この長い週末は別宅でお昼寝三昧の予定だったが、ふだんはBGMの野鳥もあまりの酷暑で黙ってしまった。最終日の夕方までのんびりするつもりが、日が暮れても空気がサウナのようで、この中を移動するのは厳しいと思われた。
このため昨晩は早々に寝床に就き、早起きして朝6時半の電車に乗って朝帰りをすることとなった。思えば学生の頃は一限の授業に間に合うよう、このくらいに家を出ていたのだ。
この時間帯の中央線は特快はまばらで、快速に乗る。国立駅の前にはマンションがたくさん建っている。国立といえば一戸建ての高級住宅街のイメージだったが、最近は集合住宅も幅を利かせているようだ。それにしても特快が停まらず、始発もなく、新宿までの長い距離を立ちっぱなしの覚悟でみな住んでいるのだろうか。あるいは立川とか国分寺あたりで働いている人が多いのかもしれない。
最近新しくなった武蔵小金井の駅舎はドーム型の大屋根で、どこかヨーロッパの駅を思わせる。
個人的に最も辛いなと思うのは、東小金井である。東方向、西方向とも「かなり乗ったけど、まだまだこれから」感が最高潮に達する。少し時間をずらして特快に乗るべきだったか、一瞬後悔する。いや、特快は少なくとも快速よりも絶対に混んでいるのは明らかだ。三鷹で待ち合わせた特快は案の定、つり革につかまった人が多く見え、今さら乗り換えないと決める。
というのも、休日の快速は西荻窪、阿佐ヶ谷、高円寺には停車しない。吉祥寺と荻窪を我慢するだけなら、座っていたほうがラクである。
新宿駅で降りると、JR駅構内でイベントの宣伝アナウンスが流れる。とっくの昔に国鉄ではなくなったわけだが、ホームがたくさん並ぶ新宿駅の威容は国鉄時代から変わらない。
地下鉄の乗換駅ではスタバもまだ閉まっているし、近所の薬局のシャッターも下りている。朝日はだんだん厳しく照りつけてきたが、まだ日傘を差すほどではない。むしろカルシウムの吸収やセロトニンの分泌、ひいては夜にメラトニンの到来を促すためにも、東から射す日光くらいは浴びることにしよう。