2021年12月18日土曜日

神田沙也加さんの若すぎる死

 昨晩一寝入りしたあと目が覚めてスマホを見ると、神田沙也加が札幌のホテルから転落して重症だという。大阪の放火事件についで、なんとも痛ましいニュースである。おかげで目が冴えてしまい、しばらくして再度チェックすると、今度は「急死」になっていた。

 ええっ。。まだ35歳と若く、ミュージカル主演のため滞在していたホテルの高層階から落ちた、と。各紙の記事やネットのコメントを熟読すると、自殺と事故の両方の可能性があるらしい。

 窓の構造と外気の状況によって、窓を開けたとたん上半身をいきなり外に吸い出されるような体験をした人のコメントもあった。もっと自分が小柄だったら、全身を窓の外に投げ出されていたかもしれない、と恐怖体験を振り返る。

 その一方で、死亡する直前に父親・神田正輝の12月21日の誕生日を前にお祝いの電話を入れていたという。3日前という理由がよくわからないが、最後に声を聞きたかったということなのだろうか。

 松田聖子が郷ひろみと別れて神田正輝と「聖輝の結婚」をして、娘を出産したのが1986年。私は大学2年で超絶忙しい日々を送っていた頃で、ひとつの時代が終わったような寂しい感情を持った。

 というのも、当時の女性アイドルの人生として、仕事で知り合った芸能人と結婚して引退、出産後は表舞台から姿を消して家事と育児に専念するというパターンが王道とされていた。典型的な例が山口百恵や石川秀美である。

 松田聖子もこのパターンかと思いきや、スキャンダルや私生活、米国進出、作詞作曲などで常に話題をふりまき、今でもフリフリ衣装を着てセルフカバーをするなど生涯アイドルを続ける勢いだ。いい意味でも予想が大幅に外れ、彼女の活躍ぶりから元気をもらってきた。

 沙也加が生まれた時には私は成人に近い年齢で、今でも赤ちゃんのイメージが先に立つ。なにがあったのかわからないが、35歳にして早世するとは当時の聖子も思いもよらなかっただろう。なんとも気の毒でどんよりとした気持ちになる。(敬称略)