これまでで最もインパクトのあった旅行先は間違いなくイスラエルである。
かれこれ10年ほど前になるが、ヨーロッパの会合のついでに思い切って行ってみた。エルサレムで感じたのは、写真や映像では決して伝わらない都市全体の持つカリスマ性、オーラ。そして美しさ。ビル・クリントン氏の定宿だというDavid Citadel Hotel がまたメチャクチャよかった!!! 朝食のビュッフェであれほど美味しいのは後にも先にもない。朝11時頃まで心行くまで堪能し、観光は午後から。
旧市街はユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム教徒、そしてアルベニア人地区に一応分かれてはいるが、境界線はあいまいで混ざっている所もある。古代イスラエル全盛期のダビテ王の墓のすぐ横に聖母マリア教会があり、ユダヤ教で最も神聖とされる嘆きの壁のすぐ奥に、イスラム教の聖地の一つ「岩のドーム」がある。イタリアのベニスにもやや似た、徒歩でしか行けない狭い路地が入り組み、これでは分割など不可能だと一目瞭然である。
そうした旧市街は城壁で囲まれ、壁の中からイスラエル兵がライフルを持ってアラブ人街も管理している。
複雑な政治・宗教状況を包み込んだ城壁の奥へと沈む夕日の美しさ。そして街全体にそこはかとなく流れているいい匂い。「あれ、さっきからいい香りがしている感じがするのは何だろう?」という程度のわずかなもの。。。オリーブの木ではないかと指摘され、やや納得する。(つづく)