2019年9月30日月曜日

増税前カウントダウン ブランド店レビュー

 今こそ1980年代バブル女子大生をやると決めたワタシとしては、当然ながら買うなら増税前。まだ蒸し暑い中、週末はブランドショップを見て歩いた。

 最初の戦利品はエトロのハーフジャケット。いかにもエトロといったペーズリーの柄である。茶系のハーフジャケットを持っているが、止め具に使われている皮がボロボロになっている。これに代わるジャケットを探していたところ、ちょうどよいものが見つかった。表面は撥水っぽい生地で雨の日でも大丈夫かもしれない。エトロでは同じような模様で秋冬の仕事用でA4が入るバッグも調達した。

 雨の日用にゴアテックスの防水靴もゲットした。撥水加工の施されたMUJIの靴は履き心地はよかったものの、小雨でも10分と経たないうちに靴下がぬれてきてダメだと判明。最初から完全防水の靴を買えばよかったと後悔した。ゴアテックスは靴のメーカーの名前ではなく、まるで卵の殻にひっついている薄皮のような防水皮膜を内部に施すことで、完全防水した靴を指すのだという。例えて言えば、東レのナントカ繊維、みたいな感じらしい。大雨でも大丈夫そうに見える長靴でも、実は撥水のみで、防水ではないものもあるというから要注意だ。

 ところで猛吹雪も予想される米国東部への出張には、何を着て行ったらよいだろうか。最近では温暖化の影響で東京はあまり寒くないので、裏地がついていないコートも目立つ。四半世紀前に買ったコムデギャルソンのロングコートは分厚くて暖かく、風の強い氷点下の天候にも対応できるが、裏地がボロボロになってしまった。投資銀行・元重役の英語の先生に相談すると、このコートはコレクターの価値があるという。所詮、裏地は数年でボロボロになってしまうので、いい仕立て屋さんで裏地を総取替えすることを勧められた。

 それで振り返ってみると、気に入った服だからこそ裏地を替えたものの、その後なぜか着なくなってしまったスーツもある。やはり防寒目的のコートの購入も検討すべきだろうか。

 ヒューゴ・ボスの店ではすごく暖かそうなムートンのコートを勧められた。ボスでは今年の1月にやはり黒系のコートを買ったばかりである。ただ、このコートは東京でも寒い日にはやや物足りない。しかしムートンとなると雪にさらされると厳しいかも知れず、日本から着て行くには暑すぎる可能性もある。スーツケースに分厚いコートを入れ、現地で着替えるという手もあるが、そうすると荷物がかなり重くなってしまう。ちょっとした階段など、どうしても自力でスーツケースを持ち上げる場面が出てくるので、できるだけスーツケースは軽量にしておきたい。そう考えると素敵ではあるが、このコートは見送ることになりそうだ。

 エルメスでは200万円のウールコート、ルイヴィトンでは76万円のコートもあった。素敵ではあるが、正直そこまで出して本当に何が違うのだろうか。

 この手のブランドショップは、百貨店ではなく路面店では特にやや怖い雰囲気が漂っている。六本木ヒルズのルイヴィトンの店は、そういった怖さが頂点に達している。遠くから見ると若く見えるが、近づいてくると化粧のかなり濃いアラフィフと思われる女性店員が、まるで吸血鬼のように張り付いてくる。

 そのルイヴィトンの向かって左隣にロレックスの店がある。前日に別の店で買ったばかりだが、とりあえず入ってみる。すると昨日の店では稀少とされていたaubergineの文字盤で全く同じ品があった。六本木ヒルズ店は日本で最大級の品揃えのためか、すぐに仕入れることが可能なのだという。ただ、いくつかのオンラインショップでは定価より高い値で売っており完売した店も結構あることを考えると、投資としてもよかったかもしれない。

 それにしても、このデザインは「かわいい」というものではない。店の鏡で見たときは、光り方がちょうどいいと思ったのだが、実際に1日はめてみると意外とややけばけばしかったかもしれない。だがかわいくないということは、逆にある種の凄みのようなものは出せるかもしれない。

 まあ、そこまで気にする必要もないだろう。それにしても毎日着用していれば電池交換なしで永遠に自動で動くのだが、身につけていないと55時間で止まってしまう。巻き直せばまた動き出すのだが、その作業もやや面倒臭そうだ。結果として定番の時計として毎日して行くことになり、所有者がロレックスの歩く広告塔となる。面白い仕組みを考えたものだ。