英語力を表現する際に、最高は「ネイティブレベル」とされることが多い。だが実際には、ネイティブの英語力も人によって差がある。
特に顕著に差が出るのがライティングだ。日本人でも新聞記者のように書くことを職業とする人もいれば、日本語がかなり怪しい人もいる。それと同じことが英語ネイティブにもあてはまる。
最も英語力が高いのはジャーナリストだと思う。元々書くことに興味や素質があり、大学や大学院でジャーナリズムの専門教育を受けた人も多い。外交官もレポートを書く仕事柄、かなりの高い文章力と正確な文法を身に着けている。
これとは逆に、ネイティブにもかかわらず初歩的な文法ミスが散見される人もいる。締め切りを守らない、矛盾した発言をする、記憶があいまい、といった別の問題も抱えていることも多い。無名の学校の出身者やGPA(評定平均値)が低い人にしばしば見られる現象で、難関大学の出身者にはあまり見られない。
最近では無料のオンライン教材が動画サイトなどで入手できるようになり、大学に行く必要はないとする議論もある。だが難関大学を優秀な成績で卒業するということは、勉強する習慣、目標達成に必要な計画性、テストで高得点を得るための学力があることを意味する。そうでない人とは明らかに職業人としての資質に差があり、その差には英語力も含まれる。