2021年11月28日日曜日

新幹線から富士山を見るコツ

 日本人はもとより外国人の間でも、富士山は日本を象徴する美しい山として有名。東海道新幹線に乗る楽しみの一つとして、好天に恵まれれば富士山を眺めることができる。


下りでは進行方向右側の窓側席がベスト

 富士山ビューを確保するには、下り列車では進行方向に向かって右側の窓側席がベスト。指定席を取るのが確実だが、のぞみ号の場合、例えば東京—京都、新横浜—京都間とも自由席より850円高くなる

 会社の規定で指定券を出張費で出せれば問題はないが、個人旅行となると少しでもコストを抑えたいところ。850円あれば弁当代も出る。

 始発の東京駅から乗る場合には、少し前に行って並んでいれば自由席(1~3号車)でも、右側の窓側席を取れるだろう。だが新横浜から乗った体験で言えば、すでに全ての自由席車両でこの席はほぼ埋まっている。

 ただし事前に指定席を取っても、天気が悪ければまったく富士山が見えないので賭けにはなる。

新横浜を出て5分後~30分間が勝負

 晴天でも車窓から富士山が見える時間帯は、新横浜を出て5分後~30分程度。自由席の空いている席に座り、5分後に廊下に出てカメラを構える、という手もある。

 その光景を映した動画はこちら。


 30分も廊下に立ち続けなくても、なるべく出口に近い席に座り、タイミングを見計らって2~3度往復してもいい。

 途中でトンネルに差し掛かる、上りの新幹線とすれ違って視界を遮られる、あるいは目の前の風景の関係でまったく富士山が見えなくなる時間帯もある。それでも新横浜を出て5分後~30分程度はチャンスがあるので、あきらめないでほしい。

2021年11月26日金曜日

関西の秋を満喫する旅(5)アドベンチャーワールド

  動物園+遊園地の一体型レジャー施設・アドベンチャーワールド(AW、和歌山県白浜町)には現在7頭のジャイアントパンダが暮らし、中国以外の施設では最多を誇る。


 昨年11月に生まれた子パンダ楓浜(ふうひん)の様子はAWのYouTubeチャンネルで毎日アップされ、一挙手一投足が注目の的となっている。

 大人気のため、最近まで楓浜の見学は抽選制で、当たったとしても割当時間はわずか4分だった。それが10月21日から屋外運動場に移るとともに抽選と時間制限はなくなり、来訪者は好きなだけ見られるようになった。

 とりあえずコロナが落ち着き、楓浜がまだ小さいうちに見られるのは今しかない。

 ホテルから路線バスで20分と聞いていたが、南紀白浜空港で大量に乗客が乗ってくる。支払いは現金しか使えず、ぴったりの小銭がない乗客が多かったため、降車だけでかなりの時間がかかった。

 開園時刻の午前10時を15分ほど過ぎ、すでに購入済みの入場券(4,800円)のQRコードをかざして入る。

 入口近くの「パンダラブ」というコーナーに行くと、大人のパンダが笹をバクバクと食べている。楓浜はどこにいるのか。。と思っていると、やがてアナウンスが流れる。「楓浜がいる場所はパンダラブではなく、ブリーディングセンターです」

見学者は中高年が目立つ

 そこで園内中央のブリーディングセンターに移動。すでに人がたくさんいるが、そこまですごい混雑ではない。見学者は中高年が多く、若者や子供はあまりいない。本格的なカメラをのぞき込むプロのカメラマンのような男性も目立つ。

 遊具の頂上で寝転び、けだるそうにゴロゴロする楓浜。その脇では母パンダの良浜(らうひん)が笹を爆食いしている。大人のジャイアントパンダが1日に食べる笹の量は20~30キロにもなるという。


 やがて楓浜も動き出し、どうやら遊具の頂上でブランチをしたい模様。最初はうまく行かないが、三度目の正直でめでたく成功。


 30分ほど親子パンダを観察したあと、ブリーディングセンターの屋内展示を見る。入口の看板には「中国成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地日本支部」と小さめに書いてある。


「紀州のドンファン」は16頭の父親


 ワシントン条約附属書I(最も絶滅が危惧される種)に指定されているジャイアントパンダの繁殖を目的とした施設で、ここで生まれたパンダはいずれ中国に「帰国」する。AWでは周辺のきれいな空気や水などの好条件でこれまで17頭ものパンダが生まれ、うち11頭は中国に渡っている。

 17頭のうち16頭の父親は永明(えいめい)。現在29歳でヒトでいえば80代後半と高齢だが、昨年には良浜との交尾で楓浜が生まれた。まさに「紀州のドン・ファン」。母パンダの良浜は過去7回の出産で10頭の子供を産み育ててきた。

 ブリーディングセンターを出ると、サファリワールドをめぐる専用車ケニア号がまもなく出発するところ。これに乗り込み、アフリカやアジアの草食動物と肉食動物を集めたエリアをめぐる。

絶滅危惧種のトラに会う


 アムールトラは落ち着いて威厳に満ちた風貌が印象的。この種もワシントン条約附属書Iに指定され、野生では約450頭しかいない。


 ホワイトタイガーは1951年を最後に野生から姿を消し、今では世界各地の動物園に200頭しか残っていない。

【解説:トラは強さの象徴とされるが、かつての10万頭から現在では地球上に約3,000頭へと激減。英国統治時代のインドで上流階級が狩猟を行い、トラの生息地である森林の伐採が行われた。中国などでトラの骨を利用した精力剤や毛皮の需要が根強く、密猟や違法取引が行われて深刻な問題となっている。】


 このほかライオン、キリン、ゾウ、シマウマなど一通りの動物を見られる。


 ケニア号の乗車時間は25分。ツアーのあとは鳥のエリアを見学。カゴではなく、外や大きな仕切りの中で多くの種類の鳥が放し飼いにされ、驚くほど人慣れしてすぐ近くを歩いて行く美しい鳥もいる。


 石垣島で見たリスザルも同じエリアにいる。


ワンちゃんは疲れ気味


「わんわんガーデン」では数種類の犬とふれあい、なでることもできる。だがどの犬も疲れ気味で、フレンドリーな犬に圧倒される原宿の犬カフェ(RIO豆柴カフェ)とは対照的だ。


 レストランは数軒あり、パンダの顔をしたハンバーガーやオムライスもある。テリヤキバーガーのセット(980円)はUSJでの同様のセット(1,650円)よりもおいしい。


 午後はイルカのショーを鑑賞。ほかの水族館でもイルカのショーを見たことがあり、あまり大きな違いは感じない。


驚きと見応えのある「アニマルアクション」


「アニマルアクション」という別のショーでは鳥、犬、ヤギ、アシカなど多くの種類の動物たちが登場。自然+動物+人間の一体化した世界というコンセプトで、よくできた演出で意外性と見応えがある。観客には学者や企業重役風の男性もいて、盛んに拍手を送っていた。


 欧州を中心にアニマルウエルフェアの考え方から、動物のショーには否定的な見方もあり、すでにサーカスにおける動物使用を全面禁止している国も少なくない。確かに野生生物の自由を奪い商業利用する行為ではある。だが人間と動物がこれほど密にコミュニケーションを取り、共同作業をできる可能性を示す場としての価値もあると感じた。

 河口湖の猿回しを見たときは、猿がかわいそうという感情が先立った。その理由はおそらく、調教師>>猿という支配関係が明らかで、天井に届くほどの長い梯子乗りなど危険な曲芸もあったからだろう。その一方で「アニマルアクション」やイルカのショーではハラハラするような場面はなく、動物と人間の一体感のもと、動物が人間になついている様子が伝わってきた。

 白浜は温暖な気候ではあるが、温度調節をした建物に極地の動物もいる。シロクマは一頭しかおらず、寂しそうにも見える。親子パンダの屋外運動場以外の場所でも感じたのだが、日の当たらない室内で一人で過ごす個体はあまり元気がない。


 動物園の中に遊園地も併設されており、追加料金を払えばジェットコースターなどの乗り物にも乗れる。遊具も動物がモチーフになっている。


玉三郎丈と観覧車デートを妄想


 やや駆け足ではあったが、動物園のエリアは全て見学を終了。最後に観覧車に乗ってみようかと思い立った。

 というのも、坂東玉三郎丈が先月の名古屋公演中、休日に「密かに観覧車に乗ったのでございます」とオフィシャルサイトに書いている。この言い方だと一人で行ったのではないかという感じもする。

 料金700円の切符を買い、入口に行くとすぐに順番が回ってきた。AW全体を見下ろし、その先には海も眺められる。イルカのショーの会場とサファリワールドのケニア号も見える。


 パンダの楓浜と良浜はずっと昼寝中で動かない。


 観覧車はいかにも遊園地の乗り物で、いい大人が一人で乗るのは、なかなか勇気が要る。だがロンドンアイやお台場など世界のどこにでもあり、人気の理由として、高い所から全体を見渡すことで文字通り視野が広がる。日常生活をとらえるうえで示唆となる体験であり、世界を見下ろすことで簡単に自己肯定感がアップするという心理効果もある。

 閉園は午後5時だが、4時以降には動物たちは奥へと移動。広場から檻に入れられたゾウはあまりにも窮屈でかわいそう。なにも悪いことをしていないのに。。ただ野生ではライオンに食われたり、象牙目的で密猟される危険もあるわけだが。。


 帰りはバスで南紀白浜空港へ行き、羽田まで1時間10分。イギリスに行くつもりで英国航空のマイルを貯めていたが、いつになるのかわからないので、JALの国内線で使用。満席に近かったが窓側の席を取れた。


 東京が近づき街の灯りが広がると、帰ってきたんだなと実感する。


まとめ


・楓浜は入口近くの「パンダラブ」ではなく、園内中央の「ブリーディングセンター」にいる。昼寝で動かない時間もあるので、開園後にすぐ様子を見に行くべし。
・「わんわんガーデン」の犬たちはお疲れ気味。フレンドリーな犬とたわむれて飼い主気分を味わいたければ、原宿の犬カフェ(RIO豆柴カフェ)がお勧め。
・人間と動物の緊密な連携プレー「アニマルアクション」は一見の価値あり。
・大所高所に立つべく、大人こそ観覧車に乗ってみてはいかが。
・欧州を中心とした動物愛護に関する国際的なトレンドから目が離せない。

2021年11月24日水曜日

関西の秋を満喫する旅(4)和歌山県・白浜

  USJのつぎの目的地はアドベンチャーワールドだったが、徒歩圏内にホテルはなくバスで20~30分の白浜温泉に集中している。

 というか、アドベンチャーワールドの目的のひとつは、文字通り白浜への客寄せパンダなのかもしれない。レジャー施設で遊ぶついでに温泉や観光もいかがですか、と。


特急くろしお号の車窓風景に癒される


 大阪から白浜までの交通手段は、高速バスか鉄道の二択。高速バスはJR大阪駅のバスターミナルから4時間で宿泊先の白良荘グランドホテルのすぐ近くまで行き、料金は3,000円。鉄道ではUSJからはローカル線で天王寺まで行き、そこから特急くろしお号で白浜駅まで2時間16分(自由席特急券+乗車券で4,840円)。駅からホテル最寄りのバス停まで20分(340円)。

 コスト的には高速バスのほうがいいが、本数は特急のほうが出ている。所要時間の短さも加味すると、特急で行けば早く到着してブラブラ歩き、観光する時間もある。だがJRユニバーサルシティ駅の自動販売機では、いくら検索しても夕方以降の列車しか表示されない。それまでは満席ということなのか。もしそうなら、自由席でも座るのは厳しいのか?

 JRの駅員に尋ねると、JR西日本のシステムでは直前8時間程度の指定券はたとえ余裕があっても自販機では買えないという(なんと!)だが駅員の所持しているタブレットでは状況がわかり、まだ空席も結構あった。ということは自由席でも座れる可能性があり、どの席を選んでも車内精算も可能だという。

 そこで朝の電車に乗り、まずは天王寺に向かう。乗換駅の西九条はややこしく、両側の扉が開く。ん?どっちに降りればいいんだ。。突如として東横線が終点・渋谷に到着した光景を思い出す。最初に開く扉から車内の客が降り、ついで開く反対側の扉から横浜方面に行く客が乗ってくるというルールだ。

 これにしたがって降りると、じつは間違いであった。状況を理解するのに数十秒かかり、あわてて車内に戻って反対側に行くも、乗るはずだった快速列車のドアはすでに閉まっている。

 こりゃまずい。。時間短縮の目的で列車で行くことにしたのに、特急を逃すことになるのか。。天王寺に行く次の電車は各停で、到着はくろしお号の出発時刻の1分前。初めての駅で様子はわからないが、とにかくダッシュするしかない。

 天王寺に到着、階段を駆けのぼり、出発ホームへと駆けおりる。まだ30秒ほど余裕があったようで、駆け込み乗車にはならず特急に乗り込む。ああよかった。。😂

 先ほどの調査通り、自由席にも余裕があった。とりあえず空いている席に座る。車掌がやってきて料金を精算。JR東日本とは異なり、車内料金でも割高にはならない。

 天王寺から30分ほどで和歌山駅に到着。降りる人が多く、もっといい席に移る。

 風光明媚な海岸線やミカン畑の中を走り、眺望スポットの前には車掌の案内があり、絶景では速度を落として運行する。なんという粋なサービス😍


 白浜に到着。東京<大阪<白浜と温暖度が高い。


 やはりパンダは地域活性化の立役者のようだ。


 ホテルに荷物を預けてランチしたあと、近くを散歩する。円月島という、中央が丸く空洞になっている岩のある景勝地まで海岸を歩いて25分ほど。


グラスボートでシュノーケリング感覚を楽しむ


 グラスボート(ガラス製の底面から海中生物を見られる観光船)の船着き場があり、ホテルでゲットした割引券を利用。大人料金1,600円→1,500円になる。乗船時間は25分、円月島の間近まで行き、魚の多いスポットではゆっくりと進む。シュノーケリングの感覚を楽しめる。


近くの海中生物を集めた京大水族館


 ボートを降りるとすぐそこに京大白浜水族館があり、近くに生息する魚や海中生物を展示している。入場料600円。



全室オーシャンビューの美しい夕日


 ホテルに戻ると部屋の準備ができている。全室オーシャンビュー、西向きで夕日は絶景。目の前の白良浜(しらはま)はプライベートビーチ感覚で文字通り真っ白。夏には海水浴もできる。


 大浴場は2種類あり、朝と夜で男湯と女湯が入れ替わり、温泉から海を眺められる。露天風呂へのドアには注意書きで「虫さんや枯葉さんが入るので、ドアはきちんと閉めてください」とある。こういう「さん」づけは、いかにも関西らしい。

おひとりさま歓迎で首都圏より割安


 夕食はレストランで懐石料理。前菜~デザートのフルコースでウエイターがひとつひとつ説明してくれる。隣のテーブルとは衝立とビニールシートで仕切られ、感染対策は万全。


 朝食も充実している。レストランはきれいにリノベされ、京都風の庭園もGOOD。


 温泉旅館はおひとりさま不可の施設が多いが、こちらは毎日5名は単身客だという。100名収容の大規模なホテルだが、最近ではコロナで団体客が減り、おひとりさまは貴重な客層。1泊2食つきで2万1328円。

 ちなみに私がコスパのよいホテルの最安値を手早く探す手順は以下の通り。

1)"目的地名+ホテル"でグーグルマップを検索。例)"白浜 ホテル"
2)宿泊日と人数を入力。
3)レビューの平均点4.5以上で絞り、予算に合うホテルがなければ、4.0で絞る。
4)レビューのコメントを新着順にソートして最新情報からチェック。説得力のある酷評が複数ある施設は除外。
5)いくつかのサイトの料金が表示されるので、比較。
6)念のため施設のオフィシャルサイトと楽天トラベルでも個別に料金をチェック。

まとめ


・大阪ー白浜間はコスパ重視ならバス、時間短縮と車窓風景では特急くろしお号がおすすめ。(ただし私はバスの経験はなく、バスの車窓風景は不明。)
・現地に行って初めて知るレジャー施設もある。ホテルで案内や割引券をチェック。
・白浜温泉は首都圏の有名温泉地(箱根、熱海、伊豆など)と比べてコスパ高し。京都・大阪方面に行ったついでに訪れるのもGOOD。

2021年11月23日火曜日

関西の秋を満喫する旅(3)ユニバーサルスタジオジャパン

 ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)は東京ディズニーリゾート(TDR)と並んで日本を代表する遊園地である。


V字回復のマーケティング戦略

 元P&Gのマーケティング専門家の戦略によって低迷期からV字回復したことでも有名。ターゲットを映画ファンから幅広い層に拡大し、誰もが楽しめる要素を盛り込んで成功したという。今後の人生や仕事の参考にするため、自分の目で見て体験することにした。

 1日遊べるワンデーパスは通常大人8,200円だが、バースデーパス(誕生月および翌3カ月有効)は7,700円。ネットで購入、当日はQRコードをスキャンして入場する。

 公式には午前9時開場だが、状況によってはもっと早い時刻から開いている。8時半過ぎに到着すると、すでに長蛇の列。荷物検査にやや時間がかかり、ようやく中に入る。


 私の目当てはゲゲゲの鬼太郎のお化け屋敷とおさるのジョージだったが、残念ながら鬼太郎はハロウィンの特別企画で11月7日で終了していた。おさるのジョージのショーは正午から。10分前に行けば十分だという。それまでブラブラと歩いて、待ち時間の短いアトラクションを試してみる。
 

アメリカの各都市を探訪

 
 まもなくニューヨークの五番街に到着。標識はタイガースカラー。


 ニューヨーク公共図書館もある。当然ながらフェイクでテーマパーク感はあるものの、NY暮らしを思い出す。


 ニューヨークの隣はサンフランシスコ😅


 ロサンジェルスにも行ける。


 最寄駅のJRユニバーサルシティ駅からUSJまでのショッピング街は、本場ハリウッドのユニバーサルスタジオ周辺の雰囲気を彷彿とさせる。

 

シングルライダーでわずか5分待ち


 ニューヨークの街並みにスパイダーマンの建物が見えてくる。屋内のローラーコースターに乗り、3D眼鏡を着用してリアルに映画の世界を体験するアトラクションだ。


 おひとりさま御用達「シングルライダー」(グループ客の隙間に1人で乗るため、待ち時間が短いシステム)では待ち時間はわずか5分。まずはこちらを試してみる。


 入口のスタッフに初めて来たことを話すと、記念のシールをくれた。


 アトラクションが終了、帰りの順路を進んでいくと関連グッズの土産物屋になっている。ここを通らないと外に出られない。かなり多種類の商品があり、それだけスパイダーマンのファンは熱烈でお金も持っている、ということなのか。大阪商人の魂を感じる。


笑福亭鶴瓶の大阪ギャグが炸裂

 
 スパイダーマンの隣はミニオンというキャラクターのコーナー。初めて知るキャラクターだが、とりあえず入ってみる。笑福亭鶴瓶による企画先行のアトラクションで、Gruという人物の声を鶴瓶が演じている。

 事前説明のビデオでは鶴瓶の大阪弁によるギャグが炸裂。「この中に1週間シャワーを浴びとらんヤツがおるようだな。臭いから、みんなでおならを浴びせよか!」

 来場者から思わず苦笑がこぼれる。いやすごいな。。TDRではちょっと考えられない。ということは、これまで気づきもしなかったが、東京あるいはディズニーランドはお上品ということなのか。


 イントロのインパクトが強すぎて、肝心のアトラクションはあまり印象に残っていない😂
 

水もしたたる興奮主義 ジェラシックパーク

 
 さらに歩いて行くとジェラシックパークが見えてくる。待ち時間はシングルライダーで25分。熱帯雨林の沼地をローラーコースターで行き、さまざまな恐竜と遭遇する、というもの。


 私の席は最前列の右端。プラスチック製の椅子はぬれていて低い所に水たまりもできている。イヤな予感がするが、とりあえずミニタオルで拭いて座る。列で待っている間、レインコートを提供するコーナーもあり、事情をよく知る人はここで着用していたようだが、時すでに遅し。

 しばらくゆっくりと進んだあと、コースターは速度を上げて水の中へと突入。派手に水しぶきがあがり、ほとんどの乗客はびっしょり。私はシャワーを浴びたように髪からズボン、バッグまでびしょ濡れだ。

 入口の注意書きには身長制限や持病には触れていたが、これほど濡れるとは書いておらず、スタッフの説明もない。真夏ならまだしも、晩秋では風邪を引く客もいるだろう。

 帰りの順路に立っている職員にドライヤーを借りて40分ほど乾かす。とんだ時間の無駄になったが、あとの客は濡れたまま次のアトラクションへと向かっている。

 マーケティングの本では「USJは客層を広げて成功した」とあるが、来場者の8~9割は10代~20代の若者に見えた。彼らにとっては、あっという驚きや興奮>>>風邪を引く心配、ということなのだろう。明らかに中高年向けの乗り物ではない。
 

ジョーズ 本物の火の手があがる海難事故

 
 この日の午後に訪れたジョーズのアトラクションも水の中を行くが、私は水しぶきが上がる反対側の場所に座っていたためか、ここでは全く濡れずに済んだ。乗船中は撮影禁止で、海難事故のシーンでは本物の火の手があがるなど、迫力満点。


クリエイティブなショー おさるのジョージ

 
 おさるのジョージでは開演の15分前に到着すると、すでに列はできている。


 ショーの内容はユニバーサルスタジオらしく、アニメ映画を作成するスキャナーの不具合によって動画のファイルからジョージが飛び出てくる、という筋書きだ。


 出口近くには、私が子供の頃にはまった絵本シリーズの懐かしい絵がある。


レストランのコスパは低め

 
 お腹が空いたのでランチにする。いくつかレストランはあるが、とりあえずハンバーガーの店に入る。ベーコンチーズバーガーセットで1,650円。ハンバーガーは大きめではあるが、コスパは低い。


 ポテトをつまみながら、道行く人々を観察する。学生や若い社会人と思われる来場者が大半。年間パスは繁忙期を除くタイプでは1万9800円。3回来れば元が取れる。


 ニコニコ顔で元気一杯のスタッフに手を振られ、ジェットコースター、アニメやゲームの乗り物やショーでワクワク・ドキドキしながら友達と遊んでスカッとする。JR大阪駅から電車で12分、180円と中心地からのアクセスもTDRを上回る。地元の若者が主なターゲットなのは間違いない。
 

ディズニー以外なら何でもあり

 
 キャラクターはディズニー以外なら何でもあり、といったところ。


ハリポタではコーラスを披露

 
 ハリーポッターのエリアは2014年に総工費450億円をかけて完成。モミの木の並木道が続いた奥にお城、機関車、土産物屋やジェットコースターがある。


 広場では外国人のパフォーマーたちがコーラスを披露している。


ホテルは駅近でコスパ最高

 
 宿泊先はJRユニバーサルシティ駅を出てすぐのホテル京阪ユニバーサルタワー。26階の部屋で眺望もよく、25平米と広さも十分。1階にローソンとスタバも入っている。1泊5,130円(税サ込)とメチャクチャお得だった。


まとめ


・USJは明らかに地元の若者がターゲット。
・コロナ禍でもちょっとしたアメリカ旅行気分を味わえる。
・ディズニー以外なんでもありで間口は広い。
・ジェラシックパークとジョーズではレインコートを着用せよ。
・宿泊先は駅近のホテルが穴場。