2025年1月25日土曜日

「四毒抜き」やめました

  歯科医の吉野敏明氏が提唱する「四毒(小麦粉、植物油、乳製品、甘いもの)抜き」健康法が話題になっている。

 小麦粉に含まれるタンパク質のグルテンが腫瘍壊死因子の機能を狂わせて癌細胞の増殖や自己免疫疾患を引き起こす。乳製品は乳癌など女性特有の癌との関連が指摘され、甘いものは癌細胞のエサになる。そうした研究結果は数多く出ているが、低脂肪のヨーグルトやチーズを適量食べると死亡リスクが低下すると言う癌専門医もいるし、植物油に関しては油の種類によると言う見方もある。

 〇〇がいけないといった定説が新たな研究で覆されることも珍しくない。例えば、塩分摂取が高血圧につながると言われたが、じつは気にすることはなかったなど。

 吉野氏のYouTubeチャンネルではコメント欄に「四毒抜きでこんなに健康になりました!」「病気が治りました!」「生理痛がウソのようになくなりました!」といった書き込みが数え切れないほどあり、効果を実感している人も多いようだ。

 吉野氏が四毒抜きに至った理由は自らのクリニックで患者の食生活を詳しく調べた結果というが、メロンパンを1日3個食べて癌になった70代男性、帝国ホテル住まいの美食家など極端な例も目立つ。 

 その一方で私はもともと健康で、四毒抜きでなお一層絶好調になったわけでもなく、むしろ「四毒抜き疲れ」のようなものを感じていた。

 さらには吉野氏の人格を疑う出来事もあった。浮気や飲酒運転をしたと街頭演説で告白、YouTubeライブ配信では妻や従業員の女性に暴力を振るったと語った。救命を生業とする医療従事者が、最も身近な人たちの命を脅かす行為に出るとは。視聴者には毎日「愛してるよ」などと言っているが、理性や愛のある人間のやることではない。このような人物の主張はどこまで正しいのだろうかと思いはじめた。

 どうも私はこれまでフロイトの言う超自我に対して従順でありすぎたかもしれない。親、先生、上司、YouTuber医師。。

 先日、駅ナカの書店で「あした死んでも後悔しないためのノート」という本が目にとまり、ページをめくると「今日が人生最後の日だとしたら、あなたは何を食べたいですか?」という質問が目に刺さった。

 スパゲティミートソース。ルーミック。粉チーズたっぷり。

 母はパスタが嫌いで年1度程度しか作ってくれなかったが、あの昭和の味。

 そうだよ、いくら自分では一回もコロナ〇〇チンを打ってなくても、コ〇〇イベ筋注は予定の3.5%しか売れてなくても、微量でも巷に漂っている生物兵器が体内で自己増殖している可能性はゼロじゃない。

 もしかしたら、私には本当は必要のない四毒抜きなんかやって好きな食事を我慢している場合じゃないだろう。

 そう思って速攻で材料をポチった。昼過ぎにヨドバシからグルテンフリーパスタが届き、午後にはネットスーパーで注文したルーミック、ひき肉、粉チーズ、パセリが到着。

 夜、フライパンにオリーブ油をひき、まずはニンニクのスライスを炒める。いい音でおいしそう。このワクワク感も「四毒抜き」では禁欲の対象である。続いてひき肉、タマネギのみじん切り、最後にルーミックと水を入れてかきまぜて3分煮て出来上がり。

 グルテンフリーパスタはゆで時間11分。固さを確かめてざるに上げ、お皿にパスタを盛り、ミートソース、きざみパセリ、そして思う存分粉チーズをふる。少し多く麺をゆですぎたかもしれないが、フライパンに残っていたミートソースを追加して完食。

 おいしかった!! 昭和の味!!! 子供の頃は年1度くらいしか食べられなかった幻の献立!!!!! グルテンフリーパスタは小麦粉不使用でトウモロコシ、玄米、米、馬鈴薯でんぷん、乳化剤でできている。ふつうのパスタと全く同じ味がしてビックリ。

 食後にくしゃみと鼻が結構出たが、しばらくすると落ち着いた。

 もう四毒抜きは卒業でいいだろう!!