2021年5月6日木曜日

コロナ禍の開業医事情

  美容外科YouTuberの高須幹弥氏によれば、コロナ禍で全般的に開業医の売り上げは3割程度減っている。特に緊急性の高くない治療では、高齢者が感染を恐れて通院を控える傾向にあるという。

 そんな中、東京郊外にある整形外科医院はメチャクチャ混み合っていた。午前中の診察受付を11時に打ち切らないと、午後の診察が回らない日も多いという。私はテニス肘と肩こり用の湿布を出してもらうのに、1時間半も待たされた。院長はパニくった様子で「患者が来すぎて困る」と言わんばかりだった。

 1回に処方できる湿布は70枚までで、私は1日3枚使うので3週間程度で終わってしまう。先生としては通院回数を減らすため、2倍の140枚を出したいのだが、保険の関係でできないと悔しそうに言う。

 その一方で、都心にあるかかりつけの眼科は対照的だった。ドライアイ用の目薬を最大限に出してほしいとお願いしたところ、院長は少し残念そうな表情を浮かべ、「もっと頻繁に通ってほしい」と目で訴えているようだった。

 この差はどうして生まれるのか?

 おそらく都心の開業医の主な患者は、そのエリアに職場のある勤め人なのだろう。だがテレワークが普及して通勤しなくなり、会社の近くのクリニックにも行かなくなった、ということかもしれない。何かあれば自宅付近に通院するようになり、しかもコロナ患者を受け入れている大病院ではなく、小規模な医院を選ぶ人が増えた結果、郊外の開業医はてんてこまい、ということなのだろうか。