読売新聞の発言小町という掲示板に、かれこれ10年以上はまっている。
編集部のチェックがかなり入るようで、ある程度の文章力と最低限の品性のある投稿しか載らない。総合的にどんな投稿も扱うヤフー知恵袋、極端で辛辣なコメントの中に生々しく具体的な真実も垣間見られる2チャンネルとは、その辺りが異なる。
「私に教育を受ける機会が与えられていたら」というスレッドが興味深い。50歳を過ぎた投稿主(トピ主)は高校生のとき、超難関大学や医学部に余裕で合格できる偏差値があった。だが男尊女卑の親のせいで地元の国立大にしか進学できず、こんなのは教育と言うに及ばない。だからワタシは経済力のある男性と打算で結婚し、子供には中高一貫校→都内国立大という進路を歩ませた。恵まれた環境に育った子供たちが羨ましい。といった内容である。
文章によるレスポンスのほか、読者は「面白い」「びっくり」「涙ぽろり」「エール」「なるほど」 という5種類の感想から1つを選んでポチを押すこともできる。「びっくり」は投稿への反対、「涙ぽろり」は深い同情、「エール」は賛成と解釈してよい。このトピ主には合計2,782件ものポチがあり、「びっくり」は56%、「涙ぽろり」「エール」の合計が37%だった。
地元の国立大を教育とも思っていないことへの反論や驚き、違和感が高卒や短大卒の女性を中心に多く寄せられた。いい年して親や夫の庇護とサイフという発想から抜けられず、クリエイティブに自らの人生を切り拓くガッツがなかったアンタがいけないんでしょ、という意見も多い。一方でやはり親の考え、男性優位の社会構造や価値観の影響は大きいというコメントもある。さらにはトピ主の憧れたエリート教育を受けた女性いわく、「その先には理不尽でドロドロした世界があるんだし、知らぬが仏ですよ」。なまじ自分の思う通りの学歴を手に入れたら、かえって嫁に行きっぱぐねたかも知れないよ、と言う人もいる。
結論としては、世の中は本質的に不公平だということだろう。生まれた場所、性別、親の価値観や経済力、本人の持って生まれた性格、頭のよさ、発想力、エネルギーなど。
個人的な感想を言えば、打算によって結婚・子作りができる女性が少なからずいることに、いつも驚く。これって究極の売春婦ではないだろうか。自分には気持ち悪くて出来る芸当ではない。それと他力本願の人間は手に負えず、とても尊敬できるものではない。