日本の総人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)は現在30%、2050年には38%に上昇すると予想されている。
労働人口の減少、医療費の増加、GDP低迷といった問題がよく指摘されるが、このほか私が個人的に感じている弊害を挙げてみたい。
日本を含む東アジアは儒教の影響が強く、年長者や男性の地位が高い。高齢男性と言っても様々な人がいるが、変な爺さんも散見され、こうした人々が幅を利かせて周囲も気を使いすぎる。
先日郵便局で配当の手続きをしていたら、作業中の局員に番号札も取らずに話しかけて手を止めさせ、いつもの3倍時間がかかった。局員は順番通り、平等に作業してほしい。
局員に話しかけたのが若い女性だったら、局員は「少しお待ちください」と言っただろうか。と言うか、若い女性はそうした図々しい行動にあまり出ない。むしろ道を譲ったり、来客にお茶を出したり、結婚したら姓を変えたり、相手に合わせて自分を抑えることを無意識のうちに強要されている。そうした空気を読まないと「気が利かない」と子供の頃から言われて育つ。
高齢化が進むと階級社会の頂点に立つ高齢男性に「気を利かせる」場面が増える。変なじじいはこうした周囲からの遠慮を悪用すらしている。
ジャニーズ喜多川もそうした一人だろう。最近では、群馬県みなかみ町の小学校では健康診断で信じられないような行動を取った医師が話題になった。養護教諭が立ち会っていたらしいが、78歳の医者にきちんと物を言えなかったのだろうか。
先日、バスに乗っていたら空いてるのにわざわざどこかの爺さんが隣に座り、私が降りようとしてもどかないので「じゃまなんだよ!」と言った。少し勇気が必要だったが、こういう迷惑な人は自分が迷惑行為をしているという意識すらなく、だからこそ平気で繰り返す。
さらには散歩していたら別の高齢男性が後をつけてきて気味悪かったこともある。このため、なるべく散歩をする場所を分散させ、時間帯をずらすようにしている。年寄りになって枯れるどころか、ますます図に乗っておかしくなる爺さんは意外といるので気をつけたほうがいい。
エプスタイン事件もまさにこの延長線上にあり、だからこそ女性のエンパワーメントが重要である。おかしな行動をおかしいと指摘していける社会をつくっていきたい。