2019年11月27日水曜日

六本木通りにオオフクロウ現る!

 六本木通りを歩いていたら、ペットショップのウインドーにフクロウがいる。

 ベルギー生まれのオオフクロウで68万円。ウインドーにいるのはぬいぐるみで本物は奥にいるのかと思いきや、これが本物だという。確かに少しずつ動いている。最初は外を見ていたが、見物人から目をそむけるためか、今は中を向いている。

 思わず店内に入り、この子について店員に尋ねた。夜行性なので昼間はじっとしており、夜に室内で少し飛ぶくらい。エサは冷凍のひよこだという。店員が頭をなでると気持ちよさそう?に目を閉じる。私もなでてみると毛はふさふさで、同じように気持ちよさそうに目を閉じる。

 かわいい。。。

 しかし、故郷のベルギーからはるばる東京まで連れてこられ、大自然とは真逆の大都会で身売りするため見世物になり、綱でつながれたフクロウの気持ちを考えるとつらい。自分が68万円で買い、どうにかしてベルギーに連れていって森に帰してあげたら、相当な篤志家になれるだろう。仕事でワシントン条約を担当してきたということもあり、野生生物には関心がある。同じ生物として、このような扱いを受ける同胞に同情する。

 そもそもこのような状況になっているのは、人間が不自然な環境でストレスを受けているからだろう。原始人の頃から遺伝子は変わっていないと医療専門家は言う。このため人間は狩や農業、漁業などの肉体労働をして暮らすのが自然であり、一日中パソコンやスマホに向かう仕事はそれだけでストレスになる。

 このため、なるべく原始的なこと、例えば森の中を歩く、動物と触れ合うといったことがストレス解消になるという。昨今のペットブームがそれに一役買っている。
 
 ストレスで疲れた人間を癒すため、野生生物にストレスを与える。こうした不自然さの連鎖を続けるより、人間が自然に帰るべきなのだろう。

2019年11月21日木曜日

仕事に全てを頼らない生き方

 最近の日経新聞の記事を読んで、"Don't put all your eggs in one basket"という諺を思い出した。

 バブル期に国立大工学部を卒業し、有名企業に入社したA氏。モーレツ社員として働きすぎて健康を害すも、見事復帰して執行役員に出世して年収2000万円。だが判子つきや接待ゴルフの調整ばかりでやりがいを感じない。就活塾の自己分析で教育関係が合っていると言われ、年収700万円の地元企業に転職。だが突然現れた幹部を社員たちは受け入れず、居場所がなく1年で退職。知り合いのつてで学習塾の責任者として再出発した、という話だ。

 世の中には確かに判子つきや接待ゴルフよりも、やりがいのある仕事があるだろう。だが一方で、執行役員には判子つきや接待ゴルフ以外の仕事もあるのではないだろうか。というか判子つきということは、なにかのプロジェクトの承認をすることで、物理的に判子を押すだけでは当然ない。

 そもそも人生の生きがいの全てを仕事に求めるのは違うのではないかと思う。まじめで勉強熱心な人ほどバカバカしい仕事に耐えられず、メディアに登場する生き生きとした職業人に触発され、今よりもっといい職場があるに違いないと夢見る。青い鳥がどこか別の場所にいて、現状を否定して常に青い鳥を追い続ける。日経新聞の記事に登場するA氏もその一人だ。

 私の率直な感想は「仕事に期待しすぎじゃないですか」。A氏は世間知らずで正しく自己評価できていない感じもする。オレは有名企業で執行役員だったんだから、中小企業ではなおさら他の社員より優秀なんだし、だから自分のやり方が正しい、と思っていたのではないか。だが実際には大手と中小では求められる能力も違うし、新しい職場に行けば誰でも新人なのだから、まず組織がどう動いているのかを知る必要がある。それには最低3年はかかるのではないだろうか。

 まあ私がA氏だったら、この記事に登場する転職エージェントが言うように、絶対に転職はしないだろう。年収2000万円で判子つきと接待ゴルフばかりなら、そんなにきつそうな仕事ではなくコスパはかなりいい。今まで身を粉にして働いてきたご褒美だと思って、ありがたく受け取ればよい。やりたいことがあれば残ったエネルギーと時間を使ってやったらいい。

2019年11月16日土曜日

199円を節約して東京観光を楽しむ

 千駄木での用事が午後3時半に終わり、天気もいいので歩いて帰ろうかと思い立った。しかし地下鉄で20分近くの距離を歩くとどうなるのだろうか。とりあえず千代田線沿いの大通りを歩き、疲れたら地下鉄に乗ることにした。

 根津には来たことがない。中年女性向けのブティックが散見され、おしゃれな下町と言ったらよいだろうか。まもなく東大の横を通る。そういえば3・11の時どうしてましたかという話をA先生としたとき、「東北出張から戻ったばかりで、赤門の瓦が少し落ちたくらい」とおっしゃっていたと思い出す。私はロンドンにいたのであまり話がかみ合っていなかった。

 本郷通りをさらに南下すると順天堂大学が見えてくる。B先生はどうしているだろうか。きっと熱心にご研究に邁進しているに違いない。隣の東京医科歯科大学には母が長年お世話になった。何度この病院に来ただろうか。母の情報によればカルテに「UB」と書かれると、うるさいババアの意味らしい。 そうなると私はCUB??(超うるせえババア)ということになるだろう。

 御茶ノ水は学生街のためか庶民的な雰囲気が漂う一方、ヴァイオリン専門店もあり楽器店が目立つ。まもなく大手町の気象庁、パレスホテル、皇居とたそがれ時の夜景が美しい。

 日比谷公園では全国魚市場&魚河岸まつり(ジャパン・フィッシャーマンズ・フェスティバル)をやっている。全漁連が中心となり、北海道から沖縄まで各地の水産物の屋台が出ている。アイドルグループのライブがかなり盛り上がっている。

 信号待ちをしていると、オタクっぽいお兄さんに「日比谷公園はどこですか?」と聞かれる。目の前にあるので「ここですよ」と言う。「えっ、魚フェスタは。。」と言うので、「音のする方向に行ってください」と教えてあげると、すでに信号が点滅している。あわてて走って横断歩道を渡る。

 赤坂にたどりつくまで2時間20分。少し長かったが、風もなくいい陽気で地元東京の観光を楽しめた。

2019年11月3日日曜日

YouTubeチャンネル レビュー

 最近のYouTubeは広告が増え、自動再生で気がつくと興味のない広告が延々と続いている。一方で様々なジャンルの専門性を生かし、個人が発信する興味深いチャンネルも続々と登場している。

 週末に家でダラダラ過ごす、あるいは寝る前に子守唄代わりにかけておくときに広告なしで再生できたら確かに便利である。そこで思い切って広告なしで動画を楽しめるYouTube Premiumの1カ月無料を試してみた。1カ月が終了すると、毎月1,180円の料金が発生する。

 さすがに広告はゼロ。音楽も動画も中断なく、次々と自分の興味にほぼ合ったものが再生されていきストレスがない。

 BMWの電気自動車のレビューを検索し、たどりついたモータージャーナリスト・五味やすたかし氏のチャンネルは、発足して1年未満で既に登録者数7万人に迫る勢いだ。眼鏡がトレードマークのようだが、昨日からかけておらず「イケメン」とのコメントも目立つ。声が郷ひろみに似ている。クルマを運転しながら乗り心地を実況中継しつつ最近のトレンドも解説、あっという間に時間が経ってしまう。画像のアングルや解像度もよく、まるで五味氏の助手席に座りながらドライブしているような感覚を味わえる。

 別の自動車ジャーナリスト、河口まなぶ氏のチャンネルは登録者数16.4万人。五味氏がややマニアックな詳細に走るのに対して、より一般的な知識にフォーカスしつつ、表現力やまとめ方にも経験を感じる。毎晩必ず1本動画をアップロードしている。

 こうしたチャンネルではベンツBMWの最高クラスで12気筒の車種なども紹介している。約2500万円と郊外の一戸建て住宅も買えそうな値段である。

 座席がマッサージチェアになっており、後部座席はシートの各部分をボタン一つで動かすことができ、フットレストまでついている。枕やシートの質感もハイクラスそのもの。こんな大きな車を入れる車庫も運転手もいないし、ふつうのディーラーには置いていないので実物を見る機会はない。こうした動画のおかげで、お金持ちの世界を高画質の映像で堪能でき、つい夢中になって見てしまう。