2021年2月22日月曜日

コロナ禍がもたらす平等な社会

 コロナ禍は一向に収まらず、ビル・ゲイツ氏は最近のCNNインタビューで「来年の今頃もマスクをする生活だろう」と語っている。

 ゲイツ氏のような大富豪でも海外旅行、会食、観劇などは自由にできない。お金持ちかどうかに関係になく、世界中の多くの人々が現在できる趣味は、お金のかからない活動に限られている。読書、ブログ、動画鑑賞・作成、絵を描く、楽器演奏など。近所の散歩となると、有名人でない人のほうが自由にできる。

 天皇陛下の慰問先はオンラインによって、これまでは道路状態で困難だった僻地も可能にになった。会議やイベントもネットさえつながっていれば世界中どこからでも参加できる。都心のデパートに行ったり、車でスーパーやモールに行かなくても、ネットショッピングで事足りる。

 住宅価格の安い郊外や田舎、都心のマンション、大富豪の別荘、皇居――どこに住んでいても、やることは変わらない。前代未聞の全世界的な平等社会の出現という見方もできる。

 こうなってくると、そもそもお金を稼ぐ意味が問われる。苦労して働いて報酬を得ても、結局はお金のかからないことしかできない。そうなると給料に関係になく、やりがいのある仕事しかやる意味がない。中長期的に見ると、ブラックな職場は徐々に姿を消していくのかもしれない。