毎度TOEICネタで恐縮です。TOEICでするっと満点を取れる方の傾向は、一般的にこんな感じでしょうか。
・帰国子女、インターナショナルスクール出身など、子供の頃からバイリンガル環境にいる。
・複数の英語圏の国々で暮らした経験があり、イギリス英語のいろんなバリエーションやオーストラリア英語にも慣れている。
・通訳・翻訳など英語を使う仕事を日常的にやっている。
・英語ネイティブの配偶者がいて、日常生活を英語で送っている。
最近の傾向として、ずっと日本にいて留学経験がなく、仕事で英語を使う環境でなくても、すさまじい努力でTOEIC満点を取る人も出てきています。オンライン英会話、英語圏大学の無料オンライン講座、YouTubeでタダで手に入る受験勉強のノウハウ、英語圏ニュース番組などで、英語学習の環境はこの数年で劇的に進化しました。これらを最大限に活用すれば自宅にいながらにして、海外留学とほぼ同じ状況を手に入れることができます。コロナ下で留学もままならず、留学中だとしても、いずれにせよオンライン授業で外出もできないとなれば、全く同じと言っても過言ではありません。
そして私のように小中高大と日本の教育を受け、仕事の関係等で大人になってから海外留学や駐在を数年した経験がある、という方も相当数います。2016年より前の旧形式TOEICでは、こういう方でも模試4~5回でもやっておけば、おそらくTOEIC満点もふつうに取れたと思います。実際、私は2013年にほとんど準備もせず、Barronsの模試を2つやっただけで980を取りました。今思えば、あの時にもっとまじめに受験勉強していれば、さっさと満点を取ってTOEICは終わりにできたのに。。と後悔の日々です。
しかし、今更そんなことをグダグダ言っても仕方ありません。こうなったら、TOEIC最後の詰めのプロセスを詳細に報告して商売にしようかとも考えはじめました。というのも、私のようなタイプの人が満点を取るノウハウはどうやら世の中に存在していないのです。
今の形式でも「国内育ち+大人の海外経験」タイプなら、少し準備すれば900~950は楽勝で取れるでしょう。なので、巷によくある「目指せ900点」といった教材は簡単過ぎると思います。
そうかと言って、完全国内で満点を取った人が紹介する方法、例えば「平日夜に模試を2つ、土日は各5つやりました」とか「ひたすらディクテーション」「音読」といった体育会系のやり方は、きついだけで面白味に欠けて現実的に続かず、正直あまり意味がないと思います。
このため私がやっている、あるいはやろうとしていることは、道なき道を行くわけですが、このプロセスをリアルタイムでご紹介することは、「国内教育+大人の海外経験」の方にお役に立てるかもしれません。そんなわけで、もしご関心があれば、私のTOEIC試行錯誤にお付き合いいただければ幸いです。