2021年4月2日金曜日

感染リスクと人生の楽しみ

 コロナ新規感染者数が増加傾向のなか緊急事態宣言は解除され、東京オリンピックの聖火リレーも始まった。これまで首相や自民党幹部が会食を行い、官庁職員は夜中まで大人数で送別会を開催。政府分科会の専門家は「重大なリバウンドの山に向かっていることは間違いない」と国会で答弁した。

 政府が精神分裂するなか、自粛が始まって2回目の桜が満開となった。Go To補助金はないものの、旅行や会食は自由にできる。JTBによれば、昨年のように観光地や列車もガラガラというわけではなく、問い合わせ窓口の枠も埋まっているという。

 私は昨年2月以来、誰とも食事を共にしていない。外出も一人で行き、人と一緒に長時間を過ごすことはない。そろそろ自粛も限界に近づいているが、やはり感染リスクは取りたくない。

 この状態は避妊とも似ている。絶対に妊娠したくなければ、禁欲が100%確実である。避妊具はマスクと似ていて、種類や素材によっては高い予防効果があるが、それでも失敗するときは失敗する。

 これと同じように、感染予防を徹底したければ、家にこもって誰とも会わないのがベストだ。そうして安心・安全を取るか、あるいはリスクを取って人生を楽しむかは個人の判断である。

 禁欲を貫いて感染せずに人生を終えるか、あるいは自由に人生を謳歌した結果、感染して死亡するリスクを取るのか。かなり悩ましい問題である。