2019年2月27日水曜日

幸せの条件とは?

 知名度があり安定した勤務先、暮らしに困らない収入、親切な友達、まずまずの健康状態があっても幸せを実感できない。時には絶望的になるほど不幸を感じる。

 どうしてなのだろうと、つらつら考えながら動画サイトを検索していて面白いレクチャーを発見した。慶応大学の前野隆司教授による「幸せの条件」の分析が興味深い。

 前野氏が数多くの論文を分析したところ、幸せをもたらす条件には「地位財」(所得、社会的地位、物的財)と「非地位財」(良質な環境、健康、内的状態)がある。

 地位財による幸福の持続性は低い。新しい家を買っても、それ以前と比べて幸福度が高く持続するかと言えばそうではない。収入、地位が上がればその度に幸福度はアップするが、すぐに覚めてしまう。このため、永遠に上がり続けない限り幸福は持続しない。地位財にこだわると、どう転んでも幸せであり続けることはできない。地位財を手に入れてもすぐに幸福感は消えてしまうし、手に入らなければ入手している他人を羨み不幸になる。

 非地位財の内的状態には4つの因子がある。これらを全て手にしていると、かなり幸福度が高い。

1)自己実現と成長
 人生の意義、能力、熟達、自尊心、自立性、社会の要請、将来への希望、満喫。自分が思う人生の意義に、現在の人生や仕事の方向性が合致していないと、かなり不幸になる。

2)つながりと感謝
 愛情、ユーモア。ムラ社会のような濃い関係ではなく、広く浅くつながっている多様性のある人間関係。友達の数よりも多様性が重要。アメリカではフェイスブック利用と不幸に相関関係があり、日本では幸福とわずかな相関関係がある。同居家族の数よりも、年賀状のやり取りしか交流のない親戚の数のほうが、幸せとの相関関係がある。

 感謝されるよりも、感謝することのほうが幸せを感じる。

3)前向きと楽観
 楽観性、自己受容、心配事がない、気持ちの切り替えが得意。

4)独立とマイペース
 人の目なんか気にしない。自己を確立し、他者と比較しない性質。

2019年2月24日日曜日

儲かる商売、儲からない商売が一発でわかる方法

 温故知新ーーかつて住んでいた場所、学校や職場のあった場所を訪ねてみると、貴重な発見がある。

 当時の状況を思い出し、なぜ自分はあのような行動を取ったのかが手に取るようにわかる。自分の価値観、人生の優先項目が明確になり、今後の方針を立てるうえで参考になる。

 それと同時に意外にも、儲かる商売、儲からない商売が一目瞭然でわかる。

 というのも、「あれ、ここには昔〇〇があったのに。。。」「ああ、この店はまだある」と確認していくことによって、残酷なほどに時代や経済の流れを実感する。

 最近、都内数カ所を散策して感じたことをまとめてみよう。

・ロケーション、ロケーション、ロケーション
 駅近、それも地下鉄を出てすぐ、大通りの交差点といった最高の場所にある店は残っている。スタバやドトール以外の喫茶店、文具店、老舗菓子店、銀行など、必ずしもトレンドに合った商売というわけでもない。

・蕎麦屋は強い
 大通り沿い、バス停の前など人通りの多い道にある蕎麦屋は続いている。

・日常に密着した商売も手堅い
 住宅地の中にある小さな電気店はちょっとした電気工事の需要があるためか、結構な割合で続いている。靴は履いてみないとフィット感がわからないので、靴店もオンラインショッピングにさほど押されていないようだ。

・マッサージ、鍼灸、整体など癒し系の店がかなり多くなった。

・イタメシ、フレンチ、高級菓子は同じ店の生存率がかなり低い。むしろ、以前は西洋料理だった店が中華、台湾、韓国料理の店に代わった例が多い。

・勝ち組、負け組への明確な対応
 東京、パリ、ロンドンなどの大都市圏の傾向として、西側が金持ち、東側が貧乏というざっくりとした色分けがある。だが最近の東京の傾向として興味深いのは、そうした大きな色分けを残しつつも、同じ地域でも富裕層と貧困層が共存し、各層に対応した商売が登場していることだ。

 例えば、西荻窪では紀伊国屋スーパーのすぐ隣に西友があり、「近隣の競合他社のチラシよりも1円でも高ければ値下げします」と赤字で目立つようにうたっている。
・ガソリンスタンドの撤退が顕著
 GSのあとはコンビニ、どこかの会社などに代わっている。

・都心居住者の増加
 大手町・神田界隈といった、かつては商業一色だった場所にもマンションが建つようになり、居住者に対応したスーパーができている。

2019年2月22日金曜日

中年太りに完全におさらばした私の10の方法

 私は3年ほど前から8キロ減量し、今ではSサイズの服を着ている。太っていると、どうしてもそのことばかり考えてしまいがちだが、そうしたことは全くない。おかげで無駄な肉だけでなく無駄な思考も減り、相当な時間の節約になる。

 体重を減らし、現状を維持するプロセスをご紹介しよう。

1.栄養とカロリーを管理する
  当たり前の話だが、消費カロリーよりも摂取カロリーが少なければ痩せる。これに加えて、脂肪燃焼に必要な栄養素もしっかり取る。「あすけん」というサイトでこの管理ができる。今ではだいたい何をどのくらいの量を食べればよいのかわかったので、日々の入力はしていないが、目標体重を完全にキープできるようなるまでは、面倒でもこの作業を毎日していた。

2.運動を毎日やる
  毎日30分程度は運動する。暑い、寒い、ちょっと疲れた、化粧が取れている、などの理由で外に出たくない、その結果運動をしない、というワナに陥りやすい。これを解消するためエアロバイクを買い、水泳や散歩ができなかった日は室内で必ず運動する。動画サイトで音楽や講演を聞きながらやれば、いつの間にか30分くらい経ってしまう。

  私が個人的に思うに、ガリガリに痩せていればいいというものではない。適度に筋肉がついていないと健康的ではない。頭の回転をよくする、病気予防など運動の効果を示す研究結果は山ほどある。


3.運動した結果を記録する
  エアロバイクやあすけんで運動量をチェックし、消費したカロリーを毎日エクセルに記録して医師に健康相談する際に見せる。

4.お酒をやめる
  昨年5月から完全に禁酒して以来、一滴もお酒を飲んでいない。その結果、睡眠の途中で目が覚めることがほとんどなくなった。睡眠不足になると脂肪を溜めやすくなるが、禁酒により摂取カロリーが減るだけでなく、脂肪を溜め込まない体質になれる。

5.フルコースの食事はなるべく避ける
  フルコースの食事は1回だけで1日分の必要カロリーに近づく、もしくは超えてしまうことすらある。人間は惰性の生き物なので、いったん美食に慣れると、また美食に走りたくなる。1回の運動で消費するカロリーはせいぜい200~300kcalなので、過剰に食べた分を運動で解消するという考えは現実的ではない。

6.ピザ、カレー、ドーナツは基本ダメ
  こうした脂質の高い食品はとにかく目標体重に落とすまではゼロ。その後は頻繁ではない行事の時のみ。

7. 値段をチェックする際に必ずカロリーもチェックする
  スーパーやコンビニで買い物をする際には、値段をチェックすると同時に必ずカロリーもチェックする。同じような食品でも意外とカロリーの差はある。

8.缶コーヒー、コーラを常飲しない
  一日の中で血糖値の上下が何度もあると糖尿病につながる。缶コーヒーやソフトドリンクはカロリーだけでなく糖分も多いので、どうしても飲みたい時に限定する。

9.お土産のお菓子、チョコ、クッキーなどを口にしない
  上記の理由で糖尿病予防とカロリー制限、また虫歯予防のため、どうでもいい間食は避ける。

10.カッコいい洋服を買う
  素敵な洋服をいつまでも着たいというモチベーションは、ダイエットの原動力となる。

2019年2月20日水曜日

贈り物のコツ

 モスクワのクレムリン(大統領府)に武器庫という博物館があり、武器だけでなく様々な宝物が陳列されている。

 歴代皇帝が受け取った贈り物のコーナーが興味深い。欧州各国から贈られた装飾用の鉄製皿があり、全て製造したのはドイツだという。さらに興味深いことに、ガイドいわく「フランスからの贈り物はない」のだと。

 ええっ、フランスと言えば外交で有名なのに。Demarche(外交の伝達), Chargé D'affaires(臨時代理大使)といったフランス語は英語でも日常的に使われる。

 「だからこそ、フランスは贈り物をしないことで有名なんです」とガイドは言う。どのくらいあてはまるのかわからないが、少なくともロシア人ガイドの発言は興味深い。 

 そう考えてみると、日本人の女性は贈り物をしすぎなのではないか。バレンタインのチョコレート、毎日のお弁当、来客へのお茶など。なにかを贈られて嫌な気持ちになることはないものの、それによって贈り主を尊敬することになるかと言えば、逆効果なのかもしれない。

 お歳暮やお中元は目下の者が目上の人に贈る、あるいはお世話になっている方へ御礼の気持ちを表す、といった意味合いがある。このため理由も特になく贈り物をすれば、相手よりも自分は一段下だというメッセージを自ら送ることになるのかもしれない。

 ある知り合いの米国人夫婦がいる。夫は高学歴なハンサムで、妻のほうは資産家の出身だがごく普通の容姿である。だが夫のほうが妻にぞっこんで、いつでも妻の自慢話に花を咲かせる。

 その妻は専業主婦だが決して夫の弁当を作らない。それどころか、ランチタイムにはコンビニのおにぎりを買って行き、一緒に食べる。「だって夫はコンビニのおにぎりが好きだから。日本人の女性に言ったら、すごく驚かれました。ええっ、ダンナさんにお弁当作らないの?」と。。

 私が思うに、彼女が一生懸命になって愛妻弁当を作っていたら、これほど夫に愛されてはいないのかもしれない。あえて贈り物をしないからこそ、自分が有利な立場に立てる。日本人女性の地位が欧米と比べて低いのは、こうしたことも影響しているのではないか。
 

2019年2月16日土曜日

Review: MET Opera movie "La Traviata" 2018/19 season

This weekend I saw a movie that filmed an opera "La Traviata" of 2018/19 season on December 15, 2018 at the Metropolitan Opera (MET) in New York.

The passionate performance was awesome and brought deep emotional moisture to my heart which was dried up by day-to-day busy life. It even penetrated the less than average venue Togeki movie theater in Ginza, Tokyo. The sound effect was unfortunately so bad and worse than most movie theaters in Japan. Moreover, it was too old and smelled a bit moldy. I personally do not recommend this place for a date.

Ironically, the better the performance was, the worse I regret I could not go see a live one. That is, a MET live opera is, in my view, so impressive and even surpasses the Grand Canyon for its experience. The entire aura is created by both the performers and the audience, including such details as sparkling jewelry on their finger. That is very special and something that a movie is not able to convey. 

Regarding the story, all the main characters except for Violetta looked hypocritical. Alfredo did not deny her last words "On the day you get married with a young lady..." while he claimed a true love with her. As such, this classic masterpiece might tell the truth that there is no such thing as a true love between a man and a woman...

2019年2月15日金曜日

健康を保つコツとは?

 カルロス・ゴーン氏が先月末に日本経済新聞の独占インタビューに応じた。同記事によれば"健康状態を尋ねると「大丈夫だ」とし、現在の自らの状況について「人生山あり谷ありだ」と述べた。終始、疲労や動揺は見せなかった。"

 取材時ですでに2カ月半にも及ぶ牢獄生活を送る64歳。このような状況で毎日眠れているのはスゴイ。やはり大物は違う。

 40を過ぎると健康の個人差が如実に現れてくる。「ええっ。。〇〇さんが。。。」と驚くような、がん闘病の話は珍しくない。とても感じがよく、いい人が多い。もしくはジャーナリストなど仕事が面白いあまりについ働きすぎるタイプ。マスコミ関係は事実確認や文法に完璧さを常に求められ、神経を酷使するのがよくないのではないかと想像する。

 遺伝の影響も大きいと思う。生まれつきの歯並びによって歯の状態はかなり違う。

 90歳を超えても元気という人はお金持ちに散見される。有機野菜など身体にいいものを値段を気にせず買えるのも大きいのかもしれない。

 例えば、「オオカミの桃」という変わった名前のトマトジュースがある。北海道のきれいな空気で育ったトマトを使い、一切の添加物を加えていない。値段は1リットルで1000円以上する。だがいったんこのジュースに慣れてしまうと、普通のトマトジュースはまるで毒を飲んでいるように感じられる。

 「金持ちケンカせず」と言われるように、お金で解決できる問題は多い。結果として精神的な健康も維持しやすいのかも知れない。

2019年2月8日金曜日

オンライン英会話の効用

 私は英語を書くのは得意で、旧TOEFLのエッセー(TWE=Test of Written English)は6.0(満点)、留学先のLondon School of Economicsの修士論文ではDistinction(上位4-5%)を取った。オックスフォードで博士号を取ったイギリス人指導教官に"I can't believe you're a non-native speaker. You should be very proud of your English writing skills."と言われてかなりうれしかった。

 だが話すとなると、そこまで行かない。普通に話はできるし会議にも出るが、日本人で私とは比べ物にならないほど話すのが上手な人を何人も知っている。話すのは書く以上に、筋トレや有酸素運動に相当する筋肉的な要素が入ってくる感じがする。なので毎日運動するのと同じように、毎日英語を話す練習をしている。

 オンライン英会話はたくさんの先生から自分の好きな先生を選ぶことができ、自宅やスマホで手軽にできる。現役時代はバリバリと働き、今ではセミリタイアで旅行をしながら時間がある時に趣味で英語を教えている、といった先生も多い。

 最近、本当に久しぶりにこんなに充実した話ができた、と思う先生がいた。まさにこういう会話を私はしたかった。長い間のどが渇いていたが、ようやく1リットルの水を一気に飲んだ、といった感覚だった。

 彼女は元投資銀行の重役で、アメリカの上級管理職の行動様式、考え方の特徴、貿易収支、さらにはガイドブックには出ていないヨーロッパの素敵な場所について語ってくれて、ものすごく参考になった。こういう人は英語も洗練されていて、形容詞の使い方ひとつで明瞭かつ知的な会話が可能になる、という例を体現してくれる。

 ただ自分に自信があるあまり、思い込みが激しいと思うこともあった。米国農務省の職員数は10万人なのだが、「そんなに多いわけないでしょ。1万人じゃないの」と言い張る。ちょっとググればすぐにわかる話だし、別にそこで議論する意味もないので、それ以上気にしなかった。

 私にとっては素晴らしい先生なのだが、ほかの生徒にとってはそうでもないようだ。

 なかには5点満点で1点をつけて酷評したレビューもあった。「『なんて言ったのかわからないわ。正しく発音してみなさい』と言われて凹みました 」と言う。まあ、これは生徒がよほど出来ないのだろう。間違っている発音を平気で何度も続ける人はいるし、これはある種の傲慢さの表れとも言える。だいたい、英語を習うためにレッスンを取っているんだから、間違いを指摘されるのは当たり前だろう。

 こういう的外れなレビューがあるおかげで、すごくいい先生とのアポも取りやすくなる。

2019年2月2日土曜日

理想の空調

 電気代を度外視すれば、暖房はオイルヒーターが最高である。

 まったく音がせず、電気ストーブのように直接的にギラギラした熱が来るわけでもない。部屋の中だけ春を先取りできる。「あれ? 今日は暖かいな」と思ったら、オイルヒーターがついていた、という感じ。

  ただし、電気代はスゴイ。最大電力は通常の大きさでも1500Wはある。

 加湿器にもいろんなタイプがあるが、加湿するという本来の目的でいえばスチーム式だ。ただ、これも最も消費電力が高く270W。オイルヒーターと合わせて、冬場の電気代は月2万円を超える。東電の人にもビックリされてしまった。

 興味深いのは、一戸建てとマンションの冬場における湿度の違いである。マンションはしばらく不在にしていると湿度が20%台になってしまうが、一戸建ては暖房器具をつけていても、加湿器なしで50%台はキープできる。庭と木があるからだろうか。

 夏の空調はエアコンしかなく、秋を先取りするといった自然な感覚はない。それでもパナソニックの最上位機種は人感センサーがついていて、風に直接当たるか、もしくはよけるかを選ぶことができる。これはかなり快適だ。消費電力は600W程度で、電気代もさほどかからない。