そうだ、京都に行こう。
JR東海のコマーシャルは、ぶらっと京都を訪れたくなる気分をよく表している。
3月中旬に偕楽園の梅を楽しみ、桜の季節はどこへ行こうかとつらつら考えた。
昨年初夏に金沢の兼六園、今春に水戸の偕楽園を訪れ、日本三名園の残りは岡山の後楽園となった。後楽園に行けば日本三名園を制覇、ということになる。
岡山まで行くなら、桜の季節に京都をすっとばすのは、あまりにももったいない。プロ野球も開幕することだし、甲子園へ阪神の応援にも行こうか。
だがフェイスブックの京都観光グループの投稿を見ると、すでに京都御苑と円山公園の枝垂桜、祇園の桜はかなり開花している。チケットの取れるタイガースの試合は4月5日以降しかなく、これらの桜はそれまでに見頃を過ぎてしまいそうだ。
花冷えと言うように、桜が咲いたかと思えば、突然冷たい雨が降るというのもよくある。天気予報が晴れのうちにサクッと行くのがベストだ。
3月末の朝、京都のホテルを検索すると、すごくきれいで新しいホテルが当日割引で5,000円を切っている。アパホテルのような狭小物件ではなく、シングルルームでも18平米と申し分ない。
これは行くしかない。
予約サイトで思わぬトラブル
岡山のホテルもあわせて予約サイトで取ってメールで確認すると、なぜか京都のホテルが2部屋も予約され、すでに2倍の金額が支払い済みとなっている。
は? コスパ最高の宿が見つかって京都行きの背中を押されたのに、これでは意味がない。
予約サイトはシンガポールの会社が経営、24時間体制で英語サポートを行っている。日本語対応の時間帯よりも早かったため、英語のヘルプデスクに苦情を言う。フィリピン女性が対応し、何度も長々と待たされること1時間。
ああ、これだよね。。日本を一歩出て生じるさまざまなアクシデント。米国でFedExに荷物をなくされ、ロンドンではヒースロー空港が雪で大混乱になり、ルフトハンザのイギリス支店の電話が全くつながらなかったことを思い出す。
今回のホテル予約ではすったもんだのあげく、予約サイトのトラブルにもかかわらず「返金はできないが、向こう半年間で使えるクーポンなら出せる」と言う。これ以上交渉しても埒が明かないと思われ、とりあえず了承する。
すぐに自宅を出ようとしたが、突然に雨が降り出した。駅までの道中で靴が濡れてしまうと、のちのちの行程で気持ち悪いのでタクシーを呼ぶ。すぐ近くにいたようで5分もしないうちに到着。その後は新横浜でのぞみに乗り換えるのもスムーズで、予定通り京都駅に午後2時過ぎに着く。
京都は曇ってはいたが、雨ではない。京都御所→京都御苑の花見→祇園の夜桜→円山公園の枝垂桜、という道順で行くことにする。
京都御所と京都御苑の関係
京都御所と京都御苑の関係だが、京都御苑という環境省が管理する公園の中に、宮内庁の管理する京都御所がある。
京都御苑の敷地には御所のほか、江戸時代に宮家や公家の邸宅が140軒ほど立ち並んでいた。明治時代に都が東京に移ると、これらの邸宅は取り除かれて跡地は公園となって一般公開された。
京都御所は千年以上続いた都の中心として、1331年に光厳天皇がここで即位してから1869年に明治天皇が東京に移るまで、538年に亘って天皇の住居だった。現在でも天皇・皇后両陛下の京都での滞在先、国賓の宿泊先として使われている。以前は宮内庁に予約しないと見学できなかったが、2016年から事前申し込み不要の通年公開となっている。
地下鉄・烏丸線で京都駅から5つ目、今出川駅で下車。3番出口を出て、乾御門から京都御苑に入り、清所門から御所に入る。

