2022年2月25日金曜日

ブルジョア支配を凌駕する社会主義のメリット

 プーチン大統領がまさかのウクライナ侵攻、東部のみならず首都キエフを含む各地で攻撃を行っている。

 NATO=西側陣営の拡大を阻止すべく、地政学的に緩衝地帯となるウクライナは自らの支配下に置きたい。冷戦時代のソ連に匹敵するロシアの存在感を取り戻したい、ということなのだろう。

 そこまでして彼が守りたいものとは何なのか。

 ソ連と言えば社会主義国家である。現在のプーチン氏は欧州一の富豪と言われるほどブルジョアの最たるもので、彼自身が今でも社会主義を望んでいるのかはわからない。

 社会主義国は警察国家で言論の自由はなく、国民は貧しい。そのような環境はかなり息苦しいだろう。その一方で、社会主義は才能ある個人を国家が発掘して育て上げるシステムとしては優れている。

 フィギュアスケートの王者と言えば、後にも先にもプルシェンコの右に出る者はいない。彼ほど魅力的なルックス+卓越した技術を兼ね備えた選手はほかに見当たらない。

 プルシェンコは大工である父親のもとに生まれたが、地元のスケートリンクで滑っていたところ、国家がその才能を見抜いて英才教育を施した。こうしたソ連時代の制度で育った最後の選手の一人だという。

 資本主義国であればフィギュアスケートを習うのは経済的に余裕のある家庭の子供に限られる。もしプルシェンコが日本やアメリカで生まれていたら、大工の父親の収入や家庭環境では、その卓越した才能は埋もれたままだっただろう。

 日本では浅田真央が注目を浴びたが、個人的な感想を言えば、トリプルアクセルのジャンプに固執しすぎて全体の動きがぎこちなく、容姿も平凡である。日本人の多くの選手はそれ以下のレベルであり、プルシェンコの次元にははるかに及ばない。

 羽生結弦選手の動きや技は素晴らしいとは思うが、彼は超絶なハンサムというわけではない。フィギュアスケートはスポーツというよりも、バレエや舞台に近い芸術であり、そこには俳優なみのルックスが求められてしかるべきだ。

 おそらく日本にはもっと顔の造作やスタイルに恵まれ、才能のある子供がいるに違いない。だが親が習い事をさせる余裕がなく、国家が見い出して育てるシステムもないがために、ダイヤモンドのような原石でも磨かれることはない。

 つまり資本主義=親ガチャ=生まれた家庭の経済力によって受けられる教育が決まってしまう。このため、人間の持つ素質を最大限に引き出すことで生まれる超一流の人材が育たない。

 このような現実の拡大を推し進めているのが欧米であり、プーチンが阻止したいことの一つなのかもしれない。