EU議会がブリュッセルとストラスブールに分かれていることで生じる交通費などの諸経費だけで年間1億ポンド(最近の下落したポンド・円レートでも年間135億円)、日常生活のあらゆる場面に課された無数のEU法規制(キュウリの長さ、掃除機の強度など)、ECで法案を審議する委員会は非公開で行われ、意思決定や責任の所在が不明確。。。
そうしたEUの官僚組織や支配の構造を紹介したドキュメンタリーや映画を見ると、それだけでもEUにうんざりした人々の気持ちはわかる。
イングランド地方都市出身の方いわく、EU規制はそのレベルにとどまらない。なんとイギリスのEU加盟後、クリスマスに「Merry Christmasと言ってはならない」というお達しが会社で回されたという。イスラム教信者はクリスマスをやらないので"Happy Holidays"と言うようにしましょう、と。
「イギリスはキリスト教国なのに、どうして我々の国に後から入ってきた移民のために、自分たちの伝統的な挨拶の仕方まで否定されるのか。離脱に投票した人々はみな、そうした怒りを共有している。統一市場よりもっと重要な精神性に関わる問題だ」と彼女は言う。
もし「アジア連合」なるものが出来たとして、同じような規制が適応されれば、「中国は春節を祝い、インドネシアはクリスマスも関係ないし、みんなで『幸せな休暇を』と言うこととし、よって『明けましておめでとうございます』と言わないようにしましょう」といったことになる。日本人にとって、この大切な年中行事の挨拶を言うなというのは、我々のほとんどが耐えられないのではないだろうか。
メディアがそうしたことを伝えていないのは、おそらくpolitical
correctnessによるものだろう。もちろん差別的な発言はよくないが、ここまでくると逆にpolitical
incorrectness、言論・表現の自由の侵害としか言いようがない。米国大統領候補が「Political
correctnessなんてやってられない」と言うのも無理がない気がしてくる。
それで思い出したのだが、1999年に米国留学してニューヨークで迎えたクリスマスのとき、大学関係者からのメール、テレビコマーシャルなど全て"Happy Holidays"と言っていた。あれ、中学の英語で出てきたMerry Christmasは使わないんだな、ニューヨークにはユダヤ系住民が多く、彼らはクリスマスではなくハヌカを祝うので、汎用性のある言い方をあえてしているんだろう、と思っていた。移民国家アメリカならではの言い方と解釈していたのだが、イギリスまでEU規制によってそうなっているとは知らなかった。
また、かつてのイギリスでは週40~60時間働くのも当たり前だったが、EUの人権規定で週38時間労働が導入されたことで、イングランド地方都市の彼女の会社では突然残業してはいけないことになったという。
「終業時刻が午後5時となれば、仕事が終わらなくても、きっかり5時で帰らなければならなくなった。以前は仕事のきりが悪ければ6時まで働くこともあったが、今やイギリス人の勤勉性は失われた。日本の銀行のロンドン支店でも、最近の市場混乱の対応で日本人社員は夜10時まで帰れなかったのに、イギリス人社員は5時でさっさと帰っていたとか」
2010年にロンドンで生活しはじめた頃、大学などの共用トイレで例えば7つトイレがあるうち、3つはいつも故障中、図書館のプリンターも5つあるうち3つは故障中といったことで、あらゆるサービスの質の悪さ、物事がきちんと進まないことに驚いていた。だがイギリス人の友人は「カスタマーサービスは以前はよかった」と言っていたのを思い出し、腑に落ちた気がした。
日本の長時間労働は問題である一方、世界一素晴らしいサービスの質を維持してきた。イギリスと同じように週38時間ルールが突如として日本に導入されたとしたら、相当の混乱を生むだろう。ドイツ人の効率性の高さには驚くばかりだが、世界中の誰もがドイツ人なみの効率性を突如として持てるわけでもない。
そもそも、ドイツでノー残業や企業の福利厚生を導入したのはヒトラーであり、それによって民心を獲得していった歴史がある(「NHKスペシャル 新・映像の世紀「第3集 時代は独裁者を求めた」参照。こちらにサマリーもあります。)
ボリス・ジョンソン氏が「ドイツはヒトラーの代わりに、今度はEUでヨーロッパを支配しようとしている」という「失言」をしたと伝えられているが、あながちウソではないのだ。
2016年6月28日火曜日
2016年6月25日土曜日
Grotesque “Brenter” jeers
Once “Brexit” became official, there has been stormy backlash
against it. Some even started to deny a referendum, or claim that Leave voters
are ignorant.
Are they really stupid? Have the “Brenter” jeerers directly talked
with at least one of the Leave voters and conclude these voters are
collectively dum? If not, isn’t the Brenter fanatics that are actually ignorant, at
least about their opponents’ arguments?
Even if one does not know those who voted Leave, BBC Radio London,
for example, dialogues with a variety of people, both Leave/Remain. This is one way to hear their voice.
I have friends in both Leave and Remain camps, and I can understand
both of their opinions. That said, I can personally relate to the Brexit side
from a view point of a tax payer as I wrote before. I believe the British
people are entitled to choose who should enter their home, just like any
non-EU States such as Japan, the U.S or Australia.
U.S. President Obama said “I do think that yesterday’s vote raises
challenges posed by globalization” (see article.)
I think so, too. I would characterize this whole Brenter vs. Brexit
discussion as globalization vs. localization. Both have pros and cons. The
question is how to strike a good balance. It seems to me that EU bureaucracy domination
might have gone too far. This referendum has made me ponder over the role of
countries, international organizations and people in different professions.
2016年6月24日金曜日
Celebration of democracy
It seems I’m effectively picking a fight with many of my friends
except for at least one who voted Leave. I can imagine if I were a non-UK EU citizen who
enjoys living in the UK, a UK citizen living in another country of EU, or
anybody benefiting from multinationals, I’d be certainly upset.
From a view point of a tax payer, however, I’d like to congratulate the British people. Their decision is like recovering a key to
their own lovely property which has been forced to accept any flatmates from
the EU, whether the owners like them or not. It’s their property which has its
own capacity. They pay council tax, utilities and maintenance costs. Many
flatmates share such burden, but many others don’t. Now the property owner’s budget
is tight and their own space is shrinking.
Britain is a livable and attractive country. That's why as many as 300,000 people
are flooding there each year. They come because the UK is better than their home. The thing is any countries including the UK have their own capacity; they cannot accept
an infinite number of people. The ultimate solution is that these visitors make their home as
good as the UK so that they don’t need to move.
After seeing a BBC documentary in which Jeremy Paxman grills EU bureaucracy, I honestly thought “Thank God, we don’t have such a union in Asia…” As a staffer
in huge bureaucracy myself, I know the more layers and people are in between,
the less efficient, making the essence of work somewhat twisted every time it goes
through each one of them. At the end of the day, we never know what we are doing; what is the
point of the EU regulation that ranks cucumbers according to their length?
I visited the UK for the first time in 1987. At that time,
Brighton was a chic, classy town. It was so memorable that I have visited
there every several years since then. Very unfortunately, though, what I have found over the years is that Brighton has become tacky, losing
its luster. Whenever I share this observation with British people, they agree
with me.
On the other hand, I certainly feel Brits became more open-minded
than thirty years ago. In 1987, a host family in Brighton told me they could
never imagine eating raw fish; now sushi shops are everywhere. In addition, authentic
restaurants run by Italians or many other nationalities in London are really good.
2016年6月22日水曜日
"Brexit"の行方
ついに運命の6月23日がやってきた。イギリスのEU離脱 ("Brexit") を問う国民投票が行われる。
当然ながらグローバル化を進めたい企業はEU残留を望んでいる。多国籍企業に勤める社員、イギリス以外のEU加盟国からEU格安授業料でイギリスに留学している学生、ロンドンでの生活をエンジョイしているドイツ、フランス、イタリア、オランダなどの若者、さらにはイギリスの陰鬱なお天気にうんざりして南欧に引っ越した人々などは、なんとしてでもEU残留を願っている。
メディアは多国籍企業の広告収入のためか、EU離脱なんてとんでもない、悪い子の考えることだといった論調が多い。前ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏の寝起きのような独特の髪形や風貌を一見すると、そうなのかなと一瞬思ったりもする。
だが離脱派・残留派の真剣な討論番組、EUの官僚的な仕組みを詳述したBBCドキュメンタリーなどを見ると、「うへ~、EUのアジア版みたいのが出来たらたまんないな」というのが正直な感想である。
例えば、EUがキュウリを長さによってランク付けして市場価格に反映させているとは知らなかった。さらにEU議会は野党というものが存在せず、民意がどう反映されているのか不明瞭のようだ。またEU議会はブリュッセルとストラスブールに分かれており、条約の規定でストラスブールで投票を行うために、議員とスタッフ、3,000人もの職員が山のような書類とともに移動する必要があり、こうした移動費だけで年間1億ポンド(153億円)かかるという。
自分も官僚組織に勤めているのでわかるが、中間に入る層や構成員が多くなればなるほど、そのフィルターを通るうちに本来の仕事の趣旨が失われて曖昧模糊とした状況に陥り、意思決定に途方もなく時間がかかり、一体何をしているのかわからなくなる傾向にある。
EUは各国政府の上にさらに国家のような構造があり、その運営のために膨大な手間と費用がかかる。 EU離脱派の主張する、EUへの上納金をもっと自国のために使うべきだという主張は説得力がある。
「かつてのイギリスのほうがよかった」という主張も、確かにそうかも知れない。私が初めてイギリスに行ったのは1987年。当時のブライトンはシック、クラッシーという形容詞がぴったりの本当に素敵な街だった。あの素敵さが忘れられず、数年ごとに訪れてきたのだが、だんだんと本来の良さが失われ、全体的に安っぽい感じになってしまった。「ブライトンは昔のほうがよかったでしょう?」とイギリス人の友人数名に聞いてみると、異口同音に同意する。
一方でロンドンはというと、EU各国から本場のシェフがやってきて本格的なイタリア料理の店、サンドイッチ店など美味しい店がすごく増えた。
移民政策についてはEU以外の国からのビザ条件が厳しくなる一方である。EUとEU以外の国とのそうした格差をなくせば、イギリスは国籍に関係なくもっと優秀な人材を世界から確保することができるだろう。
立場や見方によって是非は大きく異なるが、もし自分がイギリス人だったら、あの素敵なブライトンをもう一度見たいと思うかもしれない。
当然ながらグローバル化を進めたい企業はEU残留を望んでいる。多国籍企業に勤める社員、イギリス以外のEU加盟国からEU格安授業料でイギリスに留学している学生、ロンドンでの生活をエンジョイしているドイツ、フランス、イタリア、オランダなどの若者、さらにはイギリスの陰鬱なお天気にうんざりして南欧に引っ越した人々などは、なんとしてでもEU残留を願っている。
メディアは多国籍企業の広告収入のためか、EU離脱なんてとんでもない、悪い子の考えることだといった論調が多い。前ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏の寝起きのような独特の髪形や風貌を一見すると、そうなのかなと一瞬思ったりもする。
だが離脱派・残留派の真剣な討論番組、EUの官僚的な仕組みを詳述したBBCドキュメンタリーなどを見ると、「うへ~、EUのアジア版みたいのが出来たらたまんないな」というのが正直な感想である。
例えば、EUがキュウリを長さによってランク付けして市場価格に反映させているとは知らなかった。さらにEU議会は野党というものが存在せず、民意がどう反映されているのか不明瞭のようだ。またEU議会はブリュッセルとストラスブールに分かれており、条約の規定でストラスブールで投票を行うために、議員とスタッフ、3,000人もの職員が山のような書類とともに移動する必要があり、こうした移動費だけで年間1億ポンド(153億円)かかるという。
自分も官僚組織に勤めているのでわかるが、中間に入る層や構成員が多くなればなるほど、そのフィルターを通るうちに本来の仕事の趣旨が失われて曖昧模糊とした状況に陥り、意思決定に途方もなく時間がかかり、一体何をしているのかわからなくなる傾向にある。
EUは各国政府の上にさらに国家のような構造があり、その運営のために膨大な手間と費用がかかる。 EU離脱派の主張する、EUへの上納金をもっと自国のために使うべきだという主張は説得力がある。
「かつてのイギリスのほうがよかった」という主張も、確かにそうかも知れない。私が初めてイギリスに行ったのは1987年。当時のブライトンはシック、クラッシーという形容詞がぴったりの本当に素敵な街だった。あの素敵さが忘れられず、数年ごとに訪れてきたのだが、だんだんと本来の良さが失われ、全体的に安っぽい感じになってしまった。「ブライトンは昔のほうがよかったでしょう?」とイギリス人の友人数名に聞いてみると、異口同音に同意する。
一方でロンドンはというと、EU各国から本場のシェフがやってきて本格的なイタリア料理の店、サンドイッチ店など美味しい店がすごく増えた。
移民政策についてはEU以外の国からのビザ条件が厳しくなる一方である。EUとEU以外の国とのそうした格差をなくせば、イギリスは国籍に関係なくもっと優秀な人材を世界から確保することができるだろう。
立場や見方によって是非は大きく異なるが、もし自分がイギリス人だったら、あの素敵なブライトンをもう一度見たいと思うかもしれない。
2016年6月18日土曜日
Investment in physical appearance vs. internal satisfaction
The most beautiful woman I’ve ever seen is an
actress with whom I worked as a magazine editor. She was already in her
seventies when I first met her, and I got speechless with her total elegance.
“Am I a monster?” she jokingly said, indicating that she certainly
recognized her own amazing physical appearance.
Every man would love to date her, or some might find her too
attractive. I was still in my twenties, but realized youth
is not what makes women beautiful. I remember I felt quite embarrassed. That was
a unique experience.
In fact, the more I talked with her, the stronger I got convinced
it was her unimaginably tremendous effort that achieved her beauty. She even
calculated the speed of blinking, angle of her face and every move that
extracted her best appearance, not to mention the art of makeup and haircut.
That was always the topic of conversations with her husband, too.
In short, almost all of her energy, time and resources were
devoted to making her best physical appearance. She was living to look stunning.
I am far from that kind of stoic lifestyle, and admit I’m getting
even lazier. I have lost interest in the search of pretty dresses. I’ve got
some suits and use them like uniforms at work, exchanging shirts only like men
these days. On weekends or holidays I wear T shirts. In fact, the older T
shirts get, the more comfortable they feel, so I even haven’t bought T shirts
recently.
The last things I would buy these days: pretty but uncomfortable shoes
My hair grows very quickly, so I have my haircut every month,
though. I used to buy a lot of anti-aging cosmetics until several years ago,
but recently I kind of give up.
Meanwhile, I come to invest a lot more in the living environment, such as high-end speakers, gardening, a Dyson vacuum cleaner, a sophisticated air conditioner, etc. Priorities are put on comfortableness over physical appearance.
Meanwhile, I come to invest a lot more in the living environment, such as high-end speakers, gardening, a Dyson vacuum cleaner, a sophisticated air conditioner, etc. Priorities are put on comfortableness over physical appearance.
As such, I am getting further from the totally disciplined actress. I really
admire her.
2016年6月17日金曜日
Intimate dialogue with nature
My parents, friends, colleagues, experts I interviewed as a
reporter, relatives…I lost people with whom I used to dialogue deeply, over the past
decade or so.
Yesterday we did a farewell to colleagues who completed
assignments. They are all very capable, intelligent and mature individuals. Raised
by super demanding parents, I tend to be too hard on myself and people around
me, but even from such an ungenerous eye, they were awesome.
Even if connected online or SNS, nothing can replace communication
in person. Like it or not, however, one has to say goodbye to people for deep
dialogue at some point. That’s hard, but as one gets older, that’s inevitable.
In her classic "Silent Spring," Rachel Carson said “In nature, nothing exists alone.” I come to
appreciate that better as I am losing people around me. Whether the sound of wind,
trees, rain, or encounter with butterflies, bees or cats, I do spiritual
dialogue with them in a deeper sense, it seems, replacing the loss of intimate human
exchange.
2016年6月15日水曜日
舛添氏の辞任劇に思う
舛添要一氏が東京都知事の辞任を決めた。東京都の規定を超えた高額海外出張費、ほぼ毎週末の湯河原別荘への公用車使用などが取り沙汰された。内容のみならず発言、都議会や記者会見でも質問に答えないといった態度にほとんどの人が納得できず、舛添氏を推薦した責任から参院選への影響を恐れた与党も不信任案提出を決めたからだ。
私は東京都出身で都知事選に毎回投票してきたが、舛添氏は家庭内暴力や表裏のある行動が伝えられ、これといったアピールする政策もなく、私は同氏に投票しなかったし、彼が当選したのは残念だった。東京都職員の知り合いに仕事ぶりを聞くと、「人格が破壊している」「哲学がない」「自分のことしか考えていない」と評判はかなり悪かった。
猪瀬前知事が出馬したとき、新宿駅東口広場の応援演説に駆けつけた石原慎太郎氏の前には黒山の人だかりで、明らかに猪瀬氏より石原氏目当ての聴衆であった。4期も務めた現職知事がこれほど人気があったのだ。
石原氏はタカ派で美濃部知事が計画していた東京大空襲記念館を取りやめたのは残念だが(後に作家の早乙女勝元氏らが私費で設立・運営)、財政健全化、排ガス規制や気候変動対策に力を入れた。同氏の主張はわかりやすくて納得でき、若者を含む多くの日本人を元気にするパワーがある。そうしたカリスマ性のある政治家は最近ほとんどいない。
舛添氏や甘利明氏の疑惑行動についていえば、もし日本に米国連邦政府が採用しているOIG (Office of Inspector General)制度があれば事前に防げたと思う。というかOIGは週刊文春がやったような仕事をもっと幅広く行い、報告書を公開しており、インターネットにアクセスできれば誰でも読める。
米国連邦政府の各機関、例えば日本の外務省にあたる国務省では各拠点に約5年毎に監査が入り、資金の使い方のみならず、トップや高官、所属長や直属の上司に不正や問題行動があれば、監査官と各職員の面談で匿名で報告できる。誰でも報告書に書かれたらたまらないので、監査官が来る時期になると自ら行動を改めるといった自浄作用が働く。
チェックの中味はリーダーとしての資質、管理能力、差別的態度・発言がないか、など多岐にわたる。国務省にはForeign Affairs Manual (FAM) という詳細なルールがあり、「これは問題じゃないか?」と思うような事柄があれば調べてみると、だいたいFAMかその他のガイドラインに違反していることが多い。約5年毎の直接面談に加えて、OIGは常にメールやホットラインでそうした問題行動の報告を受け付けている。莫大な数のルールを全て覚えている職員はおそらくいないので、実はルールに則っていなかったが知らなかったというだけのケースもあり、いったんルールを説明すれば問題が解決することもある。
OIGに加えて、国務省は4年に1度のQuaddrenial Diplomacy and Development Review (QDDR) という職員全員が参加できる業務見直し作業、毎年行われる管理部門へのアンケート調査もあり、二重三重にチェック機能が働いている。
日本の組織もOIGを導入すれば公金の無駄遣い、非効率性から生じる残業、女性差別などは大幅に減るのではないかという気がする。そうすれば、週刊文春やその他のマスコミもそうしたテーマではなく、気候変動など重要な議論を取り上げる余裕ができるのではないだろうか。
私は東京都出身で都知事選に毎回投票してきたが、舛添氏は家庭内暴力や表裏のある行動が伝えられ、これといったアピールする政策もなく、私は同氏に投票しなかったし、彼が当選したのは残念だった。東京都職員の知り合いに仕事ぶりを聞くと、「人格が破壊している」「哲学がない」「自分のことしか考えていない」と評判はかなり悪かった。
猪瀬前知事が出馬したとき、新宿駅東口広場の応援演説に駆けつけた石原慎太郎氏の前には黒山の人だかりで、明らかに猪瀬氏より石原氏目当ての聴衆であった。4期も務めた現職知事がこれほど人気があったのだ。
石原氏はタカ派で美濃部知事が計画していた東京大空襲記念館を取りやめたのは残念だが(後に作家の早乙女勝元氏らが私費で設立・運営)、財政健全化、排ガス規制や気候変動対策に力を入れた。同氏の主張はわかりやすくて納得でき、若者を含む多くの日本人を元気にするパワーがある。そうしたカリスマ性のある政治家は最近ほとんどいない。
舛添氏や甘利明氏の疑惑行動についていえば、もし日本に米国連邦政府が採用しているOIG (Office of Inspector General)制度があれば事前に防げたと思う。というかOIGは週刊文春がやったような仕事をもっと幅広く行い、報告書を公開しており、インターネットにアクセスできれば誰でも読める。
米国連邦政府の各機関、例えば日本の外務省にあたる国務省では各拠点に約5年毎に監査が入り、資金の使い方のみならず、トップや高官、所属長や直属の上司に不正や問題行動があれば、監査官と各職員の面談で匿名で報告できる。誰でも報告書に書かれたらたまらないので、監査官が来る時期になると自ら行動を改めるといった自浄作用が働く。
チェックの中味はリーダーとしての資質、管理能力、差別的態度・発言がないか、など多岐にわたる。国務省にはForeign Affairs Manual (FAM) という詳細なルールがあり、「これは問題じゃないか?」と思うような事柄があれば調べてみると、だいたいFAMかその他のガイドラインに違反していることが多い。約5年毎の直接面談に加えて、OIGは常にメールやホットラインでそうした問題行動の報告を受け付けている。莫大な数のルールを全て覚えている職員はおそらくいないので、実はルールに則っていなかったが知らなかったというだけのケースもあり、いったんルールを説明すれば問題が解決することもある。
OIGに加えて、国務省は4年に1度のQuaddrenial Diplomacy and Development Review (QDDR) という職員全員が参加できる業務見直し作業、毎年行われる管理部門へのアンケート調査もあり、二重三重にチェック機能が働いている。
日本の組織もOIGを導入すれば公金の無駄遣い、非効率性から生じる残業、女性差別などは大幅に減るのではないかという気がする。そうすれば、週刊文春やその他のマスコミもそうしたテーマではなく、気候変動など重要な議論を取り上げる余裕ができるのではないだろうか。
2016年6月14日火曜日
Serious repercussion from unfree press
Last weekend I saw a TV news report on a series of recent abnormal
weather events across the world such as hailstones as large as grapefruit size in the United States and unprecedented heavy rain and floods in
Japan.
Photo © Mike Hollingshead/ExtremeInstability.com
As a longtime climate change watcher, I expected the report would
add some background on global climate change and IPCC assessment. But it did not.
In fact, the Japanese media almost never associate recent unusual weather
phenomena like record hot summer and increasing heatstroke deaths and IPCC or
climate science in general.
This week I attended an international expert workshop on climate
change and was astonished by a colleague’s experience when the person received
a press interview on climate change. A reporter told the expert not to comment
on climate science as a cause of recent abnormal weather events because
reporting on that connection is prohibited by sponsors. The “embargo” was in
place for a long time in Japan, but it was released last summer, the colleague
added. Unfortunately, the news show I saw last weekend might not be too updated
on that front.
I have been wondering why the Japanese public awareness on climate
change, even among well-educated people, is so low, and think I got the answer.
As a result, climate change has almost never become election agenda in Japan. This
makes a stark difference from other G7 countries such as Germany, the UK, or
the USA in which both presidential candidates discuss climate change, though
their positions sound quite different.
At the workshop, a German expert recounted that there are
intense discussions whether recent floods in Southern Germany are due to
climate change. In Japan, even debates on these topics do not take place in the
media, apparently due to the perennial embargo.
According to the latest free press ranking by Reporters without Borders,
Japan was only the 72th out of 180. As a developed country, this is quite low.
We have serious repercussions from disabled press.
We have serious repercussions from disabled press.
2016年6月13日月曜日
Gardening: Art of Ecosystem Governance
Controlling weeds is a big challenge for a house owner. I tried
two types of pesticides, and yet before powerful vines such as Kudzu, they
proved hopeless. I also received a kind advice salt would work, but could not use that method very close to the house using iron structure.
In fact, invincible Kudzu has even traveled to the United States from Japan and has overwhelmed everything including local trees, a colleague told me. Here is an article on its amazing growth.
Last summer I was too busy to go to my second house for nearly two
months. In late August I could finally make it, only to find the garden turned a jungle in which vines entangle even my house’s second floor balcony.
It was only three months after professional gardeners completely removed weeds.
I got determined I really need to avoid the situation this year before it gets too hot in summer. As discussed, the idea is to
create an English garden with gravel and brick paths on anti-weed fabrics.
To that end I did an experiment of a relatively cheap fabric. A few
weeks later, the result was it didn’t work – even very tiny weeds penetrated it.
After thorough investigation on anti-weed fabrics, I learned
professional exterior designers recommend a DuPont product called Xavan 240BB.
Apparently it is made of four types of fabrics durable for ten years and even
the powerful types of weeds do not penetrate it.
Speaking of DuPont, I remembered that the key reason why the Montreal Protocol became
a successful environmental treaty to control ozone depleting substances is that
the company could develop alternative products to them. Xavan 240BB is the most expensive type of weed-control fabrics ($120
for a 1m x 30m roll), but I thought it might be worth trying it.
Two weeks after I used it on gravel and bricks and created a
path, I found no weeds on it whatsoever. I hope it will continue for the next decade.
When the garden was full of weeds, bees were frequently flying and
creating a nest on the eaves of a cabin. I was at a loss. But after removing
the weeds and starting to construct an English garden, somehow the bee nest was empty. Before any
bees would come back, I prodded it down with a stick. What a relief...!
A gardener is a governor, I would say. All the living things whether Kudzu or bees in this small
ecosystem called a garden is watching her. It is vital to demonstrate the garden is
my territory and kick out invaders by taking appropriate
actions. At the same time, it is important to use environmentally friendly methods
to maintain the healthy ecosystem.
2016年6月3日金曜日
絶妙なるおひとりさま御用達
一日の仕事を終えて帰宅。ほんの少しのアルコールでリラックスしたいが、ワイン1本では多すぎるし、一人でシャンパンを開けるのもちょっと。。。
そんな心理にコンビニがぴったりと寄り添っている。セブンイレブンはヨセミテロードというワイン750mlをもともと売っていたが、その3分の1のサイズの小瓶も始めた。
その評判が良かったからだろうか、今度はスパークリングワインの同じようなサイズ(290ml)も置き始めた。プティモンテリア スパークリングという商品で、約300円にしてはかなりおいしいと思う。
同じメーカーからローソン限定品も出ているのがわかった。 モンデ プレミオ スパークリング・ワインという名称から、より高品質なのかと思いきや、こちらも悪くはないものの、セブンイレブンで売っているもののほうがやや美味しい感じがする。
私は1杯か多くても2杯でマックスなので、ふたをして冷蔵庫に入れておけば2~3日持ち、そのくらいならさほど味も変わらない。これが750mlを買った日には1週間もかかってしまい、質も悪くなってしまう。
どれも1本300円前後、少量で気軽にシャンパンを楽しめて、1本だけ買うと決めておけば飲み過ぎることもない。
これでますます独身生活にどっぷりつかっている。
そんな心理にコンビニがぴったりと寄り添っている。セブンイレブンはヨセミテロードというワイン750mlをもともと売っていたが、その3分の1のサイズの小瓶も始めた。
その評判が良かったからだろうか、今度はスパークリングワインの同じようなサイズ(290ml)も置き始めた。プティモンテリア スパークリングという商品で、約300円にしてはかなりおいしいと思う。
同じメーカーからローソン限定品も出ているのがわかった。 モンデ プレミオ スパークリング・ワインという名称から、より高品質なのかと思いきや、こちらも悪くはないものの、セブンイレブンで売っているもののほうがやや美味しい感じがする。
私は1杯か多くても2杯でマックスなので、ふたをして冷蔵庫に入れておけば2~3日持ち、そのくらいならさほど味も変わらない。これが750mlを買った日には1週間もかかってしまい、質も悪くなってしまう。
どれも1本300円前後、少量で気軽にシャンパンを楽しめて、1本だけ買うと決めておけば飲み過ぎることもない。
これでますます独身生活にどっぷりつかっている。
2016年6月1日水曜日
久しぶりのリアルな買い物
オンラインショッピングが高度に発達した昨今、買い物に行くというレジャーからしばらく遠ざかっていたが、平日に有給を取り久しぶりにショッピングに出かけてみると、意外な発見があった。
まずはかれこれ30年振りくらいに二子玉川へ。駅を降りた時の雰囲気がなんとなくロンドンのShepherd's Bushに似ている。ネット検索したところ都内有数とされるガーデニングショップが目的だったが、「えっ。。。これが。。本当に??」と即座に退散。駅近くへ戻り、高島屋でスケッチャーズの靴を探すも、現在では取り扱っていないという。
新宿に出て、タイムズスクエアの高島屋で聞いてみると、なんと今年からイオンがスケッチャーズとほぼ独占契約を結び、他店ではほとんど買えなくなったのだという。なるほど、丸井やABCマートの品揃えもごく限られていたのは、そのためだったのか。スケッチャーズの靴が欲しければイオンに来い、という話である。そう言えば確かに今履いている靴はイオンで買ったものだが、文字通りスーパーソックという、まるで靴下で歩いているかのような履き心地のよさ。これと比べてしまうと、どの靴も相対的に履きにくく感じてしまう。
エスカレーターで12階のユニクロに行くと、なんとリバティーとの提携商品を売っている。ユニクロといえば低価格を売りにしたブランドだが、イギリスの高級百貨店とコラボするとは。。。そして手頃な値段で結構かわいいシャツが並んでいる。今日は長袖シャツを目的に来たのだが、残念ながらなかった。
結局どれも買わずに帰ってきたのだが、久しぶりにリアルな買い物体験をした感じがした。
まずはかれこれ30年振りくらいに二子玉川へ。駅を降りた時の雰囲気がなんとなくロンドンのShepherd's Bushに似ている。ネット検索したところ都内有数とされるガーデニングショップが目的だったが、「えっ。。。これが。。本当に??」と即座に退散。駅近くへ戻り、高島屋でスケッチャーズの靴を探すも、現在では取り扱っていないという。
新宿に出て、タイムズスクエアの高島屋で聞いてみると、なんと今年からイオンがスケッチャーズとほぼ独占契約を結び、他店ではほとんど買えなくなったのだという。なるほど、丸井やABCマートの品揃えもごく限られていたのは、そのためだったのか。スケッチャーズの靴が欲しければイオンに来い、という話である。そう言えば確かに今履いている靴はイオンで買ったものだが、文字通りスーパーソックという、まるで靴下で歩いているかのような履き心地のよさ。これと比べてしまうと、どの靴も相対的に履きにくく感じてしまう。
エスカレーターで12階のユニクロに行くと、なんとリバティーとの提携商品を売っている。ユニクロといえば低価格を売りにしたブランドだが、イギリスの高級百貨店とコラボするとは。。。そして手頃な値段で結構かわいいシャツが並んでいる。今日は長袖シャツを目的に来たのだが、残念ながらなかった。
結局どれも買わずに帰ってきたのだが、久しぶりにリアルな買い物体験をした感じがした。
登録:
コメント (Atom)







