2017年12月1日金曜日

書評 コリン・パウエル著「リーダーを目指す人の心得」

 あり得ないレベルの究極の理想の上司ーーパウエル氏の下で働くことができた人は、信じられないほどラッキーだと思う。これほどリーダーや管理職としての人格、適性、創造性のある人物はまずいないだろう。

 大手書店で和訳の文庫本が平積みになっていたのに気づき、パラパラとめくって役立ちそうな内容が散りばめられていたので入手後、寝食を忘れて一気に読んでしまった。なぜもっと早く読まなかったのかと後悔すると同時に、こんなすごい上司像を見せつけられたら未来永劫、現実とのギャップに悩むことになるとも感じた。

 だが逆に言えば、自分がリーダーの立場になったらすごく役立つ内容だし、多くのリーダーは単にパウエル氏の心構えやノウハウを知らないだけなのかもしれない。だったら、そうした人々にこの本に書いてあることを教えてあげるのも親切という感じもする。

 ワーク・ライフ・バランスという言葉からは、ワーク(仕事)は多少なりとも辛いもの、つまらないもの、嫌なものというニュアンスが読み取れる。だが理想の上司の下で働くことができれば、仕事は究極の幸福感、充実感を人生にもたらす。そうした具体的事例に圧倒される。

 現在上司の方、上司をいい方向に変えたい方、米政府や官僚組織に興味のある方(ええっ。。。と思わず絶句するビックリ情報が満載)、 最近感動が足りないと感じている方に是非お勧めしたい。