2023年4月25日火曜日

知られざる京都探訪の旅

 今回の関西旅行の目的は甲子園でのプロ野球観戦だが、東京から新幹線で行くと京都は必ず通るので、途中下車して散策することにした。

 京都には中学の修学旅行で行って以来、何度も訪れた。昨年は祇園の桜と円山公園の枝垂桜を最高の見頃で花見ができ、FIRE生活の醍醐味を味わった。

 まだ訪れていない京都の知られざる名所はどこだろうか。

 そう思ってFacebookの関連グループで情報をチェックしたり、ChatGPTに聞いてみるも、あまりピンと来ない。

 事前予約を必要とする宮内庁の施設では、すでに桂離宮を見学して満足した。修学院離宮にはまだ行ったことがなく、すごくいいと聞いたことがあるが、2カ月後まで満席。当日券もあるが、午前11時までに現地へ行き、先着順で13時か15時のツアーに並ばなければいけない。

 ほぼ丸一日を修学院離宮のために費やす価値があるのか。。そう思って紹介動画を見ると「上皇が御船遊びの後に休憩を取られた場所がどうの。。」と説明がある。

 そうですか、御船遊びね~~😅 と言うか京都や日本のみならず、世界の観光名所ってこういう所が多い。時の権力者が平民からお金を巻き上げ、贅沢三昧+権力を誇示する目的で作られた広大で豪華な施設をめぐり、はは~~っ!と感心する。〇〇城、〇〇宮殿、みんなそう。

 こういう概念に私は飽きてきたし、ムカつく。もっと一般向けの施設はないだろうか。最近の京都は激混みらしいので、バスではなく地下鉄でサクッと行けるところ。。と探していたら、京都府立植物園があった。京都駅から地下鉄で一本、北山駅からすぐ。

 午前11時前に京都駅に到着、地下街のレストランでサクッとランチしたあと、ホテルに荷物を預けて現地に向かう。

 地下鉄京都駅でホームの広告が目に留まる。


「運動は大嫌い、食事は大好き、でも痩せたい!」😂😂😂😂😂

 京都も関西の一部だったのねww。大阪はお笑い、京都はお上品というイメージがあるが、もっと正確?に言えば、関西は本音、東京は建前という感じかもしれない。

 そして地下鉄に乗ると、急に列車が揺れた。すぐ近くに立っていたお年寄りの女性に後ろからセーターをつかまれ、ちょっとびっくりした。

 いや。。東京ではありえない。と言うか、すごいことだと私は感心した。この女性は一瞬にして、転倒防止のため私のセーターをつかんでも構わないと判断したのだ。この相手が男性だったら、私は気持ち悪いと感じたと思うが、おばあさんなら仕方ないというか、むしろ助けになれてよかった。これが関西流の本音のコミュニケーション+実質主義の表れの一つだろうか。

 京都府立植物園という名称から、私は何らかの京都らしさ、つまり考え抜かれた設計や完璧な管理を想像していたが、そうではなかった。むしろ京都府の財政を心配するほど、ツツジの剪定も適当で驚いた。


 桜や梅の見頃であれば、もっと印象は違ったかもしれない。自然に近い状態を再現した植物生態圏など、地元の人が森林浴を楽しめる場所にはなっている。


 ただ総じて言えば、東京都の運営する神代植物公園のほうがスケール、設計、花木の管理状態がはるかにいい。財政状態あるいは植物園といった施設への予算配分では、東京都>>京都府という状況が見て取れる。
 
 なぜこうなるのだろうか。京都は寺社仏閣、つまり宗教施設が多いため税収が限られる、ということなのか。そうして寺や神社は潤い、庭の管理に相当な資金を投じることができ、結果として激混みになるほど集客できる。その一方で、一般向けの施設である京都府立植物園は十分な予算を得られず、あまり訪問者も多くない。

 このような想像をめぐらせ、社会現象を観察するという意味では、京都府立植物園を訪れる価値はあるかもしれない。しかしながら、東京在住者がわざわざ京都まで来て、この施設に時間を使うのはもったいない。一般向けの公園であれば都内の施設、例えば上記の神代植物園、国立科学博物館附属自然教育園新宿御苑などに行ったほうがいい。