元Sハウスの一級建築士YouTuber、げげさんが素敵な考え方をしている。以下に論旨をまとめてみよう。
ーーーーー
家や建築物は人工的なもので、存在自体に圧迫感がある。それを自然となじませる役割を果たすのが植栽だ。
庭木のデザインには「不等辺三角形」を心がける。高さが同じ植木を等間隔で並べてしまうと、公園のようでつまらない。そうした存在は自然にはないからだ。高さや配置に変化を持たせると自然な印象になり、屋内から見た感じも奥行きが出て開放感と広さを演出できる。
また玄関の近くに木があるとよい。散歩する人の目を楽しませる「街へのプレゼント」だ。
ーーーーー
ヨーロッパでは「街へのプレゼント」という考え方が義務化され、街並みや景観を美しく保つための法律が厳しい。イギリスでは自分の家の外観も自由にはできず、変えるにはブロック全体の住民の合意が必要になる。
日本も自治体によっては景観保護条例があるが、一般的には自宅の外観や庭は自由にできる。忙しくて庭の手入れができなければ、一面に防草シートと砂利を敷くことも可能だ。
だが時間があれば、やってみると植木の手入れは奥が深い。特に環境問題に関心があれば、学問や仕事で学んだ理論の具体例を見られる。生物多様性とは害虫との戦いでもあるが、害虫にも重要な役割がある。剪定に強い木もあれば、向かない木もある。植木にも個性や特徴があり、それを理解したうえで手入れをする必要がある。
そうして花が咲き、新緑が芽生え、葉が色づき、道行く人をほっとさせる。
