野菜や果物に旬があるように、人生にも物事をやるのに最も適した時代がある。その時期でなくてもできなくはないが、外してしまうと効率が悪くなる。これまでの半世紀を振り返り、独断と偏見(?)で自分の感想をまとめてみた。
小さい子供の頃は、大人の常識を知らない分、自由な発想がある。創造性を発揮する趣味や習い事はこの時期に始めるとよい、ということはよく言われるし、実際にそうだと思う。
10代は記憶力が素晴らしいので、語学や記憶力が物を言う点数系の勉強はできるだけまじめにやったほうがよい。 また子供~若い頃に運動をすると老後の体力にも好影響を与えるそうだ。最近話した整形外科の先生によると、体育会系の部活でなくても遠くの学校まで歩いて通うといったことでもいいらしい。
もし結婚したいなら、特に女性は学生時代にある程度相手を決めておくのがベストだと思う。こと結婚相手となると多くの男性は女性が子供を産めるかどうかに関心があり、20代は女性の旬の時代である。社会に出てからだと、セクハラ規定等もあり、社内恋愛や仕事相手との関係は業務に支障が出かねないので慎重にならざるを得ない。30代以降でも婚活はできるが、努力しても成果が出るまでかなり苦労するか、成果が出ない。
ただし、自分が結婚に向いているかどうか、かなり真剣に考えたほうがよい。どこかの大臣がかつて「女性は子供を産む機械」と発言したが、日本の多くの家庭では女性の地位は高くない。出産・育児の負担を担い、家政婦・介護要員として位置づけられ、年賀状を受け取る際に夫のフルネームの横に自分は下の名前をちょこっと添えられるだけでよいのか。来客にお茶を出すのはいつも自分の役目でいいのか。それに加えてフルタイムで働いてもよいのか。
仕事面では新卒の際に新人をきちんと教育してくれるしっかりした組織に就職し、何のプロで食っていくのか基本的な方向を20代で定める。官僚的な大組織に適応できる能力と、起業家として成功する能力はかなり違うので、自分の適性をよく見極める。
体力勝負で働けるのも20代~30代前半まで。それ以降無理をすると病気で早死にする人も出てくる。健康的な生活をするためには、効率を重視した働き方が奨励される組織を選ぶとよい。
40代でもくたびれてはくるが、50代ほどではない。個人差もあるが、50代以降になると老眼、整形外科や歯科系の不調が増えてくる。エコノミークラスの長距離フライトはきつくなるので、遠方への強行軍の旅行は40代までに済ませておくとよい。もちろん、ビジネスクラスに乗っても困らない経済力のある働き手に自分を成長させておくのも好ましい。
特に組織で働いていると個人がコントロールしきれない様々な事情に振り回されることもあるので、あまりにもバカバカしいとか、自分の哲学に反すると思ったら、定年を待たずして早期リタイアする人も結構いる。そうした選択肢を持つためにも、個人年金や貯金を含む老後資金計画を余裕を持って立てておく。
ただし完璧な組織はないので、自分は何をやりたいのか、それができる組織なのかだけに注目し、あまり余計なことを気にしないといった達観した態度も役に立つ。