今回が27作目となる有名映画だが、前々作の"Skyfall"しか見たことがない。ヤフーのレビューを見ると、少なくとも過去にクレイグが主演した007シリーズを全て見ていないと、最新作はよくわからないらしい。
どうせなら1~25作目まで全て鑑賞してから映画館に足を運ぼうと思い立った。今ではアマゾンプライムで追加料金なしで見られるようだ。しかも私はしばらくプライム会員ではなかったため、最初の1カ月は無料。この間にキャンセルすれば翌月以降も料金がかからず、過去の25作品を全て無料で見られる。いい時代になったものだ。
シリーズ第一作「ドクター・ノオ」(1962年)のあらすじは以下の通り。
英国秘密情報部(MI6)が殺人を許可したスパイに与えるコード”00”を持ち、職員番号”007”のジェームズ・ボンド。MI6は米国CIAの要請を受け、月面ロケットの打ち上げを妨害する電波の発生源をつきとめるようボンドに指令する。表向きは鉱山会社を経営するノオ博士が、カリブ海の島クラブ・キーで秘密裏に運営する核施設がその発生源だった。ボンドは島で貝殻拾いをしていた女性ハニー・ライダーと協力して施設内に乗り込み、現地職員から奪った防護服を着て制御室に侵入。施設の核燃料を爆発させてボートで逃げ、海上で英海軍に救助される。
初代ボンドを務めるショーン・コネリーは昨年亡くなり、私は彼が白髪の状態しか知らなかった。本作の制作時は32歳、188センチと長身でスリムなハンサムで、ジェームズ・スチュワートやグレゴリー・ペックを彷彿とさせる。20世紀半ばの映画俳優は美男美女が揃っている。
ボンドは出会う女性全員に声をかけて迫るため、誰が「ボンドガール」なのかわからなかったが、どうやら最終的にくっついたライダーらしい。
この役を務めたウルスラ・アンドレスはスイス・ベルン(ドイツ語圏)の出身で、どこかドナルド・トランプ氏のメラニア夫人に似ている。カモシカのような長身のダークブロンドで、やや訛りのある英語を話す。この時代を知る西洋の男性にとって、こういうタイプの女性が憧れの的なのだろうか。
全体的にテンポよくストーリーが展開し、舞台のカリブ海も美しい。当時の自動車や電話、いかにも合成写真のアクションシーン、タバコやセクハラが横行するオフィスも時代を感じさせる。
