毎年恒例のプーチン大統領の記者会見が行われた。
ソーシャルディスタンスを空けて記者たちが待ち構え、いつもよりがらんとした大会場のステージに登場。胸板が厚く堂々とした出で立ちで、どっしりと落ち着いた鋭いまなざし。ある時点で老化は止まったのではないかと思うほど、年齢不詳でとても69歳には見えない。
今年の会見は冒頭のスピーチもなく、いきなり質疑応答で始まって例年通り4時間にも及んだ。比較するのもはばかれるが、冒頭発言のみで終了した小室夫妻の「会見」とは真逆である。あれは小学校卒業式の答辞のようで、あまりにも子供っぽく一方的なコメントに過ぎなかった。
プーチン氏は身長170センチとさほど高くはないが、柔道で鍛えた体が美しい。彼のような立場ではフルコースの料理を食べる機会も多いのだろうが、ぜい肉はまったくついていない。
美しい肉体の維持は知性の第一条件である。お腹がせりだしている男性はいくら高学歴でも基本的なレベルで頭が悪く、傲慢だと言わざるを得ない。肥満が引き起こす病気への認識不足、脂肪だらけの醜い肉体をパートナーの前にさらしても大丈夫な感性が、私には信じられない。
もっと若くて勉強や仕事しかしていない秀才は筋肉が足りず、もやしのようにヒョロっとしている。日本の官僚やサラリーマンによくいるタイプで、真面目で温厚な性格の方も多いのだが、こうした体型のため性的な魅力は感じさせない。
国籍を問わず政府機関や大企業は上意下達で、スタッフは自分の意思を持てず精神的に去勢された宦官である。このためドキドキすることもなく、仕事相手としてはむしろ都合がよい。
こうした人々とプーチン氏は対照的だ。知性の第一条件である肉体美を備えたうえ、鋭い知性を随所に感じさせる。手元に置かれているのは質問を書き留めるメモ用紙と若干のデータのみで、回答の根拠となる考えは頭の中に入っている。
ロシア政府職員の方と話したとき、この年末会見のために政府をあげて準備すると言っていた。そうした内容を把握し、説得力をもって各質問に答えていく。ステージにいるのはプーチン氏だけで、質問に答えられずスタッフに助けを求めることは一切ない。
最近の米国大統領とは比較にならないほど、はるかに頭がよく見える。だからアメリカは何かと言えば、ロシアにいちゃもんをつけるのだろうか。
完全な妄想ではあるが、プーチン大統領と一度デートしたいものだ。時事問題や政治ネタを話すというよりも、日常生活や秋田犬の様子を聞きながら彼のオーラを感じ取ってみたい。