「お近くにお住まいの皆様へ特別ご招待」--そう書かれた白い封筒がポストに投函されていた。キャピトル東急ホテルにあるエステが半額になるという。
予約の電話をしてジムも使えるのか聞いたところ、「別会社なのでできません」とのこと。運動をして汗を流したり、プールで泳いだ後にマッサージを受けたい客は私だけではないと思うのだが、縦割という土地柄なのだろうか。
ダメ元でジムに電話をしたら、無料で体験できるという。たいていのジムは体験利用でも料金を取るものだが、入会金や年会費の説明もない。
プールに行ってみると、すぐ隣の首相官邸を裏窓チックに見下ろすロケーションだ。国会議事堂、その奥に東京スカイツリーの先っぽも見える。右手には新宿のNTTドコモのエンアパステートビルのような建物、都庁を眺められる。
ホテルHPの写真ではかなりきれいだが、実際にはタイルの目地の間に汚れがしみこんでいる。平日の昼間だけあって空いているが、来ているのは60代~70代以上の男性がほとんど。安倍首相はグランドハイアットのジムに行っているらしいが、官邸のすぐ隣のジムに来ない理由がなんとなくわかった。
最後にアンケートを記入し、ようやく会員募集の案内を渡された。入会金216万円、年会費45万3600円。最近見たネット情報の2倍近くになっている。コスパがよくないので会員が集まらず、結果として会費を値上げするしかない、という悪循環なのだろうか。というか別に会員を募集しなくても、ホテルの宿泊客へのサービスという位置づけで、ジム自体の採算は問われていないのかもしれない。
エステはいろいろなメニューがあり、フェイシャルの効果はあったかもしれない。私のほかに客がいなくてガラガラだったが、わざと客同士が顔を合わせないようにしている、のだとか。
受付からは東京ミッドタウン、赤坂通りと外堀通りの交差点にある面白い建物、新宿方向はドコモと都庁だけでなく、パークハイアットのユニークな形も絶好の角度から見える。
