2017年6月23日金曜日

供養の方法

 まもなくお盆、そして秋には父の法事がある。

 昨年、母の法事の際に「来年はお父様の7回忌もありますね」とお坊さんに釘を刺された、という言い方はあまりよくないかもしれないが、そういった雰囲気だった。

 だが法事でなくても、両親のことを考えない日はない。他界したらなおさら、何か聞きたくても直接話せないだけに、人生のいろいろな場面で父や母はどう思うだろうかなどと考えてしまう。

 私は親の残した家も相続したので、まだ一緒に住んでいる感じもする。

 お坊さんは一生懸命お経を上げてくださるが、お経というのはどこか作られたもの、日常とは離れたものだ。それよりもむしろ、故人の持ち物を眺めて物思いにふけったほうが、供養(?)になるという気もする。

 そういった感情が言葉にならないモヤモヤした状態で頭の中をめぐっていたところ、近所のスーパーにお盆のコーナーがあった。ままごとのような、仏壇に置きっぱなしにしても腐らないプラスチック製のミニチュアの果物がカゴに入っているセットが目にとまった。どこかの日本の会社が開発して中国で製造したらしい。
  自分と同じような考えの人はおそらく意外といて、仰々しいセレモニーではなくても、自分なりに納得できるやり方であればよいと思う。