陸上自衛隊で女性隊員がセクハラや性被害を受けたとして、陸上自衛隊トップである幕僚長と事件に関与した隊員が謝罪した。
彼女が状況を詳述した動画を見ると、上司の指示による組織的な集団暴行・性犯罪であり、セクハラを超えた深刻な状況だったとわかる。
杉森務ENEOS前会長が那覇市のクラブでホステスに働いた行為も、週刊新潮の記事を読めば性暴力・傷害罪である。産経新聞が社説で取り上げて問題提起した一方、日本経済新聞は「不適切な行為」という甘すぎる表現で小さい扱いに過ぎなかった。
話を自衛隊に戻そう。
「仕事のプロが本音を明かすhonnne.biz」というサイトには、自衛隊経験者から2105件ものコメントが寄せられている。やりがいのスコアが全職業中ワースト1位で、ほとんどの投稿者が5点満点で1点をつけている。これらのコメントを読んでいくと、どうやら「セクハラ」は氷山の一角に過ぎないようだ。
具体的には下記の報告がある(文言は原文ママ)。
毎年陸・海・空合わせて150人ぐらいの自殺者が出ているが防衛省で改竄し、110人ぐらいにしている。そればかりか国会で質問を受ける時は更に改ざんし80人前後にして病死者より少ない値にして国会で答弁している。
自衛隊は定期健康診断、生活習慣病検診、入校前検診等があるだけでなく、定年が早いので病死者数は他の職業に比べても少ないのは考えるまでもないだろう。
野党はもうちょっと食い下がって欲しい。ニュースで散見される自衛官の不祥事は氷山の一角で100分の1も明らかになっていない。
殆どは組織を守る為だとして幹部の保身を最優先して隠蔽している。規律を重んじるなら処罰すべきである。無事故無違反3000日達成につき受賞とか言って誇らしくしている部隊こそ隠蔽体質である。
このほか下記の書き込みもあった。
やたら自衛隊をアピールするテレビ番組を最近目にするが、逆に不祥事のニュースはたちまち立ち消えになる。おそらく憲法改正の為に政治・自衛隊が一体となってやっていると勘ぐってしまう。なぜなら決定的な不祥事はここ何年も起きていない様になっていて、パワハラやセクハラ、駐屯地外での猥褻事案ぐらいしか起きていないみたいだが、これは小さな罪で懲戒処分を与えている印象を醸し出せば、それより大きな罪は当然処分しているだろうと国民に思わせる狙いがあると個人的に思っている。
「第二次安倍政権以来、公文書改竄がさらにひどくなった」という記述もある。
その他にも多数の報告があった。「草刈りや穴掘りなど誰にでもできる作業が訓練よりはるかに多い」「定年が早く、幹部が天下りした先の日本企業が作ったおもちゃのような武器をいじくるだけ」「少年院上がりやチンピラの巣窟」「人は1割まとも、1割普通、7くず、1割ガキと、ば幹部(原文ママ)」「今、高官と呼ばれる屑どものバカな思い付きのせいで数少ない優秀な人材が離れて、結局日本と仲良くできない複数国の思い通りになってる(原文ママ)」
もしかしたら、こうした問題から目をそらして自衛隊の存在をアピールするために国葬を行ったのだろうか。葬儀の主役は自衛隊という印象だった。
目を覆いたくなるような投稿が続いて気が滅入る一方、これって自衛隊だけじゃないよね、と言いたくなるほど本質を突いた記述も散見される。多少の差はあれど、ほかの組織でも無縁ではない「あるある」を挙げてみよう。
・どの部隊に配属されるかによって、天国か地獄に分かれます。
・ハラスメント?普通にありますよ。身内による調査のため、確たる証拠が無ければ告発した人間が報復されます。組織への反逆者ですからね。
・ここで一句「パワハラが 上手いやつほど 出世する」
・二度手間多し、やってる感アピールが大事。
・やる必要性がないことを一生やる。
・どんな事でもいちいち面倒くさく、忙しくさせようとする。バカか?と思える程の仕事の重ね方をする。仕事が終わっても充実感や達成感など皆無。疲労感、ヤレヤレとした気持ちしか残らない。
・なにかと計画と報告の作成で無限ループ。ずっとPCの前でカタカタやってます。
・雲の上のアホ幹部は何の対策にもならない自己満足をして仕事した気になる。
・優秀な人は仕事しないが何を以て優秀なのか分からん。階級?年数?お気に入り?
・口だけ星人大量発生。
・ごくまれに素晴らしい人がいるが、今となってはそれも勘違いだったのではと人間不信になるくらい人間関係がめんどい。
・正直者が馬鹿を見ます。本当に国民を守りたい.日本を守りたい.など志を持ってる隊員も居ます。なぜかそういう隊員達は嫌われたりします。本当に可哀想です。悲しいです。
・仕事内容:動かないゴミクズの尻拭い
・仕事内容:周りに合わせること
・我慢、この仕事は我慢をする事が仕事。
・うーんドMには向いてるかも笑
・刑務所の疑似体験をしたい人には良い。
・欺瞞だらけ。考える人には向いていない。
・自身が居心地をよくするコツは常に強い者の側にいる、ゴマをすり気に入られる事。
私が組織で働いていた頃には、こうした現実をなるべく意識しないように努力していた。上司ガチャという状況は確かに言える。いい上司に恵まれれば楽園、そうでなければ異動まで待つ。
もちろんポジティブな面、やりがいのある仕事に恵まれた時期もあった。そうした点について、大学のキャリア講座で講師として呼ばれた時にはアピールした。
今では仕事を辞めてのんびりして洗脳状態から解かれて考えるに、学生や若い方には「大なり小なり組織とは上記のようなもの」と伝えたい。多くの人は生活するために働かなければならないので、よい面を強調して自分に言い聞かせている。SNSで素敵な場面しかアップしないのと似ている。
ただ組織によって程度の差はあるので、ホワイトだと思えば居続ければいいし、あまりにもひどい状況だと思えば、我慢しないほうがいい。
話は主題からややそれるが、この時代、オンラインを活用して組織に属さずに稼ぐ方法も結構ある。
小金を貯めて株投資をやってみるのもいい。まじめに勉強してうまくやれば個人投資家としてやっていけるし、通勤や出社がないので、スーツや靴、バッグ、コートなどの出費もほとんどない。
いい銘柄を数回に分けて仕込み、売りたい値段で指しておいて平日の昼間にスポーツや買い物に出かけて帰宅したら、結構な額の売却益で売れてた、なんてことも今月複数回あった。
世界経済や企業経営に興味があり、頭はフル回転させるが神経を使うのはイヤ、という人にはすごく合っているライフスタイルだと思う。是非お勧めしたい。