今週、米元副大統領アル・ゴア氏の主宰するセミナーに参加した。
2000年の大統領選に出馬して接戦の末、勝負を分けるフロリダ州で投票システムに問題があることが判明。票の数え直しが行われ法廷問題にまでなり、最終的にゴア氏は総得票数では過半数を獲得したものの、選挙に負けるという結果になってしまった。
"I am Al Gore, and I was the next President of the United States." と言う有名なセリフの前置きで、彼はライフワークである地球温暖化問題を訴えるプレゼンテーションを全米各地で始めた。これに関心を持ったロサンゼルスの映画会社がゴア氏に呼びかけてプレゼンを映画化。「不都合な真実」という作品で全世界に広がり、これによってゴア氏はノーベル平和賞を受賞した。
今回のセミナーは、このプレゼンの拡大・最新版と言える内容であった。3時間にも及ぶプレゼンをぶっ続けで、ほとんどノートも見ることなく水も飲まずに語り続ける。中国が世界で突出して石炭火力の電力量が多いというスライドのときだけ4~5秒沈黙。"I'm trying to be diplomatic..."という言葉に、私は思わず笑ってしまった。
このセミナーには1600人もの応募者があり、会場の都合で半数は選考に落ちてしまったという。それだけ温暖化は日常で誰もが肌で感じる問題となり、関心が高まっている。
私は15年ほど仕事でこの問題に関わっているが、数年前までは「今対策を取らないと、2050年にはこうなってしまう」「私たちの子供や孫に美しい地球を残さなければならない」といった言い方がされていた。それでぶっちゃけ2050年に自分は生きているかわからないし、世の中に散見される自己中な親バカにはウンザリだし、他人の子供や孫は自分には関係ないし、まあいいか、みたいな感じがあったと思う。
だが2050年を待たずして、現在すでに10月になっても暑い日が続き、豪雨や土砂崩れ、洪水が日常茶飯事となっている。自分の担当する海洋分野で言えば、2019年6月には熱波のためカリフォルニアでムール貝が海中で料理された状態で大量死。ウミガメは海水の温度で性別が決まるが、グレートバリアリーフの北部では現在、ミドリウミガメの99%がメスになっている。
全体的な傾向として魚の分布は北上し、日本ではスルメイカが深刻な不漁に拍車がかかる一方、従来は三重県くらいまでしかいなかったブリが北海道でも採れるようになっている。
前置きが長くなったが、では温暖化を食い止めるために私たちは何をすればよいのだろうか。
1.出生数を制限する政策を取る
そもそもGDPの数字を上げるため市場拡大が必要となり、人口を増やさなければならないという論理がよくない。温暖化のみならず、環境問題の最大の原因は人が多すぎることである。なので幼児教育無償化は即刻廃止。3人目以上にはペナルティーを課す。独身者を優遇する税制を取る。
米国の人工中絶反対論は女性の健康や人権の観点だけでなく、環境対策という視点からもおかしい。カトリックやイスラム教の家庭では8人や9人もの子供がいたりする。これでは女性は出産や子育てで人生が終わってしまう。
セックス以外の楽しみを娯楽産業がもっとクリエイティブに考えて提供する。性的な刺激を上回る快感を提供するサービスにより性犯罪も減り、望まない出産、子供の虐待、不幸な人生も防げる。BMWの「駆け抜ける歓び」はその一例であり、産業界はこうした取り組みをもっと進める。
2.日々の生活でより環境に負荷のかからない選択をする
コンビニ、スーパー、調剤薬局などあらゆる場面で、ポイントがたまる・たまらないに関係なく、必要がなければレジ袋、箸、スプーンを受け取らない。温暖化の危機について店員や店長に語り、店員教育やマニュアルで自動的に袋・箸・スプーンをつけるよう指導するのではなく、必要かどうか顧客に意志確認する。あるいは別のところに袋・箸・スプーンを置いておき、顧客がそこで必要な分だけ取っていくようにする。このコーナーには監視カメラをつけて、大量に持っていく人がいたら警察に通報する。
3.ブランド物を買う
リサイクルをしようとすると、ブランド物でないと中古品は売れない。ブランド物で希少価値があると、定価より高く売れることもある。例えば、ロレックスの時計は電池なしで永遠に自動で動く。何十年も使えるので、新しいものに買い換える必要もない。
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