2017年6月9日金曜日

ダイエット大作戦

 WHOや厚生労働省の基準では、私のBMI(肥満度)は最も病気になりにくい「理想的」な数値である。だが数年前の洋服、特にズボンやスカートが入らない。好きなブランドの店へ新しい洋服を買いに行っても、サイズがないことに愕然とする。

 日本の洋服メーカーは厳しいのかもしれないが、お腹回りが無駄にだぶついているのは明らかだ。そうした脂肪がなかった時のほうが快調に過ごせていたし、周囲の反応も違った。ただでさえ老化現象が出てくる中、ブクブクと太ってしまったら二重三重に醜くなる一方である。白髪や肌のたるみと比べて、体重は努力さえすれば自分で管理可能だ。

 そこで、中年にしてスリムな体型を保っている方に勧められた「あすけん」というサイトでダイエットを開始、とりあえず以前の洋服を着られるよう3キロ減を目標にしている。一日に食べたものを全て入力していくと、全体としてカロリー過剰になっていないかだけでなく、主要な栄養素(タンパク質、脂質、鉄分、カルシウム、ビタミン類、食物繊維など)が足りているかもグラフで出てくる。

 アイスクリームやドーナツ、カレーを食べるとカロリー、脂質、飽和脂肪酸がドーンと増えてしまう一方、カルシウムやビタミン、食物繊維がほとんど採れない。バランスよく食べようとすると、キウイやパプリカ(ビタミンC)、ヨーグルトやチーズ、小松菜(カルシウム)、納豆(カルシウム、食物繊維)などを採る必要がある。

 あすけんでは一日に行った運動も入力し、食事と運動の両方を総合的にAIで判断して健康度の点数が出てくる。70点以上が合格で、100点を採るのはほぼ不可能、90点以上もかなり難しい。この点数をもとに、全加入者のうち自分が何番目なのかも表示される。

 運動の場合、10分当たりで徒歩は28キロかロリー、ガーデニングは32キロカロリー、水泳(クロール)は76キロカロリーといった具合だ。掃除も徒歩と同じで28キロカロリー、1時間半やると252キロカロリー消費できる。地下鉄やバスを使う代わりに30分歩いたり、自分で掃除をやったりすれば、交通費や家事代行費用が浮くだけでなく、脂肪燃焼にもなることがわかる。しかも、それらを入力していくことで、その日の健康度の点数が確実に上がる。

 とりあえず2週間で1キロ落とし、現在の私の健康度は上位0.18%以内でかなりいい成績を残しているようだ。いい成績を取るためにテレビや遊びの誘惑に勝たなくてはというメンタリティーで育った偏差値教育の申し子(?)としては、かなりはまってしまうシステムである。

 バーチャル栄養士に支配されているようで、やや怖い感じもする一方、これまではスポーツ選手でもなければ専属の管理栄養士やトレーナーをつけて体調管理をすることはなかった。AI発達のおかげでネットアクセスがあれば誰でもプロ並みの管理ができるのはすごいと思う。