昨日、石原慎太郎氏が亡くなった。膵臓がんを患っていたらしい。89歳だった。
4人の息子が自宅前で報道陣にあいさつした。先週まで本の執筆を続けて上下巻を完成させ、「オレの遺作になるな」と語っていたという。四男で画家の延啓(のぶひろ)氏が最期を看取った様子を語り、息が荒くなったあとに落ち着いてそのまま静かに亡くなったと言う。
石原氏のように行動力・発言力があり、類まれな存在感を持つ人物でも、やがて弱っていきこの世を去る。そう思うと人生ははかない。
しかしながら、特に都知事としての功績は大きく、国に先駆けてディーゼル車の規制を実施した。おかげで私が子供の頃よりも、都内ははるかに空気がきれいになった。私は仕事で東京都環境局とおつきあいがあり、政治家と職員の緊密な二人三脚ぶりが印象的だった。
2012年には80歳にして国政復帰のため都知事を辞職、後任に指名した猪瀬氏の応援演説に駆けつけた。投票日前日の12月15日夜、新宿駅東口広場で聴衆は猪瀬氏ではなく、石原氏を待ち構えていた。猪瀬氏の演説よりはるかに多くの人々が群がり、石原氏の人気ぶりを見せつけた。