2017年11月4日土曜日

左右を見渡してみると。。。

 大雑把な言い方をすると朝日、毎日、東京新聞と系列メディアは左、一方で右翼の度合いはネット(チャンネル桜、虎ノ門ニュース、DHCシアターの番組)>産経>読売といった順番だろうか。

 両者の言い分を聞いてみると、どちらも何らかの視点が欠けている。

 左翼は社会的弱者に温かい目を向け、平和主義という点ではいいと思う。だが財源確保の手段は「利益を出している大企業から相応の負担をしてもらう」といった勝ち組から取るという論理が目立つ。

 そこで問題になるのは、勝ち組になるまでの過程である。民主国家の日本でも生まれた家庭の経済レベル、親の考えや育て方によって、スタート時点で格差がついてはいる。だがどのようなスタート地点であれ、社会的な成功者は計画性をもって相当の努力をした結果そうなったのも事実である。恵まれた境遇でなくても成功した人はいるし、そうした人々はものすごく努力してそうなったのだ。

 非正規雇用、シングルマザーが大変だと言うけれども、どうしてそうなったのだろうか。人生計画の欠如、安易な転職、不真面目な態度、無計画な結婚や出産の結果という側面もある。そうした人々に、コツコツと計画を立ててまじめに働いて得た収入から納めた税金が使われるのは納得できない。

 一方、右派思想の行き着くところは「男系の皇室継続」を基本とする国体の維持や日本国民の統合だという。そのため選択的夫婦別姓を否定し、教育勅語や日の丸を奨励する。背景として日本人同士であうんの呼吸で空気を読み、まとまる性質があり、マナーの維持ではよい面もあるとは思う。だがそれを支えているのは男性>女性、年上>年下という階級社会であり、最下層の「嫁」となった日には滅私奉公のドツボにはまる。

 天皇制や日の丸が戦時中には「天皇陛下万歳」と叫んで国民の自死を強いた歴史については、右翼の論客から納得できる説明を聞いたことがない。京都や農村の出身で戦禍を逃れ自分の人生に直接関係のある被害がなく、あまり戦争体験を聞いて育ったとは思われないことも共通している。