この順番に国立は通常入ってこない。国立駅付近を歩いている人は、近所の住民、一橋大学や郵政大学校に通う学生、何か具体的な用事があって来た人に限られる。
立川駅南口では昨日、反ロシアの抗議活動が行われていた。プーチンと同年代と思われる男性4~5人のグループが「ロシアを国連から追い出せ!!」と気勢をあげ、ビラを配っている。多くの通行人は無表情で通り過ぎるが、受け取る人もいる。
この男性たちは退職して時間があり、新聞やテレビのワイドショーを詳細にフォローしているのだろう。認知症予防とか言って社説を書き写す人もいるくらい、マスコミを妄信する人は結構いる。
クレムリンがサイバー攻撃に遭うなか、わざわざインドのメディアやYouTubeでプーチン演説の全文チェックまではしていない。していれば、こういうデモにはならず、むしろ反ネオコン活動に向かうだろう。
サラリーマンを退職しても、人生100年時代で中高年は元気がある。会社を辞めてストレスがなくなり、むしろ若い頃よりもエネルギーが有り余っている。そんな中、20年も大統領に君臨して権力を欲しいままにしているプーチンがにくたらしい、という思いもあるのかもしれない。あるいは2年以上もコロナで在宅を続け、もういい加減に自粛はウンザリ。有名人をたたいてスッキリしたい、ということかもしれない。
その一方で、国立駅前では中年女性2~3人が「国境なき医師団」のパトロンを募る活動をしていた。高級住宅街の有閑マダム、一橋大学や日本郵政のエリートなど穏健な人々には、権力者への批判よりも、不運で恵まれない人々への支援というメッセージのほうが受けるのだろう。
ちなみに国立に行った理由は、ロシア料理店への嫌がらせや暴力が報じられる中、駅近くのロシア料理店でランチして応援しようと思ったからだ。用事が押して到着したのは午後2時を過ぎていたが、HPではラストオーダーが2時半と書かれている。だが実際には午後1時半までで「HPの内容は古い」と言う。
だったら更新してよ。。都心のレストランでは考えられず、田舎・郊外に特徴的な現象かもしれない。「そうですか、最近の報道が偏っているから、応援しようと思って来たんですが」と言うと、「ありがとうございます」と笑顔で感謝された。
ちなみにイタリア料理、フランス料理の店はわりとどこにでもあるが、ロシア料理となるとややマイナーである。立川にはなく、中央線沿線では国立のほか吉祥寺にあるようだ。六本木のように都心でも特に国際的なエリアではロシア料理はもちろん、トルコ、グルジアなど何でもある。