2017年10月13日金曜日

一点豪華主義の効用

 かなり恵まれた環境に育って世間的に条件のよい生活を送っていても、エンドレスに愚痴を言い続ける、あるいは何らかの深い怨念を抱えている、すさまじい嫉妬で常に自分と周囲を比べる。ネガティブなオーラを撒き散らし、周囲を困惑させ、どっと疲れさせる。

 そういう人は意外といる。思ったのだが、そうした人々は本当に自分が何を欲しているのかがわかっていない。あるいはわかっていても、あまりにも多すぎて現実的ではない。完璧主義で重箱の隅をつつくことに情熱をかける。他力本願で自己責任という感覚や、受け身で根本的な解決をしようという意欲や創造性、それに必要な忍耐力がない。

 これとは逆に、心から幸せそうな人に見られる共通点もある。自分が何を好きかを明確に認識している。好きな仕事に没頭した結果、社会から認められている。 〇〇さえあれば満足というほどの情熱を傾ける対象があり、ほかのことを気にする時間やエネルギーがない。

 開き直りや負け惜しみかもしれないが、独身というのも一つの手だと思う。結婚、出産、家族と手を広げていくと、周囲と自分を比較する材料がどんどん増えていく。「嫉妬地獄」に苦しんでいるという人の投稿を読むと、そんな感想を持つ。

 多少は寂しくても心穏やかに仙人のように暮らす。都会のど真ん中に住んでいてもそうした生き方は可能だし、一介の実践者として悪くないと思う。