2017年4月26日水曜日

「有終の美を飾る」べきか

 ポール・マッカートニーが再来日している。今日から東京ドームで木、土、日とコンサートを行う。ググッってみたところ、まだオンラインでチケットを販売している。火曜に行った日本武道館公演でも当日券があったという。

 中古楽器店を営むマニアックなファンのブログを読むと、相当疲れてきて声が出ていなかったことがよくわかる。

 サッカーの三浦和良、野球のイチローも全盛期を過ぎてもずっと続けている。フィギュアスケートの浅田真央は12位で終わった試合で引退を決意したという。

 歌手の山口百恵、巨人の長嶋茂雄が惜しまれて引退した「有終の美」という感覚は、高齢化社会とともに消えているのだろうか。

 あるいは観客のニーズそのものが最高のパフォーマンスというよりも頑張っている姿なのか。肉体的にはくたびれてきつくなってきても、それでもやりたいことはやるという願望を体現し、ワタシもオレもまだまだ行ける!と思わせてくれる人物こそがスターだという認識に変わってきているのだろうか。

 それと同時に、往年の名歌手、名選手でも、誰でも衰えていくんだなという実況中継を見るのも、私は何と表現したらよいのかわからない。 

 女優の原節子は誰しも絶世の美人だった頃しか一切わからない、というのも一つの美学だろう。

 自分で言うのもなんだが、「松田聖子よりずっとカワイイ!」としつこいほどクラスの男子たちに言われた中学時代の同窓会の招待状を最近受け取り、どうしようか悩む。

 つまるところ個人の生き方の自由であり、 世間の認識もゆるやかで多様になってきたのかもしれない。(敬称略)