2022年8月13日土曜日

独身フリーターの特権とは?

 全く自由な人生を歩んで早2年。フリーター生活のメリットとは何かをまとめてみた。

・ワクチン接種の圧力がない

 自治体から接種案内は送られてきたが、接種はあくまでも自由選択。打ちたければ打てばいいし、イヤなら打たなければいい。だが職域接種の対象者には同調圧力もあるようだ。

 最近では地方メディアを中心に接種後の死亡例や重篤な後遺症も報告され、ブースター接種が進めば進むほど、死亡者数が多くなるという各国の事例も出ている。NHKや大手マスコミは完全無視で情報操作は明らかだろう。

・感染リスクに合わせて外出制限できる

 テレワークが進んだものの、出勤や外出のある仕事は多い。感染が広がっている中では、ウイルスにさらされる機会が増えるほど、感染リスクは高まる。

 独身フリーターなら家にいれば感染リスクはほぼゼロ。外出するかどうかも、感染状況を見ながら、自分で決められる。

・健康第一の生活を送れる

 上記ともつながるが、自分の健康にとって最高の選択をできる。誰にでも「寝足りない」「ちょっと体調が悪い」という日はあるが、仕事をしていると、その程度では休むわけには中々行かない。

 だが、こうしたきっかけでコロナ感染や悪化する例も多いようだ。コロナに限らず風邪や頭痛などの体調不良を放置したために、がんなどの大病につながり、早死にした知人もいる。とにかく無理は禁物。フリーターはこれを実行に移せる。

・コスパ最高でベストシーズンの旅行ができる

 桜の開花、涼しくなるタイミングといった自然条件は、人間にはコントロールできない。

 だが旅行に行く場合には、仕事があれば会社では有給休暇の許可を取ったり、顧客の都合も考慮して計画を立てる必要がある。そうこうしているうちに最高の見頃は過ぎてしまう。

 朝起きた時点でその日に何をやるかを決められるという、完全に自由な生活であれば、自然条件だけに合わせて行動できる。平日であればコスパもよい。

・子供を産まなくていい

 世の中では「少子化対策」と言われ、米国では中絶禁止の最高裁判決まで出るなど、女性に対して子供を産むプレッシャーがある。

 また子供のいる女性は特に、最大の関心事は自分の子供であり、ことさらに子供の自慢をする傾向がある。子供がいる人生ならではの喜びもあるようだ。

 しかしながら、冷静に女性の健康を考えた場合、出産によるデメリットは結構ある。例えば、中年以降の歯の健康を比べると、一人でも出産した女性のほうが、全く出産経験のない女性よりも、はるかに歯がボロボロのようだ。

 医学研究者の多くは男性であり、「女性は子供を産む機械」と発言した閣僚もいた。実際に口に出すかどうかは別として、心の中ではそう考える人も少なくない。

 このため出産による女性への健康被害を調べた研究はほとんどなく、あったとしてもメディアで大きく伝えられない。結果として、子育てのメリットが強調される一方、デメリットはあまり語られない。

「仕事と子育ての両立」がエライとする社会風潮があり、目指すべき理想像とも言われる。

 だが冷静に考えれば、それだけのんびりしたり、遊ぶ時間が減る。子供の教育費や生活費もかかり、自由になるお金も減る。

 自他ともに子供を持つプレッシャーを感じて不妊治療を続け、多額の出費や体への負担が生じたあげく、うまく行かずに人生に絶望する人も少なくない。

 独身フリーターであれば、健康第一を保ちつつ、自分で稼いだお金を完全に自由に自分のために使える。

2022年8月2日火曜日

書評 Barry Eisler著 "Killing Rain"

 著者のBarry Eisler氏は元CIA職員の小説家。本書は日米ハーフでフリーランスの殺し屋John Rainを主人公とするシリーズのうちの一つで、現在では同シリーズの別の話と合わせて"Redemption Games"として刊行されている。

 もう13年も前になるが、Eisler氏が在日米国商工会議所で開催した勉強会でサインしてもらった数冊の本のうちの一冊が本書である。あれから積読になっていたが、ようやく時間の余裕ができたので読んでみた。

 いや、なんというタイミング。。元首相が暗殺された経緯には、あまりにも不自然な点が多いが、こういう背景があったのだろうか。著者いわく「CIAの内幕は事実」とする下りを読んでいくと、この摩訶不思議な展開のつじつまが合う。

 本書によれば、モサドやCIAなどの諜報機関や自民党はRainのようなフリーランスの殺し屋を雇っている。多くの政府機関と同様、CIAは自己満足に陥りがちで、自らのネットワークも大したものではなく、より優れた人物や組織に仕事を委託している。Rainはこうした委託先の一人。

 ターゲットが政府内部にいる都合の悪い人物だったり、複雑な利害関係がからむ場合、CIAは自らの手を汚すことはできない、という事情もある。事の次第が明るみに出て、議会の公聴会で尋問される事態となれば、より多重の監視が加わって本来の仕事ができなくなる。

 本書では、爆弾製造の技術を危険な組織に伝授することを生業とするManheim Levi(仲間内では通称Manny)というイスラエル人が登場する。モサドはMannyの殺害をRainに依頼し、Rainは元海兵隊員の仕事仲間で、同じくフリーランスの殺し屋Doxに呼びかけて、ペアになってこの「仕事」を遂行する。

 こうした殺し屋は特別な訓練を受けており、射撃、武術、薬剤などの手段を駆使して素早く確実にターゲットを殺害する腕を持つだけでなく、最高のタイミングで相手に近づくために必要な監視カメラや盗聴器に関する専門知識や使い方も心得ている。任務の遂行後、ただちに偽造パスポートで国外逃亡するのも特徴的だ。

 このため小説の舞台は東京、名古屋、マニラ、バンコク、プーケット、香港と展開していく。香港のグランドハイアット、九龍半島と香港島を結ぶスターフェリーなど、私にも懐かしい場所が出てきて情景が目に浮かぶ。

 著者は相当な日本好きなようで、焼き鳥などのB級グルメの描写もリアル。南青山にある蔦珈琲店のコーヒーは「世界でいちばん美味しい」らしい。フォーシーズンズ丸ノ内のスイートルーム、サービスも事細かに描かれ、興味をそそられる。

 Rainはモサドの発注担当者Delilahと恋愛関係にあり、二人のベッドシーンはかなりの肉食系。あまり心地いい感じはしないものの、このように非日常的な体験をすることはないので、読む分には面白い。

 ちなみに殺し屋は「出来高制」で任務の遂行後に報酬は払われる。Manny殺害の「料金」は4,000万円で、Rainは半額をDoxに支払う。つまり自分の手元に残るのは2,000万円。税金はどうなるのか、おそらくないのだろう。

 しかしながら、本書で語られる壮絶なシーン、高度なテクニック、命がけの危険な作業、良心の呵責と心理的なトラウマを考慮すると、あまりにも割に合わない仕事だと思う。