勝決定にこだわり、見事達成して地元はメチャクチャ盛り上がった。

 ビジターという点では巨人も同じなのに、なぜ広島で優勝を決めたのか。そもそも2位とのゲーム差が最後までギリギリだったため、優勝決定の場所を選べるような状況ではなかったのかもしれない。

 だが原爆から立ち直る目的で設立された広島の本拠地で、CIAエージェントの読売がカープを下したという事実は意味深ではある。

 東京ドームで観戦した際に「八百長は禁止されています」というアナウンスが流れ、実際に八百長はあるのだと感じた。ひとつひとつの試合、プレーは真剣勝負に見えるものの、なんらかの操作はあるのだろう。

 昨年タイガースが広島で優勝を決めなかった理由は、関西で熱狂を演出して大阪万博やカジノを盛り上げるとともに、今年巨人が広島を下す場面を全国報道するという御膳立てだったのかもしれない。

 日本を事実上米国の植民地として搾取する構図に日本国民の関心が向かわないよう、GHQは3S(スポーツ、セックス、スクリーン=映画)政策を推進した。

 その急先鋒である読売傘下のスポーツ報知が岡田退任を伝えたということは、おそらく阪神のフロント会議では岡田続投の方向だったものの、CIAがやめさせ、それを受けて報知が退任をリーク。後任はコーチ経験もない藤川球児氏だと書いて事実化することで阪神を弱体化させ、今後も巨人有利を担保するのが狙いなのではないだろうか。

2024年9月24日火曜日

書評 リチャード・コシミズ著「3.11同時多発人工地震テロ」

 東日本大震災は人工地震だった――数年前にネット情報を友人に話すと「え~~っ、そんなわけないじゃん。何のために?」と一蹴された。

 最近の不自然な台風の動き、米どころや被災地を狙い撃ちしたかのような集中豪雨は何なのかとググッてみると、出てくる、出てくる。。人工的に雨を降らせたり、天気を操作するのは可能であり、2008年の北京オリンピック開会式は中国当局の気象操作で晴れになった。これは陰謀論でも何でもなく事実である。

 本書は膨大なデータや証言をもとに、いかに東日本大震災と福島原発事故が完全にやらせの壮大なテロ行為だったのかを述べている。3-11からわずか約1カ月後に発刊され、著者の情報収集力の高さには驚くばかりだ。いち早く現状を知らせる目的で緊急出版したため、関係者への直接取材で完璧に裏を取る作業まではできず、このため関係部分は固有名詞を変えて小説の形式を取っている。

 核実験を行えば必ず地震波が測定されることは、1950~60年代に核実験が多く行われた時代からわかっていた。気象兵器などを規制する「環境改変技術の軍事的使用その他の敵対的使用の禁止に関する条約」は1977年に発効、日本や米国も批准している。

 3-11では東北沖の日本海溝の底に米海軍が設置した水爆3個が爆発、地震と津波を引き起こした。自然の地震では地震波が次第に強くなるが、3-11ではその逆で最初に強い波形だった。気象庁は3月13日、震源域の地盤で巨大な破壊が3つ連続して発生した、と発表。さらに3月11日~4月2日にかけて宮城、福島、岩手、新潟、茨城、静岡といった広域で断続的に震度5~6の地震が起きた。震源の深度は10キロ程度と低いのも特徴的である。

 専門家によればこれだけ大きな地震が広範囲で連続して発生するのは前代未聞であり、深さ10キロも異常な浅さだという。これらの「余震」も米軍が海底に設置した核爆弾による人工地震だった。爆発に必要な電力を確保するため、本来は必要のない計画停電を実施。その結果、計画停電のあとに地震が発生していた。

 3-11テロリストはさらに東京大地震を起こすため、3月中旬以降、東京湾の海ほたる付近でも海底で核爆発をさせた。これによって黒い雲、灰色の雨、冷たい突風、急な冷え込みが発生。ただ東京湾北部の地盤は相当固く、湾岸で液状化現象は起きたものの、大地震には至らなかった。

 核爆発が海底で起きると、海水は放射性物質に汚染される。これをカモフラージュするためテロリストたちは福島第一原発の電源を消失させ、核燃料を冷却せず放射能漏れを起こし、さらに水素爆発が起きたと見せかけて核爆弾を3発爆破した。

 原発が水素爆発したのであれば爆発音は1回だけのはずだが、これを隠すために電通の指示でテレビ映像では音声を消して放映した。だが海外メディアまでは電通の影響が及ばず、明らかに3回連続して爆発音が鳴っている。

 このように東日本大震災と福島原発事故は完全なやらせであり、日本の弱体化を目的としたテロだった。企てた張本人はユ●ヤ財閥の親分デービッド・ロッケンフェラー、実行部隊はCIAと米軍、その工作員は北朝鮮系カルトのS価学会、統率教会、降伏の科学。当時の缶政権はテロリストのつくった傀儡だった。

 3-11テロの目的は日本の大混乱・弱体化→北朝鮮に攻め入らせる→中国も巻き込んだ極東戦争→有事のドル買いで米国債の価値を維持。さらには世界最終戦争でハルマゲドンを捏造して各地を乗っ取り、大イスラエル王国を建国する。

 だが東京大地震は失敗したため、その後mRNAワクチンやレプリコンという生物兵器に乗り出した。ただ著者によれば、さらに脅威なのは死亡率50%超の鳥インフルエンザだという。感染拡大によるロックダウンで11月の米大統領選を投票所で実施できないようにして電子投票や郵便投票で不正を行い、ユ●ヤ傀儡のハリス氏を当選させるのが狙い。

 あまり考えたくない内容ではあるが、現実やさまざまな思惑を知ることが問題解決や対策を立てる第一歩だと思う。 

2024年9月13日金曜日

「マスゴミ」とのつきあい方

  馬渕睦夫元ウクライナ大使いわく「BBC報道の大半は事実だが、100分の1くらい大嘘をしのばせている。だから多くの人は騙されてしまうんですね」

 日本のメディアはどうだろう。最近は情報源の政府閣僚があからさまな大嘘つきで重要な問題を無視、マスコミは垂れ流すだけで「マスゴミ」と揶揄されている。

 日本経済新聞、英科学誌ネイチャーなどでの私自身の記者経験で言えば、ものすごく真面目に取材をして情報を集め、最低でも三度は事実をチェックし、一度たりとも嘘をついたことはない。重要な点を書かないよう圧力を受けたこともない。

 特に固有名詞や数字の間違いは致命的だったので、本当に合っているのか何度も確認した。

 最近ではネットで誰でも発言できるが、事実や数字を間違えても平気な発信者もいる。あるYouTuberに登場人物の年齢が違うことを指摘したら反省や感謝もなく、新たに出した数字も間違えていて簡単な計算もできないようだ。SNSはマスコミ以上に玉石混交なので発信者の信憑性には注意したい。

 私の友人Aは大手マスコミの記者でかなり以前、膨大な資料を丹念に調べてスクープを出し、名誉ある賞を受賞した。日米政府に都合のいい内容ではなく、ウオッチドッグとしてのジャーナリズムの役割を果たしていると感服した。

 最近ではめざましい出世をとげ、テレビの報道番組にも出ている。ウクライナ戦争に関して出演した番組を見たところ、ウソを言っているわけではないが、肝心な点を語っていない。西側諸国の会議に招待され、出席した閣僚らのコメントを紹介しているが、ロシア側への取材は全くしていない。結果として完全に米国寄りのプロパガンダとなっている。

 あの気骨あるAさんがどうしたのか。。もしかしたら、かつての報道姿勢を危険視した勢力によってあちら側に取り込まれてしまったのか。

 私も若い頃は論説委員とか部長、局長、テレビ番組の解説委員など表舞台で活躍するジャーナリストに憧れた。だが真実を語れるのはこうした役職者や有名人ではなく、むしろ葬儀屋、救命士、介護施設の職員、治験参加者、市民運動家といった現場を知る人々、大学を引退した名誉教授など組織にしばられない学者らのX投稿である。

 それでも最近はXでもコミュニティノートと言って体制側にとって不都合な内容に関して根拠のない反論が出てくるようになった。YouTubeは検閲があからさまで、私のチャンネルでも都知事候補者が演説で事実を語っただけの動画が削除された。

 さらに驚いたことに、元外務省情報局長の孫崎享氏が書いた「戦後史の正体」は紀伊国屋では電子版しか入手できない。アマゾンで608個のレビュー、4.4の高評価という書物にもかかわらず、である。ほかにもアマゾンで高評価で最近上梓された本でも、紀伊国屋では入手できない例が散見される。

 丸善ジュンク堂はアマゾンと同様、幅広い品揃えのようだ。

 自分自身を振り返ってもわかるが、忙しく働いていると仕事に直接関係のない書物を読む時間やエネルギーは中々持てない。だが真実に迫るためにはマスコミやYouTubeに頼らず、書物を含む幅広い情報源を持ち、論理的思考力を駆使して自分の頭で考えるしかない。

2024年9月12日木曜日

生物兵器・レプリコンワクチンの危険性

 コロナは風邪なみに弱毒化し、世界各国ではワクチン接種をとうにやめている。

   ファイザーやモデルナのコロナワクチンは被接種者の体内にmRNAを入れて自らの体内でスパイクタンパクを増殖させ、それによってコロナウイルスの抗体をつくる。ウイルスを弱毒化しただけの従来型ワクチンとの根本的な違いだ。

 最近の研究ではmRNAワクチンの機序や副作用の詳細がわかってきた。スパイクタンパクは各臓器や血管内にとどまり、ゴムやイカのような質感のかつてないタイプの血栓を作り出し、心臓病などを引き起こす。さらには抗体が細胞性免疫を抑制した結果、癌も発生しやすくなる。

 米国ではコロナ対策を担当したアンソニー・ファウチ国立アレルギー感染症研究所前所長が責任を問われ、議会の公聴会で糾弾されている

 こうした世界の動きとは真逆の方向に日本政府は向かっている。

 経済産業省はmRNAワクチンなどの開発に3274億円の補助金を投入、日本全国に大規模工場が建設中だ。岸田首相は「日本で治験体制の整備を進める」と語った。

 厚生労働省は2024年9月12日、レプリコンと呼ばれる新たなmRNA型コロナワクチンを承認した。

 レプリコンではmRNAが永遠に自己増殖してスパイクタンパクを作り続け、この過程でmRNAは別の性質を持つものに変化したり、DNAの突然変異を引き起こす。被接種者の汗、呼気、唾液、排出物によって周囲にmRNAが拡散、接種していない人々にも入り込んでこのプロセスが繰り返される。

 明治製菓ファルマ発売の商品名「コスタイベ筋注」はレプリコンの一種であり、起源株に対応したワクチンは昨年11月に厚労省に承認された。ベトナムと日本で治験が行われ、5人の死者が出た。日本の臨床試験ではプラセボによる二重盲検という基本も守られていない

 2024年10月1日から接種予定のJN.1対応型は一変申請という形式で9月12日に承認され、マウス8匹の動物実験のみでヒトの治験すら行われていない(厚生労働省の資料P.17参照)。承認した審議会の議事録を厚労省は公表していない。

 こうした不可解な経緯の背景について、東京医科歯科大学で免疫機序を研究した歯科医師の吉野敏明氏はこう説明する。

 第二次大戦後、GHQは日本の731部隊を継続した化学及血清療法研究所(化血研)のトップを辞任させてワクチン事業を明治製菓に売り、世界最大のワクチンメーカーであるCSLとともに子会社(明治製菓ファルマ)を作ってレプリコンワクチンを製造した。

 つまりレプリコンワクチンには米国が関与した人体実験という側面がある。

 岸田首相は日本で「臨床試験の実施体制の整備を進めます」と語った。最近では実験用サルの価格は1匹1000万円と高騰しているが、明治製菓ファルマが日本人治験参加者に支払った謝礼は1人5万円。治験の結果、倒れて歩けない状態、死亡、突然のめまいなどの症状も報告されている。

 薬害エイズの被害者である川田龍平参院議員、コロナワクチン接種後に白血病になった原口一博衆院議員はレプリコンの危険性を訴えている。その一方で自民党総裁選に出馬した面々はこの問題に全く触れていない。

 薬害エイズとは米国でHIVに汚染された血液製剤を売れなくなり、日本で「在庫処分」したという事件だ。被害者は1500人に及び、今日までに568人が死亡した。

 この問題に深く関与した日本赤十字社の名誉総裁を歴代皇后が務め、天皇家の愛子さんが新卒で就職、広報を担当している。昭和天皇はGHQ側に「沖縄を半永久的に軍事占領してほしい」と伝えたことが、米国の公文書でわかっている

 やや話はそれるが、小学校~大学院まで学習院に通った紀子さんが、長男で将来の天皇である悠仁さんの進学先として徹底的に学習院を避けてきたのはなぜか。もしかしたら学習院に対米隷従の皇族育成という体質があり、これを避けたい勢力があるのだろうか。

 いずれにせよ、レプリコンに関する一連の事態を大手マスコミは完全無視。東海地方のテレビ局CBC、海外メディア1社が取り上げた。

 mRNAワクチン中止を求める国民連合など市民活動は活発に行われている。9月25~26日には内外の専門家によるシンポジウムが開催され、9月28日には東京・有明で大規模デモとイベントが予定されている。

 皇室・自民党・日本政府がこぞって売国奴となる中、日本人が自らを救うには自分たちで立ち上がるしかない。

書評 孫崎享著「戦後史の正体」 

 著者の孫崎享(まごさき・うける)氏は元外務省国際情報局長で、CIAなど諜報機関の動向に詳しい専門家。戦後の日米関係を日本の自主路線と追随路線のせめぎ合いという観点で、詳細な資料と証言であぶり出す。

 2012年に本書が上梓された当時はまだ自主路線への希望を持てる結論となっているが、現在では自民党総裁選の顔ぶれを見ると絶望しかない。

 国益を最優先させた首相や官僚はことごとく特捜部に追放され、でっち上げのスキャンダルでマスコミにたたかれ、不審死を遂げるといった結末に至っている。本書を読み、安倍首相暗殺などその後の展開を知ると、為政者が「ジャパンファースト」をやれば身の危険しかないという結論になる。

 米国の虎の尾を踏む行為とは1)在日米軍基地の見直し 2)中国との関係改善 3)米国債売却。こうした政策を提案、実行、示唆した田中角栄、鳩山由紀夫、細川護熙らはいずれも失脚した。

 自民党は発足当初からCIAの資金援助を受けてきたが、田中角栄は自らの財源を開拓して首相まで上り詰めた。その金脈を文藝春秋の立花隆が追及したことで辞任に追い込まれ、米国のでっち上げと不公正な裁判によるロッキード事件で政界引退に至った。

 日本は表面的には民主主義や法の支配を標榜しているが、実際には米国諜報機関の「力による一方的な現状変更」によって動いている。

 しかしながら、過去には必死で米国支配に立ち向かい、最悪の事態を避けた士もいた。1945年9月の終戦後、米国は日本が英語を公用語とし、米軍が印刷した紙幣を使い、三権全てを米軍に置くと通告した。

 当時の重光葵(しげみつ・まもる)外相はマッカーサーGHQ最高司令官と交渉して「ポツダム宣言は日本政府の存在を前提としており、この措置は混乱を招く」と主張し、上記の撤回を取りつけた。

 これとは対照的に対米隷従の売国奴はなんと昭和天皇だった。GHQ側に対して「沖縄を半永久的に軍事占領してほしい」と伝えたことが、米国の公文書でわかっている。

 終戦直後の米国の方針は、日本経済を韓国や東南アジアなど日本の旧植民地以下に抑えることで日本の台頭を防ぐことだった。だが米ソ冷戦で180度方向転換、日本を繁栄させて日米同盟を組み資本主義経済圏の最前線と位置づける。

 冷戦後は仮想敵国が消失したが、米国の軍事力を維持するため、見事な復興をとげた日本を新たな敵国とみなして衰退させ、利用できるところは利用しつくす。

 米国債を大量に買わせて売却を匂わせる政治家は追い出し、借りたお金は返さない。日本は世界一の米国債保有国で、2位が中国。 米財務省のデータによれば、2024年3月時点で米国債の保有残高は日本が1兆1878億ドル、 中国が7674億ドルとなっている。

 内海聡著「2025年 日本はなくなる」を読むと、米国による日本のさらなる植民地化、やりたい放題ぶりがよくわかる。

 皇室、自民党、日本政府はこぞって米国の傀儡にすぎない。日本人が自らを救うにはこうした事態を直視し、生物兵器であるレプリコンワクチンへの反対デモに参加するなど自ら行動するしかない。

2024年8月25日日曜日

世も末を哲学する

 ここ数年、世も末だと感じている。今年10月に開始予定のレプリコンワクチンは最終段階のように思われ、なんとしても阻止したい。

 mRNAとスパイクタンパクが接種者の体内で無限増殖、汗、呼気、排出物を通じて空気感染する。分子生物学者の荒川央(あらかわ・ひろし)氏によれば、ワクチンというよりウイルスのように拡散、パンデミックを引き起こす可能性もある。

 この危険な生物兵器を米国企業Arcturus Therapeuticsが開発、ベトナムと日本で治験を行い、ベトナムではレプリコン接種後に5人が死亡。日本だけが承認した理由を川田龍平参院議員が国会で質問しても、政府は「知らない」と回答した。

 治験は通常、薬とプラセボによる二重盲検で行われるが、日本での治験はレプリコンと従来型mRNAワクチンとの比較のみ。基本的なスキームすら守っていない。

 この危険な注射の対象者は1)65歳以上 2)60~64歳で心臓や腎臓等の身障者1級 および任意の希望者。1)と2)は自治体補助によって自己負担は7000円程度、任意の希望者は1万5000円だという。

 しかしながら、テレビや新聞など大手マスコミはこうした危険性を全く伝えておらず、YouTubeではレプリコンという言葉を使うと削除対象にすらなり、発信者は「レプ時代」「阪神優勝(アレ)」といった隠語を使ってどうにか伝えている。

 高齢者はマスコミを盲信する人も多く、GHQの「3S政策」(スポーツ、スクリーン、セックス)に取り込まれている。

 歯科医で医療法人を運営する吉野敏明氏、内科医の内海聡氏らによれば、レプリコンは米国(=DS)による日本破壊の一環。東日本大震災では初動のP波が2つあり、通常の地震とは全く違う波形であり、人工地震とも言われている。

 その後、事実上の米国支配下にある自民党が2012年に発表した改憲草案では国民主権や言論の自由が著しく制限されている。欧米、中国、韓国などでは農薬や添加物の基準が厳しくなる一方、日本では逆に緩和された。2019年の改正種苗法では、農家が自分で穫れた作物の種を自由に使用できなくなった。水道、地下鉄といったインフラ事業も外資に売却されようとしている。

 その一方、安倍首相は日本独自のコロナ対策を立てるべく学者と会った翌日に暗殺され、まだ公判も開かれていない。これまでも松岡利勝農水相、中川昭一財務相など国益のために活動した政治家も不審死を遂げた。

 なぜ日本だけが狙われているのか。

 キリスト教国ではなく神道という独自の宗教があり、かつて大東亜共栄圏を築こうとした面倒臭い国として米国はとらえているのかもしれない。

 歴史未来ラボというYouTubeチャンネルの動画いわく、聖書に書かれた未来の世界を実現すべく行動する人々がいる。新約聖書の最終章「ヨハネの黙示録」によれば善と悪(=キリスト教国とそうでない国)の戦争によって世界は終わる。キリストが死んだ者をすべて復活させ、神の国へ至る者と永遠の地獄へ落ちる者とを振り分ける。天国と地球が統合し、神は人類(=キリスト教徒)と永遠に共生する。

 世界戦争→終末→信者が救われる神の国という構図は、ユダヤ教やイスラム教にもあてはまる。

 いずれにせよ異教徒を攻撃することは正義であり、最終的な理想郷への道のりと考えているのだろう。

 まったく狂った思想としか言いようがない。このような狂人たちに命を奪われないためにも、とにかくレプリコン注射など打ってはならない。

2024年7月25日木曜日

最高の避暑地はどこか?(2)

  連日の酷暑でどこか涼しいところへ逃げたくなった。

 快適な気候(最高気温20~25度)、観光名所やイベント、宿泊施設の豊富さという点では西欧諸国が最も魅力的。夏は日が長く夜10時頃まで明るいので行動もしやすい。ただロシア上空のルートを飛べないため、飛行時間は日本から15時間程度かそれ以上とかなり長く、時差もあり体力的な負担は大きく、ハイシーズン+円安で経済的な負担も大きい。

 暑中見舞いのメッセージを友人に送ったところ、モンゴルを旅行中で「涼しくて快適、帰りたくない」と言う。

 なるほど、モンゴルは想定外だった。成田から直行便で首都ウランバートルまで5時間半。最高気温と最低気温は26度-12度程度。現地の物価も安めのようだ。リタイアした旅行系女性YouTuberも動画で紹介していた。

 だけどモンゴルってロシアと中国に挟まれた共産国じゃなかったっけ?と思って調べてみると、1992年に共和制(個人の国家元首を持たない制度)に移行していた。ほとんどニュースにならず、個人的な関心もなかったので知らなかった。

 モンゴル語もわからないし、英語がどの程度通じるのかもわからないので、行くとすればツアーが無難だろう。だが8月末までのツアーはどこも予約を締め切っている。

 今年は無理そうだが、今後の避暑地としてひとつの参考になった。

 国内の避暑地と言えば軽井沢、箱根が思いつくが、最高気温は30度を超える。上高地は快適らしいが、宿泊施設が少なくどこも満室。ほかに25度程度に収まる場所は北海道東部か北部しかない。稚内には行ったことがあるので、釧路や根室はどうだろう。

 釧路は道東最大の都市で、稚内や根室よりもホテルの選択肢は多い。ただ温泉つきでコスパの比較的いいホテルは満室、もしくは喫煙室しか残っていない。根室はかなりホテルの数が少なく、残っているのは駅から遠く5人相部屋で二段ベッドの施設で1泊4000円程度、もしくはバス・トイレ共用で和室の民宿で1泊1万円以上。わざわざお金を払って遠くまで来て寮生活かそれ以下の部屋で過ごしたくない(^^;) 

 釧路→根室は相当な距離にもかかわらず特急がなく、1日1本の快速列車でも片道2時間11分かかる。札幌→旭川も似たような距離だが特急であっという間だった。

 そもそも避暑地という概念は置いておき、海水浴はどうだろう。小学校の臨海学校で行った懐かしい千葉の岩井海岸を検討したが、特急はなく普通列車で東京駅から2時間半。このほか大磯ロングビーチをググってみると、ロッカーなど各所が暑くてたまらないというレビューがある。夏休みの子供連れでごった返している様子も目に浮かぶ。

 自分でもあきれるほど優柔不断に永遠に調べていると、昨夕から今朝にかけてエアコンが要らないほど涼しくなっていた。都心のコンクリートジャングルと郊外住宅地の違いはここだろうか。

2024年7月23日火曜日

プロ野球・オールスター第1戦 レビュー

  昨夜の舞台はエスコンフィールド北海道。昨年オープンした日本ハムの本拠地で、各球場のメリット・デメリットをよく研究した最新式の施設となっている。

 ドーム球場は空調が効いて快適ではあるが、屋根や壁で覆われ野外球場のような開放感がない。エスコンはガラス張りの面を大きく取っているため自然光がたくさん入り、ドーム球場にありがちな圧迫感がない。それに加えて、客席の高低差を十分に取り実質的に4階席まであり、前の人の頭で見づらい現象も緩和されている。

 エスコンの所有者は日ハム(株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント)だが、政府補助金を受けた民間都市開発推進機構が39億円を出資、北広島市が土地を無償貸与、固定資産税と都市計画税を10年間免除など、公的な援助を受けている。

 このためかエスコンは施設全体として北海道の地域興しといった色彩が強く、館内の飲食店や弁当も北海道産の農水産物が多く使われている。

 やや前置きが長くなったが、昨夜の試合も北海道御用達よろしくスタメンの大半が日ハムの選手だったww。各選手が歴代日ハムのユニフォームをまとい、自前のコスプレといった風情。


 だが先発の日ハム・山崎投手は2回表に巨人・丸、DeNA・牧、ヤクルト・村上からホームランを打たれるなど9失点。セリーグはその裏にロッテ・岡のソロ、8回裏にソフトバンク・山川のスリーランなどで6点を返したが、試合は11-6とセリーグの大勝となった。

 試合後のインタビューで岡田監督は語った。「北海道の地でセリーグの力を見せつけようとハッパをかけた。いい打撃を北海道の人に見せられてよかった。今年はボールが飛ばないとか言っていたが、今日はすごいホームランが出てびっくりした。パリーグ同様、北海道の皆さんにもセントラルの野球を応援してほしい」

 (^^;)なかなか意味深なコメントである。ふっと下記のことが頭に浮かんだ。

・公的支援を受けたエスコンでパリーグはスタメン9人中、日ハム選手7人で試合開始。
・その日ハム投手をセリーグが滅多打ち。ボールもよかったのか?(^^;)
・セリーグの力を打撃で首都圏チーム(東京、横浜)が見せつけ、阪神・才木は自責点0で勝利投手。
・一方のパリーグは、九州を拠点とするソフトバンクに所属し、沖縄出身の山川選手がスリーラン。
・昨年はセリーグのスタメン9人中7人が阪神、先発村上は2回6失点で負け投手。

 これらから読み取れるメッセージはこうだ。

 地方振興は重要であり、各地を盛り上げる必要はある。ただ日本全体をまとめるのは首都圏であり、東京周辺のパワーを見せつけなければならない。昨年はパリーグに花を持たせるため村上が貢献したが、今年は才木が真面目にセリーグを勝たせた。

 野球はクセになる魅力的なスポーツだが、八百長のうわさが絶えない。事実、昨年東京ドームに観戦に行った時に「八百長は禁止されております」といったアナウンスが流れ、実際にあるのだと思った(^^;)

 プレーの全てがやらせとは言わないが、結果やプロセスを操作して為政者の思うように大衆心理をあやつろうとする道具の一つなのだろう。

2024年7月22日月曜日

パリ五輪をこれから観戦するか?

  パリ駐在の仕事仲間が市内の交通規制の様子をSNSにアップしていた。別の友達はフランスを旅行中だと言う。

 そうか、パリ五輪ね。東京五輪がコロナ禍で開催されたのが、もう3年前とは時が経つのは早いものだ。ボーっとしている間に人生が終わってしまう(^^;)

 じゃあワタシも生きているうちに行ってみるかと思って調べてみた。東京ーパリ間のフライト(ビジネスクラス)は100万円近く、東京ーロンドン間より30万円以上高い。そうか、みんなパリに行くからロンドンへのフライトやロンドンのホテルは値段が低めなのか。

 ではロンドンに入って、ユーロスターでパリへ行くのはどうだろう。みんな同じことを考えるらしく、昼間の時間帯は片道4万円以上で乗車時間は2時間17分。パリ往復8万円以上だが、東京ーパリ間のフライトを取るより20万円は浮く。ただ欧州はロンドンにしろ、パリにしろ、直行便でも片道14時間50分程度。予定通りに行ってこの長さで、予定より長くなってもおかしくないことを考えると、やっぱり欧州は遠い。

 昨年11月に欧州は行ったばかりだし、1カ月の放浪で後半は疲れてきて帰りたいと思ったほど(^^;) また同じような風景を見てもデジャブ感満載かもしれない。

 そもそもオリンピックで何を見るか。五輪らしい競技として水泳、体操、バドミントン、バレーボールなどのチケットを検索してみる。水泳の会場はパリ郊外で最安値の席でも3万円程度。

 そうだな。。やっぱり家でエアコンをつけっぱなしでオールスターの試合を観るか。

 この暑さでは成田どころか羽田、最寄り駅まで行くのも一仕事。昨夜はすごい雷雨だったので今朝はやや涼しく、とりあえず気になっていた庭の草取りをした。昼間と比べればさほど暑くなかったが、それでも汗びっしょり。

 トラやライオンなどの猛獣のみならず、ほかの動物と比べても、植物は自然そのものでおとなしいイメージがある。しかしながら、ガーデニングをやってみるとそうでないと気づく。ダイソーの100円防草シートなど見事に突き抜ける草もあれば、わずかな間隙をぬって庭木や花にからみつく蔓草など、この暑さでますます勢いを増す。スーパーで買ったネギの根っこの部分を庭に植えてみたら、結構伸びて薬味は買わずに済んでいるが、そのネギの際からも雑草が雨後の筍のように生えている。

 こうした有様を見ると、生物とは縄張り争い、勢力争いが宿命なのだと実感する。このためゴリラや人間はマウントを取り、相手の隙を見つけては攻撃する。スポーツはそうした縮図であり、だから面白いのかもしれない。

 とりあえず庭の手入れで疲れたので、パリ五輪はパスしようか(^^;)

2024年7月21日日曜日

バイデン氏の米大統領選撤退と今後の予測

 バイデン氏が米大統領選から撤退すると表明した。予備選や党員集会で多数票を獲得後、こうした事態をどうとらえるのか。別の候補者が出てくる可能性はあるのか。ChatGPTに聞いてみた。以下が回答:

It would certainly be unprecedented for a presidential candidate who has secured votes in primaries and caucuses to drop out of the campaign. Generally, candidates who accumulate significant support in the early stages of the primary season continue to compete until the party's nomination is secured. If such a situation were to occur, it would likely prompt significant discussions and considerations within the Democratic Party.

Regarding the possibility of another candidate running instead of Kamala Harris from the Democratic Party, it's theoretically possible but highly unlikely. Once a candidate secures enough delegates through primaries and caucuses to become the presumptive nominee, they typically remain the party's choice for the general election. The Democratic National Convention plays a crucial role in formally nominating the candidate, and while delegates theoretically have the freedom to vote for someone else, it would be highly unconventional and unlikely to happen without significant unforeseen circumstances.

In summary, while unexpected events can happen in politics, the scenario you described would be highly unusual and would likely require exceptional circumstances for another candidate to replace the presumptive nominee.

 現職大統領が失職した場合、後任は副大統領となるため、バイデン大統領はハリス副大統領を指名したのだろう。来年1月まで大統領職を続けるなか副大統領でない人物を自ら指名することが可能なのかわからないが、党内の混乱と分裂を最小限に抑えるため、ハリス氏を選んだと思われる。

 ChatGPTの見解では、理論上は今後民主党内から別の候補者が出てくる可能性は残されている。クリントン夫妻はハリス氏への支持を表明したが、オバマ元大統領はまだ発言していない。バイデン氏はオバマ政権の副大統領で、オバマはバイデンの人となりや仕事ぶりをクリントン夫妻よりも身近に見ていた。そのオバマ氏は以前からバイデンは撤退すべきだと述べていた。

 ロバート・ケネディ・ジュニア氏は民主党指名の獲得が難しいと判断、無所属で立候補している。先ほど記者会見を開いて自分は勝てると語った

 私はケネディ氏の反戦・ウクライナ戦争終結への意欲、環境保護派弁護士としての活動、ワクチンへの見解から、彼の主張や人物像が最もまともだと考えている。年齢もまだ70歳でトランプ氏(78)よりも余裕がある。私の母校ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの出身であり、同窓生としても応援したい(*^^)v

 反戦の立場などトランプ氏の政策と重なる部分もあり、トランプ氏が副大統領候補にケネディ氏を選べば最高だと思っていた。ただトランプは反環境主義者であり、そのあたりが難しかったのだろう。

 トランプ氏が当選した場合、世界はどうなるだろうか。

 同氏の語り口、閣僚の相次ぐ解任、性的スキャンダルなどから、メディアからは落ち着きのないイメージもある。

 だが仕事でお会いした際には、かなり慎重な人物という印象を受けた。トランプ氏の来日をサポートした関係者の会合で、著書へのサインを求めたところ、表紙を十分に確かめてから特徴のあるサインをしてくれた。


 政治家というより、在日米国商工会議所の重役とか、東京アメリカンクラブに出入りしているアメリカ人ビジネスマンといった雰囲気に近い。

 ビジネスライクに米国の利益を追求し、空爆で人間や建物、会社や工場を破壊してアメリカの評判を落とすようなことはしないと思う。トランプ政権下で戦争はしなかったし、そこに私は最も期待している。

 ただ地球温暖化には懐疑的で、パリ協定からは再度離脱するだろう。環境保護庁や海洋大気庁の予算・人員の削減も予想される。

 コロナに関しては「消毒剤を注射すればいいのでは」といった発言が話題になった。科学的な知見はあまりないと思われ、どのような人物を政治任用するのか気になる。

 先週トランプ氏のドル高是正発言で円高方向に行き、NASDAQは急落したものの、トランプ政権(2017年1月~2021年1月)でNASDAQは+135%(年平均+33%)、SP500は+43%(年平均10%)。

 大統領在任中には「私の政権で株価は上がり、全てがうまく行っている」といった演説を何度もしていた。再選後も株価はかなり気にすると思われ、株価上昇につながる政策を打ち出していくだろう。

2024年7月20日土曜日

最高の避暑地はどこか?(1)

  梅雨明けで酷暑は厳しさを増し、庭に出ることすらできない(^^;) 最寄駅まで行くのも覚悟が要るが、エアコンなしで快適に過ごせる場所はないだろうか。

 プロ野球のオールスター第1戦は7月23日、エスコンフィールド北海道で開催される。観戦と避暑の一石二鳥はどうかと思いきや、エスコンに最も近い宿泊地・札幌の最高気温は32度(^^;) 

 最寄の北広島駅周辺にはホテルがなく、エスコン内に宿泊施設は一応あるが満室。北広島駅→エスコンは徒歩30分、バス便はあるものの、昨年タイガースとの交流戦で行った際には、帰りは長蛇の列で歩いたほうが早かった。オールスターでさらに混雑するとなれば、行きも徒歩を覚悟しておいたほうがいい。私の計測によれば、真夏の気温は天気予報より10度ほど高い。自宅→羽田→札幌の長旅で疲れた体にはきついだろう。 


 標高が100m高くなると気温は0.6度下がるため、標高1500mの上高地は最高気温25度と快適らしい。ただ天気予報のサイトによっては34度と出ており、現地ホテルに問い合わせると実際には25度だと言う。最も近いターミナル駅の松本は標高610mだが盆地のため暑く、松本の気温に合わせて34度としているサイトもあるそうだ。

 だが上高地のホテル営業期間は4月~11月と限られるためか、ホテルの数自体がかなり少なく、7~8月はすでにほぼ満室。松本駅から1時間40分かかり、Xなどの情報によれば観光名所は訪問客でごった返している。涼しいのはいいが、あまりにも混雑した所には行きたくない(^^;)

 このほかの避暑地では、X投稿によると軽井沢は日中は暑いらしい。箱根は「涼しい」「暑い」とバラバラで人によって体感が異なるようだ。

 首都圏では房総半島の太平洋岸、例えば勝浦は涼しいという記事を見かけたが、Googleの天気予報では今週の最高気温31度。実際には41度と思うと足が遠のく。今月上旬に広島を訪れた際には、天気予報では最高気温32度だったが、あまりにも暑くて広島城の観光をあきらめてバスで駅に戻ったほどだ。

 北海道でも札幌周辺や旭川など盆地は暑いようだが、釧路、根室、網走は今週後半の最高気温が20~22度程度。稚内はさらに涼しく20度を切る日もあり、最低気温は13度と初冬なみ。数年前に稚内へ避暑のつもりで行ったところ、寒すぎて風邪を引いた経験もある。

 海外ではロンドンが最高気温20~25度とかなり快適のようだ。ポンド高はすさまじいが、意外にも1~2カ月前よりホテル代は安くなっている。南半球のオーストラリア・ケアンズは成田から8時間程度、最高気温27度、シドニーはもっと涼しくて最高・最低が15-8度と冬という感じ。

2024年7月18日木曜日

FIRE生活、フルタイム勤務、フリーランスの比較

 今月末でFIRE生活に入って4年。フルタイム勤務、フリーランスもやってきたので、これらのライフスタイルの特徴を述べてみたい。

 結論を言うと、FIRE生活の最大のメリットとして働かなくていいのは非常にラクである。

 すでに仕事上の目標は達成したので、その点で自尊心は満たされている。よく親戚や先輩から「大学で教えたら」とか言われるが、すでに大学や研究機関で講義をした。著書や翻訳書を出し、外資系組織の日本人として最高のポジションにも就いた。自分としては、やることはやった感がある。

 どのくらい頑張り、どのくらい名誉を得れば満足できるのかは個人差がある。官庁で次官級を最後に引退した知人がいるが、旅行やゴルフ三昧の生活のようだ。その一方、同等の地位で退官後、今でも講演や会議参加を主な活動としている人もいる。

 働いていた頃と比べて価値観は大きく変化した。もはや社会的地位には関心がない。と言うかFIRE生活では株主>代表取締役という位置づけである。

 春秋のいい季節は平日の空いている時間帯に旅行するのが最大の楽しみだが、酷暑では家にこもり、ヒマだとか孤独感を感じることはある。働いていた頃は職場に行けば同僚と話せたし、フリーランスでも仕事のやり取りは発生する。

 ただ勤め人として安定した職業を選ぶ人=家庭人が多く、子供の自慢とか夫や妻がどうしたという話は、独身者には退屈である。そういう話を聞かされなくていいのはGOOD。フリーの仕事は楽しかったが、それでも締切りなど時間に縛られる。

 今は宿題のない夏休みがずっと続いている感じ。これまでの人生で最もストレスフリーで、マスクや注射を半ば強制されることもない。

 こうして人生における様々な不純物が濾過され、残ったものは野球観戦の楽しみだ。髪が薄くて偉そうなオヤジの言うことに従う必要もなく、若くてカッコいい選手たちの素晴らしいプレーを堪能できる。

2024年6月30日日曜日

6/30 ヤクルトVS阪神 6-5敗戦レビュー

 昨日の試合はいろんな意味で考えさせられた。
 
 梅雨の合間の曇り空、13:30試合開始のデーゲーム。直前まで行こうかどうしようかな~~と悩んでいた。三塁側・レフト席はかなり前から完売、天気予報でほぼ大丈夫かと思えた2日前はライト席以外はほとんど外野の燕応援席しかなく1万円超。この時点で燕席じゃダメと断念。

 岡田監督や選手、コーチの気持ちを考えず、あくまで観客の立場で正直な感想を言えば、神宮はチケットは高く、蒸し暑く、途中で雨が降り出し、8回に大逆転されて負け。。観戦に行っていたら、どっと疲れる日になっただろう。行かなくてよかった😅

 ただテルの調子が戻り、最近はエラーもなく、それどころかゴールデングラブ賞も狙えるかと思えるほど二軍落ちしている間に守備もめざましく向上した。その彼が9回表ツーアウトから二塁打を放ち、一塁代走の植田を三塁の藤本コーチが突っ込ませて本塁アウト、試合終了。このシーンについて岡田監督は「信じられんわ。なんでも『行け』ちゃうやろ。状況判断やで。こんな狭い球場で」と語った

 このコメントについて解説者の田尾安志さんが「ちょっと言わせてくれ」という熱っぽい勢いで「なんで回したんだという一言で終わらせたら、コーチもかわいそう」と自らのチャンネルで言った。田尾さんの動画には200件近い賛否両論のコメントがついたが、現地の動画を見ると植田が三塁を回る前にすでにショートにボールが返ってきていて、ホームでは余裕でアウトだった。これを見れば岡田監督のおっしゃる通りとしか言いようがない。

 岡田監督がマスコミに選手やコーチに関する忌憚のない意見を語ることについて「本人に直接言うべき」というコメントをSNS等でよく見かける。だが実際問題として、試合後に監督が全てのメンバーにわかりやすく語る時間的な余裕はないのかもしれない。その間にトラキチたちは聞くに堪えないヤジや悪口を言い、SNSに垂れ流す。その中には的外れな発言もあるだろう。タイムラグなしに監督の口から叱責が表に出たほうが、かえってファンは留飲を下げ、極端な罵倒を抑止する効果もあるかもしれない。

 今年の阪神が昨年より苦戦している理由として、阪神がCSや日本シリーズに注力している間から、他球団は優勝チームを倒すべく研究している。その一方、阪神はハワイ旅行に行き、ほとんどの選手は遊んでいた。才木投手だけが旅行中でも毎朝ホテルのジムで鍛えていた。その才木に打線の援護がほとんどなく0点や1点しか取れない試合が散見される。

 最近になって打線は上向いてきたものの、近本、中野、大山をはじめ多くのメンバーが不調な理由は、他球団に研究されている量>自分たちが他球団を研究している量、という結果なのかもしれない。

 こうした状況から出た事態について、岡田監督ははっきり言う必要がある。ただ監督も100%いつでも完璧ということではなく、昨日の試合では9回表に森下がヒットで出塁したあと、すぐに植田を代走で出すべきだった。そうすれば相手投手はランナーが気になり、投球に完全に集中できず、大山はもっと甘い球を狙えたかもしれない。

 他球団と比べて、岡田監督は選手やコーチに対して厳しい感じはする。その厳しさがあるからこそ、昨年は日本一になれた。チーム全体が緩んでいるなか、監督が厳しいのは当然だと思う。

2024年6月26日水曜日

高齢化社会の弊害 

  日本の総人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)は現在30%、2050年には38%に上昇すると予想されている。

 労働人口の減少、医療費の増加、GDP低迷といった問題がよく指摘されるが、このほか私が個人的に感じている弊害を挙げてみたい。

 日本を含む東アジアは儒教の影響が強く、年長者や男性の地位が高い。高齢男性と言っても様々な人がいるが、変な爺さんも散見され、こうした人々が幅を利かせて周囲も気を使いすぎる。

 先日郵便局で配当の手続きをしていたら、作業中の局員に番号札も取らずに話しかけて手を止めさせ、いつもの3倍時間がかかった。局員は順番通り、平等に作業してほしい。

 局員に話しかけたのが若い女性だったら、局員は「少しお待ちください」と言っただろうか。と言うか、若い女性はそうした図々しい行動にあまり出ない。むしろ道を譲ったり、来客にお茶を出したり、結婚したら姓を変えたり、相手に合わせて自分を抑えることを無意識のうちに強要されている。そうした空気を読まないと「気が利かない」と子供の頃から言われて育つ。

 高齢化が進むと階級社会の頂点に立つ高齢男性に「気を利かせる」場面が増える。変なじじいはこうした周囲からの遠慮を悪用すらしている。

 ジャニーズ喜多川もそうした一人だろう。最近では、群馬県みなかみ町の小学校では健康診断で信じられないような行動を取った医師が話題になった。養護教諭が立ち会っていたらしいが、78歳の医者にきちんと物を言えなかったのだろうか。

 先日、バスに乗っていたら空いてるのにわざわざどこかの爺さんが隣に座り、私が降りようとしてもどかないので「じゃまなんだよ!」と言った。少し勇気が必要だったが、こういう迷惑な人は自分が迷惑行為をしているという意識すらなく、だからこそ平気で繰り返す。

 さらには散歩していたら別の高齢男性が後をつけてきて気味悪かったこともある。このため、なるべく散歩をする場所を分散させ、時間帯をずらすようにしている。年寄りになって枯れるどころか、ますます図に乗っておかしくなる爺さんは意外といるので気をつけたほうがいい。

 エプスタイン事件もまさにこの延長線上にあり、だからこそ女性のエンパワーメントが重要である。おかしな行動をおかしいと指摘していける社会をつくっていきたい。

2024年6月25日火曜日

両陛下の英国国賓訪問

  天皇皇后両陛下が国賓として英国に訪問されている。

 いろいろな思いがあるので自分の頭を整理してみたい。

 まずは、雅子さんのかつての病状を思うに、ここまで回復されてほっとした。最近では「まだ体調に波があり」といった医師のコメントを見ることもほとんどない。やはり皇后という女性皇族トップの地位に就き、周囲も彼女の人格を否定するようなことはなくなったのかもしれない。なんだかんだ言って地位は重要である。

 英国王室については、日本の皇室よりも豪華絢爛さが目立つ。イギリスがかつて一度も他国に占領されたことがないのは、王室による国の統一という要因もあったのかもしれない。ドイツが二度の大戦に敗れて分断までされたのは、小さな王国に分かれていたためかもしれない。

 日本は第二次大戦に敗戦して米国に占領されたものの、昭和天皇は戦争責任を問われることもなく、皇室は存続した。そのほうが米国にとって統治しやすかったからだろう。結果として日本はドイツのように東西に分断されず、今日に至る。

 最近は国連主導のSDGsにより、全ての人々を公平に扱うことが重視されている。英国のキャサリン妃がカジュアルな家族写真をXに公開、自らをイニシャルのCで表現するなど、ふつうっぽいアプローチをしている。天皇家の愛子さんが学部卒後にすぐ就職して残業やコピー取りをするのも、こうした流れかもしれない。

 ただ公式行事では特別な衣装をまとい「一般人とは違うんだよ、私たちに従いなさい」というメッセージを送る。このような上下関係のもと、ボスが支配する猿山と類似した社会を維持し、外敵からの攻撃に備える。

2024年4月12日金曜日

ベートーベン博物館 in ウィーン郊外ハイリゲンシュタット

  ウィーン中央駅からトラムD線で約40分、Halteraugasseで下車。ハイリゲンシュタットはベートーベン病気療養で滞在した地であり、彼が住んでいたアパートが博物館となっている。

 オーストリアの法律にもとづき、Wien Museumという公的組織が運営、ほかにハイドンハウス(ブラームスのウィーンでの住居や所持品に関する展示室を含む)、シューベルト、シュトラウスなどの博物館の運営も行っている。

 これが最寄駅の標識だが、どれが駅名だろうか?


 最上部のいちばん小さい文字が駅名なのだ。どうしてこんなにわかりづらいのか。。😅


 ウィーンに1週間滞在した印象だが、あちこちで「えっ」と思うような合理的とは言えないシステムが残っている。

 例えば、楽友協会の英語ツアーのチケット。ウエブサイトでオンライン予約はできるのだが、確認メール(+PDFファイル)では入場できない。受付に行って紙のチケットを発行してもらう必要がある。


 シュトラウスが指揮を執ったクアサロンのコンサートも同じようにオンライン予約でき、QRコードまでメール送付されるにもかかわらず、やはり受付で紙のチケットを発行してもらわなければならない。
 
 日本のプロ野球ではQRコードをスマホでかざして「ピッ」とやれば入れるのとは対照的である。

 ほかの大都市では見られない旧態依然とした習慣から、ウィーンという街の保守性を感じる。

 ベートーベンは当時の保守勢力でパトロンとなった支配階級の支援を受けながらも、彼らと闘う。その一方で恋愛相手の女性はほぼ全て貴族で「ブルョア庶民」の自分とはかなわない関係だった。アル中の父親から家計を頼られ、出稼ぎにきたウィーンで大成功を収めるも、働きすぎや人間関係のストレス、安いワインの飲みすぎで健康を害し、自然豊かなハイリゲンシュタットで療養生活を送る。

 ベートーベン博物館はそうした激しい人生を6つのテーマ別展示室(1: ウィーン移住、2: 療養、3: 作曲、4: 収入、5: 演奏、6: 死)に分けて解説している。この建物は15世紀中頃から存在、行政官の家、パン屋などの変遷をへて、1802年夏、現在の展示室3「作曲」のアパートにベートーベンは住んでいた。

 この記事では、私が特に興味を引かれた上記1~4の展示室をご紹介しよう。

1)ウィーン移住


 ベートーベンは1770年12月16日頃にドイツ・ボンで誕生。父親は音楽家で息子の才能を見抜き非常に厳しく育て、ベートーベンはピアノの名手、オルガン奏者、バイオリン奏者となり、13歳で宮廷楽団の作曲家に任命された。

 父親はアル中で家計をベートーベンに頼るようになり、母親の死後、ベートーベンは父と弟2人の生活を支えるため出稼ぎで22歳でウィーンに移住。当時の資料から、このようなトランクを提げてきたと思われる。


2)療養


 働きすぎ、自己肯定感の低さ、生計の不安、失恋や片思い、悪化する難聴、自分に課した高い期待値によるプレッシャーによって、1801年、31歳のベートーベンは健康を害した。

 都会の喧騒を離れ、田舎の自然環境で養生するよう医者に勧められ、1802年4月23日にベートーベンはハイリゲンシュタット(小さなワイン産地・温泉地)に引っ越した。


 ベートーベンは難聴だけでなく下痢、便秘、下腹痛、熱、炎症にも悩まされていた。鉄砂糖の甘味料を含む安いワインを日常的に飲んでいたことによる鉄中毒が原因と思われる。


 治療にあたった医師の一人で外科医・眼科医のSchmidは、ベートーベンに1年のうち半年をウィーンの喧騒を離れ、田舎の自然環境で休養・リラックスして「適度」な生活を送るよう助言した。「勇敢に生き、眠り、ほとんど働かず、よい食事を摂り、節酒するように」と。ベートーベンは三重奏曲 変ホ長調 Op.38を彼に捧げた。

 ベートーベンの時代には電話はなく、離れている人との通信手段は手紙だった。彼は何千通もの手紙を書き、うち約2000通が残っている。「エリーゼのために」の相手の可能性がある女性は数人いるが、うち一人Therese von Malfatti宛の手紙では、ベートーベンがいかに田舎暮らしを喜んだのかが伝わってくる。


「そんなに早く田舎へ出発できるなんて、あなたはなんて幸運なんだ! 私はこの素晴らしい無上の喜びを堪能するのに、8日まで待たないといけないが、もう子供のように興奮している。低木や森を抜けて草、岩々の丘斜面の間を散歩すれば、すぐに私は幸せになれる。私ほど田舎が大好きな者はいない。森、木々、岩壁は人間が望む全てのものと響き合う」

 ライプツィヒの版元に宛てた手紙にはこう記している。「私は田舎にいてかなり怠慢な生活を送っている。今後もっと活動的に生きるために」


 さらにベートーベンは自分のノートにこう書いている。


「私の規則:自然の田舎に滞在すること。これを守るのは実に簡単なのだ!ここでは私は不運な難聴を患わない。なんと田舎では木々が私に語りかけるようだ。神よ、森で魔法にかかった!これをどう表現したらいいのか?」

「森の神様!私は森の中でご加護を受け、とても幸せだ。あなたを通して、木々が語りかける。おお神よ!何という美しさ!人里離れた丘の森では全てが落ち着き、平和に神に仕えている」


 こちらがベートーベンの好きだった風景。


 彼は道に迷わないよう方位磁石も持っていた。


3)作曲


 ほとんどの草稿を捨ててしまったブラームスとは対照的に、ベートーベンは膨大な量の手書きの資料を残している。数千ページに及ぶメモ書き(ノート70冊とバラバラの紙)がある。作曲した全772曲に加えて未完成の作品やアイディアを得るための草案、途中で終わっている研究も取ってある。


 ベートーベンは自律的に高い目標に向かって働いた。午前中は作曲という生産的な仕事を行い、午後は創造的な時間で散歩中に着想を得たり、アイディアを書き留めたりした。明らかにベートーベンはいつでも、どこでも作曲していた。

 ひとつの作品はしばしば非常に長いプロセスを数段階に分けて作られた。主音と形式(ソナタ、四重奏曲、交響曲など)の決定後、ハイドンやモーツァルトとは違う方法を取った。主題を発展させるのではなく、同じ調性の範囲で草稿を書き、全体の概念を見える化、あるいは彼の頭の中にある耳に聞こえるようにした。つながりや転換はその後にやってきた。

 最初に完璧に明確なアイディアがあり、その後にメロディーを調整し、ハーモニーの層を作り、楽器の色彩やダイナミックなアクセントをつけた。結果として膨大な量の楽譜の詳細が生まれ、ベートーベンの出版社は特に苦労した。


「今朝と昨日の午後中ずっと、私は2つの曲を訂正する作業しかやっていない。悪態をつき、地団太踏んだおかげで声がガラガラだ」(1825年、バイオリニストで秘書のKarl Holzに宛てた手紙)

【私の感想:ベートーベンの曲は確かに非常にはっきりしたテーマがある。例えば、ピアノソナタ「熱情」は苦しい情熱を感じる。彼自身が訴えたいことがあり、それをどう表現するかを自身で模索して曲を作る、という感じ。聴いているだけで音符がたくさんあると想像できるが、メッセージはあまりにも明確でわかりやすい。そのため、短い時期に何度も聴くと飽きてはくる。

 それに対して、ブラームスは親しい友人に草稿を見せては訂正を加えるという、同じ完璧主義でも違うスタイルで、常に他者の評価をすごく気にしていた。結果として同じ曲でも異なる解釈が可能であり、スルメのように何千回聴いても飽きない。

 どちらがいい悪いの問題ではなく、その時の状況や気分によって違う堪能の仕方ができる。】


 ベートーベンの仕事場はかなりの「汚部屋」だった。ピアノの上はホコリと楽譜が散乱し、その下には、おまるが片付けていない状態で置かれていた。ピアノの横にある小さなテーブルはインクで汚れ、ほぼ全てに椅子の上に洋服、前日の夕食の食べ残しが置いたまま。こうした訪問者の見聞録をもとに、当時のベートーベンの仕事場を描いた絵がある(上)。


 ベートーベンは自分の容姿に自信がなく、肖像画を描かれるのが大嫌いだった。「画家は私の顔を高く評価しているが、じつは大したことがない顔であり、彼のために私は座り、この苦行をやっている。致命的に恥ずかしい顔で悩ましい限りだ」といった内容の手紙を友人のNikolaus von Zmeskall宛に書いている。

ハイリゲンシュタットの遺書


 1802年10月6日付、追伸10月10日付で当時31歳のベートーベンは、弟たちへ遺言状を書いた。「ああ君たちは、私が他人の不幸を喜び、頑固、あるいは人間嫌いだと思い、そう言っているが、それは大いなる誤解だ」と書き出し、その背景として自分の病気について明かしている。

 非常に興味深い内容なので、気になった箇所の要約と私の感想を【→】の形で述べてみたい。

 この6年もの間(つまり25歳から)救いようがないほど苦しみ、ヤブ医者たちによって症状が悪化した。「難聴は自分の仕事にとって致命的だ。私には相当な数の敵がいるが、彼らが知ったら、何と言うだろうか」とも、別の資料で書いている。【→いつの時代でも患者を食い物にして儲ける悪徳医師はいるようだ。また成功者をうらやんでマウントを取り、足を引っ張る輩もいる。こうした人々に気をつけて避けるうちに、弟たちから「人間嫌い」と言われるようになったのかもしれない。】

 仲間といても寛げず、洗練された会話もなく、アイディアの交換もない。私はほとんど独りで生きなければならない。自分の症状を気づかれるのが怖い。【→ブラームスがいつでも親しい友人に批評を求めたのと対照的だと先述したが、ベートーベンは難聴を気づかれないよう、期せずして独りで作曲活動をしたのかもしれない。結果的に内省を深め、よりオリジナルな考えを追求できた、とも言える。】

 隣に立っている人には遠くのフルートの音やシェパードの鳴き声が聞こえるのに、私には何も聞こえないというのは、何という屈辱だろうか。

 こうした出来事で絶望し、もう少しで私は自殺するところだった。私の芸術だけが自分を引き止めた。ああ、私が自分の中にある全てを出し切らないうちに、この世を去ることなどできないだろうと思えた。

 私が死んだら、君たち2人が私の少しばかりの財産(もしそう呼べるなら)の相続人だ。君たちが私を傷つけたことを、君たちはわかっているが、かなり前に許したよ。【→かなり前に許したことを、わざわざ書いている(^^;) それほど傷ついたのだろう。親しい関係ほど愛憎の念は激しくなりがち。】

 自分の子供たちには美徳を勧めなさい。お金ではなく、それだけで彼らは幸せになれる。私は経験から言っている。みじめな時に、これが私を支えてくれた。美徳と私の芸術のおかげで。【→たしかに若いうちからお金を与えられ、働かずに済み、経済的に自立できていないと、根本的なレベルで常識が欠如し、おかしな方向に行く感じがする。】

4)収入


 ベートーベンは庶民として上流社会で活動したが、当時は細かい社会階級が浸透していた。支配階級は彼に作曲を依頼し、演奏し、高く評価したが、ベートーベンが超えられない一線を引いた。挫折、病気、難聴にもかかわらず、彼の支援者はベートーベンを高い地位に押し上げた。自意識の高い芸術家として、彼は常に時代の限界に挑戦した。

パトロンとの関係


 Karl von Lichnowsky王子夫妻はベートーベンにとって最も重要な支援者でありパトロンだった(ハイリゲンシュタットの遺書でも、Schmid医師とともにLichnowsky王子の名前を挙げて感謝を述べている。)ベートーベンはピアノソナタ「悲愴」など一連の曲をLichnowsky王子に捧げている。

 しかしながら、1806年にベートーベンは王子に怒りを爆発させ、この事件が二人の関係に一時的に影を落とした。「王子! あなたが現在の地位にあるのは偶然であり、出生によるものだ。私は今日の自分を自分で築いた。現在も今後も何千人もの王子がいるが、ベートーベンは一人しかいない」

 この喧嘩のあと、ベートーベンはLichnowskyの胸像を壊したと伝えられている。【→よほどムカついたことがあったのだろう。私も外資系組織で本国の幹部から、理不尽に偉そうな態度を取られて怒り爆発したことを思い出す(^^;)】


女性関係


 ベートーベンは結婚したいと何度も宣言していたが、生涯独身だった。彼が恋した女性はほぼ全て貴族で「ブルジョア庶民」の彼には手が届かなかった。「不滅の恋人」宛に3部作の手紙を書いたが、相手の名前は明かしていない。何人もの女性が可能性として考えられたが、最新の研究ではJosephine Brunsvikしかありえないと推測されている。


 Josephine Brunsvikはハンガリー出身の貴族で、ベートーベンからピアノを習っていた。階級や財産を理由に、彼女は27歳年上の別の男性と結婚したが、夫の死後、ベートーベンと彼女の仲は燃え上がった。彼女の再婚で二人の関係は突然終わった。だが夫と別居後、二人はまた会うようになった。Josephineの末娘Minonaはベートーベンとの子供だと考えられている。

ベートーベンの伝記


 ベートーベンの死後間もなく、彼の伝記が出版された。時折秘書を務めたAnton Schindlerが最初の伝記を出版したが、おそらく売名行為が目的でその内容は一方的で間違えており、虚偽や廃棄処分となった会話集から文章を取っていた。【→こんなことをする人が近くにいたら、そりゃ人間嫌いにもなるかも(^^;) 身近な人の裏切りという意味では、新庄さんもそんな感じだったのかな。】

 ベートーベンの仲間や親しい人々からも回想録が出てきた。情報源には今でも隠された資料があり、常に新たな疑問が出ている。学術的な研究によって驚くべき発見が生まれ、ベートーベンに関する長年の見解が覆されることも多い。

2024年3月8日金曜日

結婚はトクなのか、損なのか

  久しぶりに会った男友達が「結婚したものの、あまり満足していない」と言う。

 芸術家肌の自由人で絶対に結婚したくないと主張していたが、どうやら妻が金持ちのようだ。

 今まで行けなかったウィーン楽友協会のバルコニー席のコンサート、遠方への海外旅行などの話を聞いた。かなりの締まり屋だった彼の収入が上がったような状況ではなく、逆玉のメリットを受けているようだ。

 すでに年配で残りの人生の年数も限られ、生きているうちにお金がないとできないことをやりたかっただろう。一方の妻は外国人で彼と結婚して得られる国籍やパスポートを得るために必死だったらしい。「仕事を完成した直後、ボロボロに疲れていた瞬間に結婚を迫られ、しなければ別れると脅された」という。

 お金とパスポートのトレード=結婚という図式のようだ。彼にしてみれば、自分よりも若い妻に看取ってもらえば孤独死の恐れがないという考えもあるのだろう。そして彼女は独裁体制の母国に帰る必要もなく、西側で安心して暮らせる。

 一昔前の昭和の結婚とも似ている。女性はお財布、男性は家政婦を求める。

 だが彼は芸術的なセンスや政治思想を追求するうえで、彼女と話していてもつまらないと感じ、そもそも夫婦の半数は離婚するという結婚制度に懐疑的だという。

 この話を聞いて以来、私は結婚のメリットとは何かをつらつらと考えてみた。結論として、経済的に自立して自分の資産に満足していれば、生きるため、あるいは贅沢をするために結婚する必要はない。

 あとは精神的な充足感を得られればいいわけだが、そのために共同生活までする必要はあるのかと言えば、むしろデメリットのほうが大きい。

 具体的に考えてみよう。大きくてトイレが2カ所以上ある家ならよいが、そうでなければ、自分が行きたいと思った瞬間にトイレに行けないこともある。

 同じ寝室で寝ていれば、相手が起きたタイミングで目が覚めてしまい、寝不足になるかもしれない。

 あるいは都心でイベントがあり、最後まで参加すると終電を逃す場合、少なくとも配偶者に連絡をする必要はあるだろう。おもしろい人と出会ってずっと話したくなったという理由で、手料理を用意して待っているパートナーにそうした電話をできるだろうか。しなければ、もっと深刻な事態が生じるだろう。

 私自身はそうした足かせを自らにはめたくないww。実際にはそうしたケースはそう多くはないのだが、先月久しぶりにブリティッシュパブで面白い人たちに会い、スコットランドの話を聞かせてもらった。誰に連絡(=お伺いを立てる)する必要もなく、ホテルに泊まるので終電を気にすることもなく、思う存分楽しめた。

 あとは孤独死だが、いつどんな状況で死ぬかは誰にもわからない。実際、両親が他界した際には急逝だったので家族は誰も間に合わなかった。心中でもしない限り、周囲に人がいようがいまいが、一人きりで死んでいく=孤独死に変わりない。

 これは私自身の感覚なのだが、一戸建てで広い庭のある家に住んでいると、死ぬことが怖くなくなる。

 酷暑で外に出られないでいるとあっという間に雑草が生える。そうするとカマキリがやってきて、晩秋で寒くなると暖を求めて家の網戸にはりついてくる。やがてパタッと落ちて死んでしまう。

 人間はエラそうに生きる意味を考えるが、生物という意味では、ヒトだろうがカマキリだろうが同じである。カマキリは1年しか生きないが、人間で日本人女性なら平均87歳まで生きる。それまで自由に楽しく暮せれば十分ではないか。

 端的に言えば、お金に困っている、あるいはもっと欲しい人は、自分よりもお金があり、それを配偶者にも使う意思のある人と結婚すればトクになる。経済的に自立していて、特に現状以上の贅沢を欲していなければ、よほど配偶者から得られる具体的なメリットがない限り、わざわざ結婚して自由を失う必要はない。

2024年3月1日金曜日

書評 馬渕睦夫著「2024年 世界の真実」

  大手メディアの欺瞞が暴かれるなか、馬渕睦夫元在ウクライナ日本大使は政治家や軍人の回顧録、シンクタンクの報告書、歴史書などと現状と照合し、そこから論理的に導く分析が冴えわたっている。

 近著「2024年 世界の真実」は示唆に富み、印象に残っている部分を振り返ってみたい。

・この本を執筆中の2023年10月現在、日本の報道とは裏腹に、ウクライナ戦争はロシアがほぼ勝利しつつあり事実上終了している。

・紛争の議論に当事者以外の国が口を挟むことで、戦乱を長引かせるという歴史が繰り返されてきた。ウクライナ戦争しかり、第二次大戦しかり。

・第二次大戦前にドイツはポーランドとの交渉で、ドイツ住民が9割を占めるかつてのドイツ領ダンヒチの返還および、旧ドイツ領・ポーランド回廊内の飛び地である東プロシャとドイツ本土を結ぶ鉄道とアウトバーンの建設を認める要求をしたに過ぎず、妥協は可能だった。だが米国のルーズベルト政権はポーランドにナチスと合意せず強硬な態度を取るよう、けしかけた。ポーランドはドイツの要求に応じないばかりか、ポーランド回廊内のドイツ系住民の虐殺まで開始したため、ヒトラーは自国民保護のためポーランドに侵攻、第二次大戦の開始となった。

・ウクライナではロシア侵攻開始の1カ月後、2022年3月末に停戦案(クリミア帰属問題は凍結、ウクライナEU加盟は容認)が作られていた。ウクライナにとって呑めない案ではなかったが、英国ジョンソン首相が「ロシアと交渉すべきでない」と破棄させた。[追記:翌4月には英国諜報機関(SBU)がキエフ郊外ブチャで住民100人を虐殺、遺体を街中に配置→BBCが「露の仕業」と拡散。彼らこそ殺人罪と詐欺罪で国際刑事裁判所で訴追されるべき。]

・2022年10月20日、英国トラス首相が就任後1カ月半で突然辞任を表明。表向きの理由は「減税策の失敗」だった。その翌日、ロシアは「米英仏がウクライナで核兵器使用を準備している」と警告した。トラス氏は自国の核をウクライナで使うよう米国から圧力を受け、それを拒否したため辞任に追い込まれたのではないか。米国は世界で唯一、核爆弾を投下した国であることに負い目がある。自国以外の国に核兵器を使わせたがっていても不思議ではない。

・2024年3月にウクライナ大統領選が予定されているが、ゼレンスキーは立候補しないだろう。彼の両親はイスラエルに避難、豪邸を建てたと噂されている。ユダヤ教徒のゼレンスキーがイスラエルに移住する可能性は高い。(注:2024年2月、ウクライナは戒厳令を5月中旬まで延期を決定。戒厳令下の国政選挙は禁止のため、大統領選は延期された。先月東京で日本・ウクライナ復興会議が開催されたが、予定していたゼレンスキーのビデオメッセージがウクライナ側の都合で急遽中止となった。彼は近く退任すると考えれば辻褄が合う。)

・NATO東京事務所ができたとしても、日本は正式加盟国ではないので、日本が攻撃されてもNATO全体に対する攻撃とはみなされない。

・ディープステート(DS)は国家に戦争を起こさせ、戦費調達や復興によって金儲けをする戦争屋集団。通貨発行権を持つFRBはDSの作った民間銀行であり、紙幣を刷って政府にお金を貸して儲ける。通貨発行権を政府に持たせようとしたリンカーン、JFKはDSによって暗殺された。ニクソンはウォール街の国際金融家たちの税務調査を始めたことで、ウォーターゲート事件で失脚した。

・DSはユダヤ系財閥、学者、大手メディアで構成され、選挙で選ばれた大統領をすっ飛ばして軍人や官僚のエージェントに混乱を起こさせ開戦の引き金を引く。(例:プーチン大統領がクリントン大統領にロシアのNATO加盟を打診したところ、クリント氏はその場で賛成したが、その後「スタッフと話した結果」撤回したと、プーチン氏は先日のインタビューで述べている。)

・2015年11月、シリアのイスラム国(IS)攻撃に参加していたロシア空軍爆撃機がトルコ戦闘機に撃墜された。NATO加盟国トルコとロシアの戦争に発展しかねない事態だったが、これはトルコ空軍のDS工作員がエルドアン大統領の許可を得ずに行ったものだった。プーチン大統領はこの「DSの常套手段」を見抜き、トルコを責め立てなかった。これに感謝したエルドアン大統領はウクライナ停戦のため積極的に協力した。

・地政学的な緊張状態を維持するため、DSは東アジアで日本と近隣諸国の関係悪化を画策してきた。第二次大戦後、在日英国大使館は「対日平和条約において、日本に千島列島を放棄させる範囲を曖昧にしておけば、日ソは永久に争うことになり、西側連合にとっても有利になる」と意見を具申している。

・韓国人のキム・ワンソプ氏は著書「親日派のための弁明」の中で、米国が日本を再興させないよう韓国内で強力な反日洗脳教育を行い、産業面では日本経済を牽制するため先端産業をコピーさせ、韓国の経済発展を支援した。(注:クリス・ミラー著「半導体戦争」によると、この一環としてインテルはサムスンに巨額の支援を行った。)

・北朝鮮の拉致問題も日朝関係悪化を画策するDSの仕業だろう。1970年代の北朝鮮には日本統治下時代に日本語を学んだ世代、日本から帰国した元在日朝鮮人やその日本人妻など日本語能力のある人材はたくさんいた。わざわざ危険を冒して日本語教育のために日本人を拉致する必要などなかった。

・2015年2月のミンスク合意(露ウ独仏)でウクライナ東部のドネツク・ルガンスク地域に高度な自治を認める交渉を行うことが決まった。だがジョージ・ソロス以下DSが独仏に反発、ドイツには100万人のシリア難民流入、フランスにはパリ同時テロを引き起こした。この結果、独仏はミンスク合意への積極的な関与を控え、ゼレンスキーは同合意を反故にした。

・ウクライナ戦争でDSは事実上敗北したため、矛先をイスラエル・ハマス戦争に向けた。

・今やDSは没落、内部分裂している。コロンビア大学のジェフリー・サックス教授はDSのエージェントだったが、現在ではロシアを追い詰めたNATOが悪いと発言するなどロシアを擁護している。

・バイデン大統領はDSの画策した不正選挙(注:ドキュメンタリー映画"2000 Mules"が詳述)で当選、全米に大混乱を引き起こした。DSが弱体化する中、2024年11月の米大統領選でトランプ氏が返り咲くのは確実だろう。

2024年2月19日月曜日

FIRE中年女はどう生きるか

  日本人女性の平均寿命まで30年程度。人生100年時代でそれ以上かもしれないし、病気や事故でそれ以下かもしれない。まあざっくり30年と仮定して、今後どう生きるかを考えてみたい。

 コロナ以降世界は一変、おかしな方向に向かっている。

 昨年5月にインフルと同じ扱いとなり、旅行関連の規制も取り払われた。ただ今年秋にはレプリコンという、RNAが体内で自己増殖するワクチン接種が世界で初めて日本で開始される。原口一博衆院議員が分子生物学者・荒川央(ひろし)博士の説明をわかりやすく解説している。

 この動画を見ると、こんなワクチンを打つ人は本当にいるのかと思う。ファイザーやモデルナのワクチンも感染予防に役立つのか不明であり、厚生労働省は関連データの公開をやめたほどだ。明らかに有効であれば公開すると思うのだが、公開するとやばいことになるのだろう。

 その一方で国立感染症研究所によれば、ワクチン接種を開始した2021年5月以降、超過死亡数(高齢化など人口動態を考慮した予想を超過した死亡数)は約20万人。東京大空襲や広島の原爆による死亡数を上回る。ちなみにコロナ騒ぎが勃発した2020年の超過死亡数は1万人に満たない。

 コロナが重症化するのは高齢者や基礎疾患のある患者で、私の年代の女性では重症化する確率はかなり低かった。それに加えて私はテレワークで一人暮らし、他人と接触する機会はほぼ皆無で感染リスクも極めて低い。

 mRNAワクチンの仕組みを調べると、体内で残骸となったmRNAはどこへ行くのかなど、解せない点があった。完全な治験を終えた通常の新薬でも、実際の治療で新たに薬害が出てくるケースは枚挙にいとまがない。コロナワクチンはまだ治験段階で安全性も確立されていない。

 以上の観点から、私はワクチン接種のリスクはメリットの可能性を上回ると判断し、これまで一度も接種していない。だが全国では8割近くの人が1度は接種し、3回以上は7割。ただ都道府県で差はあり、3回以上の接種者の割合は沖縄県で半数、大阪府で6割と関西以西で低めとなっている。

 名古屋のテレビ局やXのツイート、イギリス人学者のYouTubeチャンネルを見ると、接種後の死亡やがん、心疾患など血管系の病気、流産や死産、原因不明の症状などが数多く報告されている。シェディングと言って、ワクチン接種者と接するだけで後遺症が移る例も数え切れないほど出てくる。にもかかわらず、NHKや民放大手、新聞では完全にスルーしている。

 話はややそれるが、2022年に安倍元首相が暗殺された事件では、当日の5日後に現場検証を行い、また手術で弾丸が見つからなかったなど、あまりにも不可解な展開となっている。かなり時間が経ってから週刊誌がこの点を指摘していたが、大手メディアは全く触れていない。

 こうした一連のあやしさの背後にはDSという勢力がいる。そうした論調を馬渕睦夫元在ウクライナ日本大使及川幸久氏、欧州事情のYouTuberらが発信、先日のプーチン大統領のインタビューでも浮かび上がった。

 こうした背景のもと、FIRE中年女はどう生きるべきか。

 第三次世界大戦状態であることは確かだと思う。過去の戦争中に起きた出来事を調べてみると、現状を理解するうえで役に立つ。

 例えば、ナチスドイツはユダヤ人だけでなく、障害者や病人を殺すプロジェクトを実施していた。この10年ほどで明らかになった詳細をみると、コロナワクチンの展開と似ている。世の中の支配者は過去の歴史から使える点をまねしているのではないかと思うほどだ。

 このような歴史を学ぶことで、現状と今後の対策を考える。

 ネガティブな状況ばかりではない。歴史的な日本株高と企業業績の向上は、米中対立を背景とした日米半導体協定の米側の(いい意味での)手のひら返しという背景がある。このあたりは武者陵司氏の解説が面白く説得力がある。

 私は庶民の家庭で育ち、お金の重要性を実感している。ほとんどの問題は資金不足で生じる。ぶっちゃけ世の中、お金さえあればどうにかなる。

 ロシア上空を飛べずさらに遠くなった欧州でも、ビジネスクラスで行けば体力的な負担をかなり軽減できる。庭の雑草で困っていたら、防草シートとレンガを敷けばいい。YouTubeでプレミアム会員になれば広告なしで動画を視聴でき、時間を節約できてイライラすることもない。

 抽象的な観点で言えば、生涯必要な生活費を稼ぎ終えてFIRE生活に入ったいま、その安心感と自信から、他人や宗教に依存して自分を失うこともない。だるいとか疲れたと思えばすぐに休養でき、栄養のある食事を摂り定期的に運動を行い、健康的な生活を送っている。

 結論として、投資でお金を稼いで旅行に行き、現地から歴史や最新事情を学んで発信する。YouTubeやXで日々いろいろな方から知識を得ているので、その恩返しとしてこうした活動をしていき、世の中から戦争をなくしたい。 

2024年2月7日水曜日

ドレスデン・バウツナー通り記念館 ソ連占領と東ドイツ時代の政治犯監獄

 第二次大戦後にドイツは連合国によって東西に分断され、東側をソ連が支配した。1945年5月、ドレスデンのバウツナー通り(Bautzner Strasse)沿いの住居ビルをソ連が接収。1953年までソ連によって、戦争犯罪人やナチス組織の高官や協力者、さらにはソ連占領への反対勢力とみなされた人々を再拘留(裁判待ちの人々を拘留すること)する監獄として使われた。

 1953~1989年はソ連と東ドイツ秘密警察(Stasi)の共同運営で、Stasiドレスデン事務所および政治犯を再拘留する監獄として使われた。バウツナー通りをはさんで向かい側、すぐ近くにKGBドレスデン事務所があった。

 ドイツ統一後の1994年以降、この監獄は「ドレスデン・バウツナー通り記念館」として"Erkenntnis durch Erinnerung e.V."(記憶を通じた知識)という組織がドレスデン市の委託を受けて運営、一般公開している。運営費はザクセン記念法によって設立されたザクセン記念財団の資金、寄付金、入場料(7ユーロ)で賄われている。

 入口にはウクライナとドイツの旗が大きく掲げられている。


 受付には鼻筋の通ったドイツ系らしい整った顔つきの中年男性がいる。入場料7ユーロを払い、英語とドイツ語の入り混じった会話で、英語のパンフレットと貸し出し式の案内書を手渡される。記念館は上記の通りソ連占領下の政治犯監獄(下の写真の緑色部分)、東ドイツ秘密警察(Stasi)・ソ連共同運営の政治犯監獄(同青色部分)、Stasiドレスデン事務所(同赤色部分)の3つの建物で構成されている。


 案内書には全体的な説明およびStasi・ソ連共同監獄の各部屋の解説が書かれている。そこでまずはこの監獄から見学を開始。


Stasi・ソ連共同監獄(1953-1989年)

 1989年まで国民は政治的な理由で逮捕され、Stasiは情け容赦ない方法で尋問を行った。ここはザクセン州で唯一の政治犯監獄で、現在も当時の状態のまま残されている。

入所手続き

 囚人は到着すると、この部屋で入所手続きを行う。名前、到着日・時刻、特徴、自殺傾向の可能性、心身の状態、特別な学歴などが囚人目録に記録される。


 最初の事前調査も入所手続きの一部として、この部屋で行われた。再拘留された囚人は完全に衣服を脱がされ、身体的な特徴や入れ墨があれば、関連書類に記録された。金銭やメモなどを隠していないかチェックするため、全ての囚人に身体検査が行われた。Stasi組織に全てをさらけ出し、自己肯定感を失わせる手段だった。

 囚人の衣服や所持品は没収され、釈放されるまで所持品室に保管された。全ての衣類、所持品、文書、貴重品は記録され、逮捕者は完全な記録書を確認して署名した。その後、グレーの下着、フエルトのスリッパ、東ドイツ国民軍の暗い色のスエットスーツを手渡された。

尋問室

 囚人たちは平均3カ月間、監獄で再拘留された。裁判が数カ月に亘るケースもあった。拘留の目的は囚人の「罪」を証明し、証拠固めを行うことだった。再拘留期間の終わりに、最終報告書が作成され、囚人は署名を義務づけられた。この報告書は事件の根拠として使われ、全編が起訴手続きに頻繁に採用された。最終報告書が出るまでの間、各囚人は頻繁に、時には毎日尋問を受けた。1970年代~80年代、ほとんどの尋問は日中に行われたが、夜間に行われることもあった。


日常生活

 朝6時起床。7時、ドアの床窓から朝食を配膳される。昼は温かい食事、夜は冷たい食事。食事は1階の台所で用意され、エレベーターで各階に運ばれる。夜9時消灯。

 囚人の置かれた最も厳しい状況の一つは、活動の制限であった。監獄で働くことは禁止されていた。考えを書き留めたり、手紙を書くために必要な筆記用具はなかった。要望を出せばリストの中から選んだ書物は与えられたが、囚人の希望を無視した書物であることも度々あった。毎日新聞は配達されたが"Neues Deutschland"[ドイツ社会主義統一党(SED)の機関紙「新しいドイツ」]と"Sächsische Zeitung"(SED機関紙ザクセン版「ザクセン新聞」)だけだった。

 のちにLudoなどの室内ゲームを借りることはできたが、こうした「特別なもの」は尋問官の許可が必要だった。囚人は月4回の手紙のやり取りと月1回の家族訪問を許可する規則もできたが、それも尋問官の承認を必要とした。それ以上の活動する機会はなかった。

 このため、囚人の多くは毎日新鮮な空気の中に出ることをよい気分転換と考えた。監獄室で喫煙は許可されており、多くの囚人にとって気休めになった。タバコなどの贅沢品は家族が支払い次第、リストの中から注文できた。


看守

 囚人は監獄室に入るや、看守から新しい「名前」で呼ばれる。部屋番号と獄中の場所を組み合わせたもので、例えば「囚人58-1」。看守は囚人の本名や逮捕理由を知らなかった。規則によって、看守は囚人と私的な接触を持つことを一切禁止されていた。囚人を適切に扱うが、同情や私語は禁物だった。こうして囚人は孤立した状態に置かれた。囚人が民衆の敵であり、いかなる同情も値しないというイメージを看守に持たせることが、規則の目的だった。


2人部屋

 1970年代半ば以降、大多数の監獄は2人部屋でどの部屋も全く同じ仕様だった。ベッド、マットレス、寝具、食器と歯磨き用品を入れる小さな棚、洗面台、食事や読書、ゲームに使う折り畳み式のテーブルが備わっていた。


 最初の囚人には暖房とトイレもあった。東ドイツが発足して間もない頃、これは刑務所の一般的な基準ではなかった。だが暖房は監獄室の内部から調節できなかった。1970年半ばまで水洗トイレも同様、看守しか操作できなかった。


 窓はガラスのブロックに置き換わり、以前からいた囚人にとって、これは特に気が滅入ることだった。外側の「窓」の上部と内側の「窓」の下部の間を空気が通った。ほかに換気機能はなかったので、室内はかなり蒸し暑くなることがあった。

 さらに大きな問題は外の景色を眺められず、ごくわずかしか室内に日光が入らないことだった。このため、一日中照明をつけていた。

囚人同士のコミュニケーション

 さまざまな規則や管理の重要な目的は、囚人を孤立状態に置くことだった。室外でほかの囚人と会ったり、お互いに連絡を取ることはできなかった。部屋を出る際には必ず一人で、運動場でほかの囚人に会うことすらなかった。

 同じ理由で、館内で大声で話したり、歌ったりすることも禁止だった。囚人の中に知人や家族がいたとしても、その存在はわからないようになっていた。

 このような規則や監視が続いたにもかかわらず、囚人たちはお互いに連絡を取り合うことに成功した。最もよく使った手段は「監獄暗号」だった。ドアをノックする回数をアルファベットの各文字に割り当て、例えばAは1回、Zは26回とした。一文が終わる前に対話の相手が内容を理解した場合も、ノックで合図した。

 この方法によって、監獄や囚人に関する多くの情報を得られた。ノックが禁止され、警告を受けても、ほぼ全ての囚人が毎日この方法を使った。


 トイレの下水管も囚人同士のコミュニケーション手段として使われた。便器のエアトラップ(空気溜まり)から水を抜き、下水管を使って会話ができた。これを阻止するため、ノイズ発生器が開発されて全ての下水管に設置され、電源を入れると静かなノイズ音が発生した。これによって部屋間の会話は不可能となった。


裁縫・アイロン室

 この部屋では、労働部隊の女性が寝具や囚人服の縫製、アイロンがけを指示された。この女性たちは既に有罪判決を受けており、別の囚人とは完全に離されていた。


 有罪判決を受けた男性囚人は主に、監獄のビルで発生する建設、電気、ペンキ塗り作業を行った。館内の台所やエルベ川に面した庭で働く者もいた。再拘留中の囚人には労働は許可されていなかった。

Stasiドレスデン事務所 (1953-1989年)

 Stasi地方事務所はドレスデンのほか、東ドイツと東ベルリンに14カ所あった。1989年、地方事務所は30の部署と3500人の職員で構成され、圧政的な秘密警察として活動した。下の写真は管内の地図と講堂。展示はドイツ語のみ。


ソ連占領下の政治犯監獄 (1945-1953年)

 この監獄に収容された逮捕者には、ナチスの戦争犯罪人のみならず、無実の人々、ソ連体制やソ連占領軍に批判的な人々もいた。囚人はソ連の強制労働所に連れて行かれることもよくあった。現在、監獄は当時の状態のまま残されている。

 地下にあるこの監獄に向かって階段を下りて行くと、カビの臭いと重苦しい雰囲気が立ち込めている。前に見た展示よりも、なお一層深刻な状況とわかる。


 獄内の様子を示すアート作品、詩と思われる作品、逮捕・拘留された人々の政治的抵抗、囚人の家族と逮捕後の結末に関する説明の展示もある(ドイツ語のみ)。


「黙祷の部屋」ではソビエト軍事裁判で死刑判決を受け、ソ連で処刑された人々が紹介されている。


 ソ連占領時代の監獄を見ると、Stasi・ソ連共同監獄はまるで学生寮と思えるほど、明らかに前者のほうが地獄だとわかる。

考察

 私が最初にドレスデンに興味を持ったきっかけは、ロシアのプーチン大統領がKGB勤務時代にドレスデンに駐在したからだった。私は世界の政治家の言動に関心があり、どう見てもプーチン氏のほうがバイデン氏やトランプ氏よりもはるかに頭がよさそうに思える。

 2023年6月15日付のLos Angeles Timesに彼のドレスデン時代を詳述した記事がある。


 記事はこの記念館にも言及しているが、"a museum and memorial to Stasi victims"としか書かれていない。どう見てもソ連占領下の監獄のほうがStasiとの共同運営よりも深刻な状態であり、黙祷の部屋で紹介されているのはソビエト軍事裁判で死刑判決を受けてソ連で処刑された人々である。それこそが同記念館を"The Bautzner Strasse Memorial in Dresden"と英語表記している大きな理由だろう。にもかかわらず、LA Times記事はそこがすっぽり抜け落ちており、訪れた者としてはかなり違和感がある。


 その理由として、米国はソ連とともに連合国としてドイツを占領し、ソ連による人権問題や軍事裁判の結果が、米国の責任問題にも波及する可能性を恐れたからではないだろうか。

 いずれにせよ、書物や記事、テレビ番組などは発信者側のバイアスや意図に引きずられて認識を操作される可能性があり、あらためて現地に足を運ぶことの重要性を実感した。

 ものすごく重苦しい訪問であり、最後に英語案内書を受付の男性に返却した際に、言葉にできなくても、お互いの表情から伝わる共通した思いを感じた。

 それと同時に、これほど苦難に満ちた史実を忠実に残し、占領下の人権侵害に立ち向かった人々を思う場を提供しているドイツという国に対して、あらためて敬意の念を抱いた。

 もともとドレスデンは1泊の予定だったが、もっと詳しく気が済むまで探訪してみたくなり5泊6日に延長した。今回の欧州1カ月旅行はコロナ規制や天候、久しぶりの海外旅行で疲れる可能性などを考慮し、現地に着いてから先の予約を入れて行くフレキシブルな形にしていた。

 こうして自分の興味を思う存分、追求できるのは一人旅の醍醐味である。