私は東京出身でそれ以外では欧米しか住んだことがなく、関西にも住んだことはない。ただ旅行や出張で関西を訪れたり、関西にいる仕事仲間やタイガースファンと交流する機会もある。
そうした中で感じた関西人の特徴として、話し好きな人が多い。同じことを伝えるにも、言葉の数が多く、話す時間が長く、擬態語を多用しつつ、感情を込めて話す。例えば:
東京人:昨日、庭の草取りをしていたら、あちこち蚊に刺されたみたいでかゆい。
関西人:この暑さでな、かなり長いこと外にも出られんかったし、久しぶりに庭で草取りをしたやん。そしたらな、なんかかゆいな思うたら蚊に刺されたみたいで「ぶわ~~っ!!」と脚とか腕とか赤くなっとるねん。
こうした結果、関西弁を話すYouTuberの動画はより長く、再生時間を稼げるww。YouTuberに占める関西人の割合は高いという印象。
米国ではスタバでトイレを待っている間、コンサート会場、スーパーでの買い物中など、ちょっとした隙間時間でそこにいる赤の他人に話しかけられ、世間話や仕事にまで発展することがよくあった。日本では「ナンパ」とされ、すごく警戒される行為になってしまうのと大きな違いだなと感じていたのだが、関西はより米国に近い。
街頭でやっている何かのセールスキャンペーンでも、東京では黙って通行人にチラシを差し出す程度のことが多いが、関西ではまず相手に話しかける。そして会ったばかりの他人にもかかわらず、どこから来たのか、何をしに来たのかなどを聞いてくる。
そうやって本来売りたい商品と相手とのつながりを見つけ出し、アンケートに答えるなど次なるステップに進ませる。この一連の会話で上記の法則を適用する。つまり言葉を多用し、時間をかけて感情をからませ、まずは赤の他人というバリアを取り払う。