2018年9月16日日曜日

男が嫌いな男

 週刊文春は「女が嫌いな女」特集に続き、現在「男が嫌いな男」の読者アンケートを募集している。14年ぶりの企画だそうで、前回(2014年)のトップ3は渡辺恒雄、小泉純一郎、出川哲朗となっている。

 興味深いことに、5位の明石家さんまは男性からも傲慢さで嫌われている。笑顔で当意即妙なやり取りだが、よく聞いてみると時代錯誤、男尊女卑の発言内容が目立つ。

 とは言いながら、私は20代の頃「恋のから騒ぎ」という番組の出演者募集に冗談半分で応募したことがある。日本テレビの担当ディレクターから電話があり、「書類選考に通過したのでオーディションに来てもらえますか?」と言われてびっくりした。その日は予定があったので迷っていたら、すごい倍率だったという。じゃあもったいないなと思い、出かけて行ったものの、人前で話すのが苦手で落ちてしまい出演することはなかった。

 「男が嫌いな男」にお笑い芸人が数多くランキング入りしている理由として、アンケート回答者から「男の立場としては、ちょっと面白い奴というだけで女性にモテるのが納得いかない」というコメントがあった。これに対して、スポーツや頭の良さは実力が数値化され、明確な負けた感がある、と。

 小学校ではかけっこの速さ、中高生では偏差値、大学のランク、勤務先の知名度、勤務評定や昇進など、働くしか選択肢のない男性は人生の長きにわたり競争にさらされている。この明確なヒエラルキーを「面白さ」というファジーな基準で崩されたら、オレの努力はどうなる?といった心理なのだろうか。

 ほかの女性の価値観はわからないが、私にとって「面白い」というのはかなりポイントが高い。思いもよらない発想、言い得て妙な発言で笑わせてくれる男性と一緒にいるのはすごく楽しい。酔っ払ってふざけるという意味ではなく、それは完全NGなのだが。

 2018年のランキング上位には、誰がどんな理由で上がってくるのだろうか。