2021年10月18日月曜日

名古屋の魅力 徹底した無駄の排除とコスパの追求

 初めての名古屋旅行で最も感銘を受けたのは、1泊したホテルだった。Googleマップで「名古屋 ホテル」のキーワードで検索、レビュー評価4.5以上で絞ると名古屋駅から徒歩圏内で「コンフォートホテル名古屋名駅南」が検出された。

 今年1月にオープンしたばかりで真新しく、レビューの半数以上が5点満点で全く不満がない。予約サイトのうちBooking.comが最安値で1泊朝食つき4400円(税込)で、こちらで予約した。

 駅から徒歩10分程度。スーツケースがあると厳しいかもしれないが、荷物が少なければ街を観察しながら歩くのは面白い。

 途中でうなぎ屋「うな善」で早めの夕食を取る。限定30食のうな丼セット(2180円)を注文。名古屋風か関東風のどちらにするかと聞かれ、名古屋風は蒸すのではなく表面をパリパリに焼くのが特徴と聞き、そちらを試してみる。

 
 表面をパリパリに焼くためか、ふつうのウナギよりも脂っこさはない。ご飯の量が多く、吸い物と漬物がついてこの値段はかなりのお得感がある。

 ホテルに着くと見覚えのあるロゴ。米国のホテルチェーン・Comfort Innの系列らしい。西海岸をドライブしたとき、LAのサンタモニカ付近で泊まったことがある。


 Holiday Innのほうが快適ではあるが、それほどお金を出したくない時に泊まるホテルというイメージ。ただしこれは一般論であり、個別のホテルによって差がある。

 コンフォートホテル名古屋名駅南は今年オープンしただけあって全てがピカピカ。部屋は15平米、ベッド幅140センチ、大型テレビ、机と椅子、ユニットバス、冷蔵庫、ケトルなど一通り必要なものは揃っている。

 設備や雰囲気は「変なホテル」と似ているが、変なホテルの最安値の部屋は13平米と若干狭い。これがアパホテルとなると9平米。私個人の感覚では9平米は狭すぎ、13平米は許容範囲だがややきつく、15平米あれば必要十分といった具合だろうか。

 もちろん、どのような目的で泊まるかによる。今回はホテル自体が目的ではなく、歌舞伎+観光が目的だったので、とりあえず清潔・便利であればよかった。朝食もコンビニでヨーグルトと果物を買って冷蔵庫に入れておければよかったのだが、朝食つきプランしかなかった。それにしても朝食つき4400円はコスパ最高である。

 この値段では通常は部屋からの眺めは期待できないが、10階で眺望も抜けている。

 
 朝食はコーヒー(通常のコーヒー、エスプレッソ、アメリカンから選べる)、スムージー、スクランブルエッグ、ソーセージ、サラダ、果物、スープ、ご飯、パン(クロワッサン、ワッフル、全粒パン、食パン)、シリアルなど種類もかなり多い。入口で使い捨てビニール製手袋をはめてビュッフェから取り、座席は個別に仕切られているため、コロナ対策も万全。部屋に持ち帰って食べることもできる。
 

 圧巻だと思ったのは、冷蔵庫のシステムである。なにもしなければ電源は入っておらず、冷蔵庫を使いたければドアの上についているスイッチをオンにする。ミニバーはない。カードキーを差し込むと部屋全体の電源が入るシステムだが、冷蔵庫のスイッチを入れたままカードキーを抜いても冷蔵庫だけは作動している。


 冷蔵庫をオフのままにしていれば夜中に作動音が響くこともなく、ホテルにとっても電気代の節約、温暖化対策にもなる。このような冷蔵庫は見たことがなく、さすがプリウスを生み出した土地柄という感じがする。

 名古屋メシの一つ、手羽先も鶏肉の活用から生まれた。もも肉とは違い、手羽先は元々捨てていた部位だったが、これを唐揚げにして名古屋名物になったらしい。チェーン店の一つ「世界の山ちゃん」は1人前5本入りで528円、袋の5円と合わせ533円。


 胡椒が多く味が濃い。高血圧を気にする人には、やや心配かもしれない。特徴的な味で一度体験すればいいかなという感じだが、元々捨てていた材料と考えると、これも有効活用の事例の一つと言える。