千駄木での用事が午後3時半に終わり、天気もいいので歩いて帰ろうかと思い立った。しかし地下鉄で20分近くの距離を歩くとどうなるのだろうか。とりあえず千代田線沿いの大通りを歩き、疲れたら地下鉄に乗ることにした。
根津には来たことがない。中年女性向けのブティックが散見され、おしゃれな下町と言ったらよいだろうか。まもなく東大の横を通る。そういえば3・11の時どうしてましたかという話をA先生としたとき、「東北出張から戻ったばかりで、赤門の瓦が少し落ちたくらい」とおっしゃっていたと思い出す。私はロンドンにいたのであまり話がかみ合っていなかった。
本郷通りをさらに南下すると順天堂大学が見えてくる。B先生はどうしているだろうか。きっと熱心にご研究に邁進しているに違いない。隣の東京医科歯科大学には母が長年お世話になった。何度この病院に来ただろうか。母の情報によればカルテに「UB」と書かれると、うるさいババアの意味らしい。 そうなると私はCUB??(超うるせえババア)ということになるだろう。
御茶ノ水は学生街のためか庶民的な雰囲気が漂う一方、ヴァイオリン専門店もあり楽器店が目立つ。まもなく大手町の気象庁、パレスホテル、皇居とたそがれ時の夜景が美しい。
日比谷公園では全国魚市場&魚河岸まつり(ジャパン・フィッシャーマンズ・フェスティバル)をやっている。全漁連が中心となり、北海道から沖縄まで各地の水産物の屋台が出ている。アイドルグループのライブがかなり盛り上がっている。
信号待ちをしていると、オタクっぽいお兄さんに「日比谷公園はどこですか?」と聞かれる。目の前にあるので「ここですよ」と言う。「えっ、魚フェスタは。。」と言うので、「音のする方向に行ってください」と教えてあげると、すでに信号が点滅している。あわてて走って横断歩道を渡る。
赤坂にたどりつくまで2時間20分。少し長かったが、風もなくいい陽気で地元東京の観光を楽しめた。