私は年間パスで月2~3回ほど多摩動物公園を訪れている。
昨日は雨が数日続いたあとの快晴、日差しも強く初夏の陽気だった。学校や保育園、幼稚園の遠足シーズンらしく、幼児から小学校1~2年生とみられる子供たちの集団に出くわした。
「出くわした」とは、このコンテクストではあまりポジティブとは言えない表現がつい出てしまった。私も小学1年生の遠足で多摩動物公園を訪れた。当時のライオンバスはもっと小さく檻のような形で、その中でライオンたちの間をめぐるのは怖かったのを覚えている。
自分もそうやって育ち、学校行事を否定するわけではない。ただ同じ帽子をかぶってワーワーと甲高い歓声を上げながら練り歩く集団は、動物たちに歓迎されていない😅。
これまで動物園に足を運び、動物たちを観察する中で発見したことがある。
チーターは来客に関心を示し、まるで自分のカッコいい肢体を見せびらかすかのように軽快に歩く。先日は仲間から遊びの誘いを断って私の目の前に来て座り、カメラ目線になるほどフレンドリーだった。
しかしながら、昨日はさすがのチーターも、赤白のキャップをかぶった子供の大群が押し寄せた時には思わずドン引きしていた。ガラスから遠く離れ、明らかに警戒している様子だった。
ユキヒョウも同様、それまでは外で歩いていたのが、子供たちの集団が到着するや、屋内に逃げてしまった。トラも舎内に避難していたのか、展示(という言葉も心が痛いが)スペースにはいなかった。
ただ集団=NGというわけでもない。ライオンを観察していると、早朝でライオンバスにほとんど乗客がいない時にはバスに近づいていかないが、客が増えると近づいていく。サービス精神を感じさせる行為だが、それも広いスペースで来客はバスの中にとどまる、という状況だからかもしれない。
結論として動物園で動物と交流したければ、ひとりか少人数で行ったほうがいい。動物園への遠足は環境教育という位置づけなのだろうが、動物愛護の観点では逆効果になっている。
もっと言えば、子供の遠足だろうが、ビジネス街の飲み屋だろうが、ヒトは集団になるとうるさくなる傾向がある。騒ぐこと自体を否定はしないものの、本来いい人間を育てるはずの学校が、大人数になれば大声を出して周囲に迷惑をかけても構わない、という状況を作り出している。