人間は年とともに経験を重ね、人格者になっていくかと言えば、それは人によるとしか言えない。満足な人生を送り、社会に恩返しをしたいという方がいる一方、厭世的になり世の中への恨みつらみに満ちてくる人もいる。
最も多いのは、だんだんとわがままになっていく人々かもしれない。 年を取ればとるほど、一年が過ぎていくのが早くなる。今年も明けたと思ったら、もう明日で一月も終わり。例えば、現在50歳であればあと20~30年で終わりかもしれない。がんや不慮の事故などで、私の知人で60を待たずにこの世を去った人も何人もいる。
そう考えていくと、気の合わない人と無理に付き合うことはできず、他人に合わせて「いい人」を演じる時間もない。やりたいこと、言いたいことを我慢しなくなり、行き過ぎて他人に迷惑をかける人もいる。渡辺淳一の小説にはそういった主人公が出てくる。
自分はそうした醜い中年にはなりたくはないし、世の中に貢献したいと思う。だが時間を無駄にしたくないので、思い切った行動も取るようになった。