ベテランの同僚が言う。理不尽な行為をする人物には、職場以外に彼自身の問題がある可能性が高い。家庭不和、個人的な悩みなど。できればランチではなく、お酒の入った夕食でじっくり話してみるといい。そこで本音を聞く。
相手が上司であれば、イメージとしては彼が運転席に座り、ハンドルを握ったままの状態を保ちつつ、後ろからそっと彼の手の上に自分の手を置き、方向をシフトさせる。
これは男性同士ではいいのかもしれないが、どちらかが女性の場合、中々チャレンジングだと思う。マスコミなどあまり堅くない仕事であれば、可能かもしれない。だがお役所で男性上司と女性部下が一対一で飲みに行くというのは、少なくとも私のいる状況ではかなり目立つ行為である。ただ、誰かもう一人入ればさほど不自然ではないので、そうした機会を作るという手もある。
こういうことをつらつら考えるに、やはり女性はマイノリティーなので不利な立場だと思う。女性上司に仕えたときは、かなりやりやすかった。彼女の家に遊びに行き、彼女の家族と一緒に近所の水族館に連れて行ってもらった。あるいは二人でレセプションに行き、その場で交わした会話も男性上司との会話ではちょっとできない、親しい本音を聞くこともできた。男同士だとこうしたことは日常茶飯事なのだろう。
おそらく最もプレッシャーがなくて済むのは、立食パーティーで偶然会うという状況だろう。この場合、相手がかなりの上級管理職であっても、通常のプロトコールに関係なくグラスを片手に会話を楽しむことができる。その中で最近の組織改変や戦略の話などもポロッとできるかもしれない。