20代の頃は、先達の名言を頼りに試行錯誤で生きていた気がする。
今でも試行錯誤に変わりはないのだが、「好きな言葉」とか「座右の銘」といったものは特にない。
先日、研修のグループワークで「好きな言葉は何か」を紹介しあうセッションがあった。インターンの学生さんが「七転八起」の精神で就職活動を行い、見事希望の会社に内定が決まったという話を紹介した。
私が最近思うに、全ての物事には複数の側面がある。七転八起といえば、「風と共に去りぬ」の主人公スカーレット・オハラだ。一難去ってまた一難、それでも歯を食いしばってがむしゃらに進んで行く。
仕事や学業には、この言葉は合っていると思う。だが人間関係、特に繊細な感性や主観が物を言う親しい関係においては、七転八起を適応するとストーカーにもなりかねない。むしろ、あきらめが肝心、ダメだと思ったらサッと引く潔さが重要という気がする。
人間の好き嫌いは本能的、主観的なもので、最初の一瞬で決まり、第一印象を覆すことは中々難しい。そうかと思えば、うまく行っていた関係もいつのまにか色あせてしまうこともある。
すべては、その時の状況によって変わるので、それをいかに読むかが重要という気がする。