2022年1月24日月曜日

男女格差を存続させる圧力(6)フェミニズムへの反論者

  日本は男女格差が大きいという話をすると、必ず反論する人が出てくる。

 男性優位の社会で恩恵を受けている人々はその一部。家父長制で夫に稼いでもらうのは、外で働きたくない女性には都合がいいのかもしれない。結婚しても面倒な改姓手続きがなく、奥さんに家事・育児・介護を任せている男性もそうかもしれない。

 その一方で社会の荒波にもまれてきた女性にも反論者はいる。「私は差別など感じたことがない」と言う人もいるが、にわかには信じがたい。小学校から女子校で出席簿で常に男子が先という状況がなかった、もしくは両親宛の年賀状を見たことがないのだろうか。男女格差など問題にならないほど私は優秀なのよ、とマウントを取りたいのかもしれない。

 自分はもっとひどい理不尽さに耐えてきたんだから、〇〇くらい大したことない、という感情もあるかもしれない。ワタシだって化粧は面倒だと思うけど、みんなそうなんだよ、と。実際、私は複数の年上女性から「化粧しろ」と言われたことがある。(本当はしていたのだが、彼女たちの基準に合う厚化粧ではなかったのだろう。)

 一人はお世辞なのかわからないが「美人が化粧をしないのは世の中の損害」という持論を展開した。彼女はカバーマークという特別厚塗りの化粧品を使っていたので、どうしても隠したい濃いシミがあり、ファンデーションを塗らない人が許せなかったのかもしれない。

 もっとひどいのは「生理痛は本人の責任」という発言とか、ホームパーティーで「女は応接間で会話に加わらず、台所で食事を取ればいい」など。

 こういう足の引っ張り合いにも引っかからず、今後もおかしいことはおかしいと言い続けることで、少しでも自分が公平だと考える社会にしていきたい。