2024年7月23日火曜日

プロ野球・オールスター第1戦 レビュー

  昨夜の舞台はエスコンフィールド北海道。昨年オープンした日本ハムの本拠地で、各球場のメリット・デメリットをよく研究した最新式の施設となっている。

 ドーム球場は空調が効いて快適ではあるが、屋根や壁で覆われ野外球場のような開放感がない。エスコンはガラス張りの面を大きく取っているため自然光がたくさん入り、ドーム球場にありがちな圧迫感がない。それに加えて、客席の高低差を十分に取り実質的に4階席まであり、前の人の頭で見づらい現象も緩和されている。

 エスコンの所有者は日ハム(株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント)だが、政府補助金を受けた民間都市開発推進機構が39億円を出資、北広島市が土地を無償貸与、固定資産税と都市計画税を10年間免除など、公的な援助を受けている。

 このためかエスコンは施設全体として北海道の地域興しといった色彩が強く、館内の飲食店や弁当も北海道産の農水産物が多く使われている。

 やや前置きが長くなったが、昨夜の試合も北海道御用達よろしくスタメンの大半が日ハムの選手だったww。各選手が歴代日ハムのユニフォームをまとい、自前のコスプレといった風情。


 だが先発の日ハム・山崎投手は2回表に巨人・丸、DeNA・牧、ヤクルト・村上からホームランを打たれるなど9失点。セリーグはその裏にロッテ・岡のソロ、8回裏にソフトバンク・山川のスリーランなどで6点を返したが、試合は11-6とセリーグの大勝となった。

 試合後のインタビューで岡田監督は語った。「北海道の地でセリーグの力を見せつけようとハッパをかけた。いい打撃を北海道の人に見せられてよかった。今年はボールが飛ばないとか言っていたが、今日はすごいホームランが出てびっくりした。パリーグ同様、北海道の皆さんにもセントラルの野球を応援してほしい」

 (^^;)なかなか意味深なコメントである。ふっと下記のことが頭に浮かんだ。

・公的支援を受けたエスコンでパリーグはスタメン9人中、日ハム選手7人で試合開始。
・その日ハム投手をセリーグが滅多打ち。ボールもよかったのか?(^^;)
・セリーグの力を打撃で首都圏チーム(東京、横浜)が見せつけ、阪神・才木は自責点0で勝利投手。
・一方のパリーグは、九州を拠点とするソフトバンクに所属し、沖縄出身の山川選手がスリーラン。
・昨年はセリーグのスタメン9人中7人が阪神、先発村上は2回6失点で負け投手。

 これらから読み取れるメッセージはこうだ。

 地方振興は重要であり、各地を盛り上げる必要はある。ただ日本全体をまとめるのは首都圏であり、東京周辺のパワーを見せつけなければならない。昨年はパリーグに花を持たせるため村上が貢献したが、今年は才木が真面目にセリーグを勝たせた。

 野球はクセになる魅力的なスポーツだが、八百長のうわさが絶えない。事実、昨年東京ドームに観戦に行った時に「八百長は禁止されております」といったアナウンスが流れ、実際にあるのだと思った(^^;)

 プレーの全てがやらせとは言わないが、結果やプロセスを操作して為政者の思うように大衆心理をあやつろうとする道具の一つなのだろう。