新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が広がっている。
2003-2004年に流行したSARSのウイルスと似た遺伝子を持つため、自然宿主(無症状のウイルス保菌者)であるコウモリが感染源ではないかと推定されているようだ。あるいはネズミではないかという論文も発表されている。
だがSARSは日本での感染例がないのに対して、 COVID-19はすでに100例を超えている。興味深いことに、厚生労働省の対応はSARSの時より厳しいのに、である。
2003年と比べて中国人渡航者の数が驚異的に増えていることが大きな要因であることは間違いない。日本政府観光局の調べによれば、2003年1月に日本を訪れた中国人の数は約4万人だったが、2020年1月は約92万人と23倍に増えている。興味深いことに、2019年1月と比べて2020年1月は22%も増加している。一部の地域を除いて中国からの渡航は現在でも許可されているため、「医療難民」として日本に押し寄せている、とも言われる。実際この2~3年、人間ドックを日本で受診する中国人旅行客が増えている。
米国、オーストラリア、ニュージーランドなどは中国からの渡航者の入国を禁止している。これが奏功したためか米国内の感染者は13人に抑えられ 、それ以上増えていない。その一方、同じように中国渡航歴がある者の入国を禁止しているシンガポールでは、感染者が日々増えており、2月21日現在で86人に及んでいる。シンガポールやマレーシア、タイといった常夏の国でも感染者が増えていることを考えると、「ウイルスは熱に弱いので4月には収束するだろう」といった専門家?の意見はよく理解できない。
震源地の中国ではトップレベルのワーキンググループ(WG)に医療や公衆衛生の専門家が入っておらず、感染を抑える能力が疑問視されている。マカオ問題などテーマ別に20ほどあるWGの大半は習近平主席が班長だが、COVID-19のWGは李克強総理が班長となっている。このため、中国のメディアですら習近平の責任回避ではないかと伝えていた。この期に及んで、中国から数多くのスタッフを連れて習近平は国賓として訪日する場合なのか。
東京オリンピックでは不特定多数の観客が集まり、濃厚接触をしながら声援を送ることになる。韓国では突如として200人を超える感染者が増えた理由として、大勢の信者が一堂に集まり「アーメン」と声を出して祈ることがあげられている。これと同じことがスポーツイベントで起きると考えてよいだろう。東京都主催のイベントを次々とキャンセルする中、主催者は本気で東京オリンピックをやるつもりなのだろうか。
こうした事態から、もし神様が存在するとしたら、どんなメッセージを送っているのだろうか。
・野生生物はそっとしておこう。
・満員電車に乗るのはやめよう。
・風邪かなと思ったら、とにかく自宅静養しよう。
・自宅で働ける環境を整えよう。
・地産地消を推進し、CO2排出の原因となる遠距離移動を控えよう。