2018年9月20日木曜日

プロ野球観戦の楽しみ

 三代に亘り東京で生まれた人が江戸っ子の定義だといい、もし私に子供がいれば正式な江戸っ子だったのに惜しいことをした。まあ祖父は埼玉出身なので、自分だってだいたい江戸っ子だろう。と思うくらい、自分は東京出身だという認識があるが、プロ野球では阪神を応援している。

 子供の頃、親が外出して夜に留守番をしながらテレビで野球中継を見ていて、阪神というチームが魅力的だったことがきっかけだ。アンチジャアンツというわけでもないが、巨人を応援するのはあまりに普通すぎた。かと言ってヤクルト、日ハムはインパクトに欠ける。

 阪神には東西の伝統ある二大チームの片方というオーラがあり、プロ野球全体を盛り上げている。日本の政治は自民一強でいわば巨人しかいないみたいなものだから、いまひとつ政治への関心や盛り上がりに欠けるのかもしれない。

 そういったプロ野球の認識が今や色あせて思えるほど、近年のプロ野球は盛況である。ヤクルト・阪神といったカードはかつてはガラガラだったが、最近では満員御礼。普通の試合でも芸能人が始球式を行い、マスコットをかぶった人とチアガールが本拠地チームを応援する。電光掲示板にはピッチャーの球速が表示され、その横になにげに文字情報のみの広告(「147km  キリン 生茶」といった具合)が出るという面白い工夫もなされている。ところで、かつてはSBOの順番だったが、いつからBSOの順になったのだろうか。

 試合を見に行くとなれば、当然ながら自分の応援するチームが勝つことを前提にしているが、勝率は1位のチームでも59%、最下位でも46%で五分五分と言ってよい。勝てばうれしいし、負ければがっかりする。結果だけが重要であれば翌日の新聞を見ればよい。

 だが目の前で選手たちがプレーしている臨場感はテレビでは味わえないものだ。投球のすごいスピード(速っ!!)。よくあんなに速い球を投げられるものだと感心し、それにバットを当ててホームランを打つなど神業としか思えない。サードゴロをファーストでアウトにするのは当たり前と考えられているが、実際にはすごいことだとわかる。

 ビールや枝豆の売り子は昔は男ばかりで「ビールいかがですか~~っ!!」という怒鳴り声も野球観戦の風物詩だったが、最近ではタレントのような美形の若い女性しかいない。一方、三塁側で本拠地チームの声援に一人で精を出す変な酔っ払いもいる。