1)歴史から学ぶ
日本の皇室は2600年以上続く世界最古の君主制だという。この長い歴史から、人間が存続していくための処世術や教訓を学べるのではないか、という期待がある。
2)お金持ちのロールモデル
人間は自分を上回る存在から学び、なんらかのヒントを得たいと思っている。富裕層にとって皇室御用達の製品、旅館、ファッションは参考になるのかもしれない。
庶民の立場からすれば、幼稚園~大学まで私立に通い、品位保持という名目の贅沢品を享受してもらうため、なんで生活や進学先に経済的な制限のある我々が税金を払うわけ?となるわけだが、お金持ちの観点は異なるのだろう。
3)国民を気遣う存在
最近発表された皇后のコメントでは、以下の人々を気遣っている(登場順)。
・娘の成人に温かい祝福をしてくれた多くの方々。
・娘の成長を見守っていただいた皆様。
・コロナの死亡者とその家族・友人、闘病者、後遺症に苦しむ内外の人々。
・医療従事者の皆様。
・多くの方、特に経済的・社会的な困窮者、自殺者、収入減少や進学断念を余儀なくされた方。
・東日本大震災の被災者。
・豪雨など自然災害の被災者。
・ノーベル賞を受賞した真鍋淑郎さん。
・東京五輪の選手、指導者、スタッフ、ボランティア、医療従事者、警備担当者など多くの関係者。
・大リーグMVPに満票で選ばれた大谷翔平選手。
・皇居・御養蚕所の主任や周囲。
・上皇上皇后両陛下、赤坂でお世話になった多くの方々や皇居への移居に際して尽力していただいた全ての方。
・私の体調を気遣っていただいている天皇陛下。
・日頃より温かいお気持ちを寄せていただいている国民の皆様。
これだけ多くの人々や内外の出来事をフォローして気遣うというのは、かなりの心労ではないだろうか。
ご自身は適応障害に20年近く苦しみ、医師の診断では「いまだ恢復途上にあり、大きな行事が続いたあとは疲れが残る」という。この病気は環境に合わないために生じるため、皇室を離れない限り一生続くかもしれない。
同じ人間として痛々しく、気の毒に思ってしまう。諸悪の根源は男性しか天皇になれない制度、つまり男子を産むプレッシャーだったと思う。このため雅子さんが妊娠中、主治医に胎児の性別を知りたいかと聞かれたとき、夫である皇太子(当時)はその必要はないと断ったという。妻に心配をさせたくない、という気遣いだったようだ。
眞子さんの結婚騒動には、とにかく皇室を出たいために必死だったことが伺える。内親王は15歳になれば皇室離脱できる制度を活用すべきだったと思うが、そもそも、それだけ皇室を出たいと思う理由があったのだろう。これまでの言動から思い込みの激しい性格ではないかと想像するが、それでもかなり気になるところだ。
そうした皇室への不満をマスコミやSNSにぶちまかれては困るので、日本政府も外交機密費という、国会で出所を問うのが困難な予算を計上してでも、生活を支えてなだめすかそうとしているのかも知れない。あるいは北朝鮮やテロ集団に拉致されて皇室や政府の内情を明かされるといった最悪のシナリオを避けるため、いまだに警護や住宅費の援助をしているのだろう。
愛子さんは皇室に適応しているように見えるが、これまでにも影武者がいるという疑惑があり、そうしたサイトを見ると、たしかに別人のような外見の人物が登場している。
保守系が固執する「男系男子」がどれだけ偉いのかわからないが、現在の天皇制が男尊女卑であることに間違いない。欠陥のある制度をただ長年続いてきたという理由で変えないことによる弊害は大きく、女性皇族や周囲に犠牲を強いるものだ。雅子さんをはじめ女性皇族の特徴として、必死に口角を上げて笑顔を作ろうとするも、目が死んでいたり、あるいは笑いすぎて不自然だったりする。
いまの日本でどれほど多くの家庭が男子出生にこだわり続けているだろうか。少なくとも私が生まれた半世紀以上前でも、両親は性別を全く気にしていなかった。もはや男系男子への固執は時代錯誤であり、日本国民の象徴ではない。
昭和天皇のもと戦争で多くの国民が犠牲となり、天皇の戦争責任は重い。その息子は同じ失敗を繰り返さないよう、国民に寄り添う姿勢を鮮明にし、それが現在の天皇につながっているのだと思う。
そうした姿勢はありがたく存在意義がある。このため私は天皇制や皇室そのものを否定するつもりはない。現在の天皇陛下がおっしゃるように、皇室は「時代の移り変わりや社会の変化に応じて、状況に対応した務めを考え、行動していくことが大切である」と思う。