先日、私の考える孤独を解消する方法について書いた。
ところで人はどんな時に孤独を感じるのだろうか。物理的に多くの人に囲まれていても孤独なこともある。自分と同じ考えや感情、あるいはそれを上回るほど素晴らしいと自分が感じる考えを持つ人とのコミュニケーションが不足していると、孤独になるのかもしれない。
そういう時には、そのような考えの持ち主である可能性のある人物を求めて行動してみる。
年末に大学同窓会を通じて素晴らしいキャリアをお持ちの先輩を紹介され、相談に乗っていただく機会があった。大変示唆に富んだヒントを得られ、これを機に、途中で積読になっていたヒラリー・ローダム・クリントン氏の2016年大統領選に関する回顧録を正月に読み返してみた。
「これ!これ! 本当にそうだよね!」と思わずうなずく考えがいくつも書かれている。これらのコメントを私の頭の中に寝かせて、じっくりと材料として仕込み、おいしいシチューを作るような感覚を持つ。
米国政界がいかに男尊女卑であり、男性政治家では許され、あるいは賞賛されることが、女性政治家には問題として扱われるか、そうした具体例や文化的背景が書かれている。その一方で、彼女は若い男性からも学べることは全て学び、非常に謙虚で思慮深く、頭がよく温かい人間像が浮かび上がってくる。
何が言いたかったかと言えば、手っ取り早くあまり費用がかからず、建設的で自己研鑽となる癒しの方法として、気になる有名人の回顧録を読んでみるのは、とてもよい孤独の解消法だと思う。